オリエントスター RK-AU0005Lの日差計測。穏やかな進み傾向で運用しやすいぞ!

ビジネス用途の機械式腕時計はこれ一択でいいくらい、完成度の高いRK-AU0005L。実際に着用しながら日差を計測してみました。
計測方法
いつもと同じやり方ですが、タイムグラファーアプリでの計測ではなく、実際に着用と保管を繰り返して、基準とする時計との差を目視で計測しています。
基準時計にはTime.isを使います。
計測はできるだけ8:00と20:00に行います。日中(8:00-20:00)は装着し、夜間(20:00-翌8:00)は外して保管します。
計測データ
9/9 9:00 +0(+0) 20:00 +3(+3) (文字盤上で保管)
9/10 9:30 +10(+7) 20:00 +13(+3)(横置き・リューズ上で保管)
9/11 10:30 +14(+1) 21:00 +17(+3)(平)
9/12 9:00 +24(+7) 20:00 +28(+4)(横)
9/13 8:00 +32(+4) 20:00 +37(+5)(平)
9/14 9:00 +44(+7) 22:00 +47(+3)(平)
9/15 8:30 +49(+2) 21:00 +53(+4)(横)
9/16 8:00 +55(+2) 20:00 +60(+5)(横)以降保管
9/17 8:30 +63(+3) 20:30 +66(+3)
9/18 9:00 +65(-1) 21:00 +49(-16) 23:50 停止
実施したのは9月中旬。9/9~9/16は装着と保管を繰り返し、その後ゼンマイが解けきるまで放置しました。
9/9の9:00にtime.isでジャストに調整し、ここを基準とします。変化を累積して記録し、さらに前の計測値との差をカッコ内に記載しました。
今回は保管状態をリューズを上にした横置きと、文字盤を上にした平置きと変えてみて、変化があるかもみてみました。
考察
今回の一連の計測では、諸事情から定時計測がなかなかできませんでしたので、データの信頼性はいつも以上に低いかもしれませんが、次のような傾向が見て取れます。
①全体に進み傾向。着用時の進み具合は半日で+3~5秒程度。文字盤上よりリューズ上の横置きのほうが進み具合が小さい。
②9/9 9:00から9/16 20:00(7日半)の平均日差は+8秒。日差+25秒〜-15秒のカタログスペック内。
③9/16 20:00をゼンマイ全巻き状態とすると、その後約54時間動作した。カタログ上の持続時間は50時間なのでカタログスペックを満たしている。

着用時より保管時の方が全体的に進み傾向ですけど、日差+8秒なので1週間でおよそ1分進む勘定になります。しかもリューズを上にした横置きで保管すると、進み具合が穏やかなようです。
進み傾向の腕時計は、秒針を適度に止めるだけで時刻合わせができるので、運用がとても簡単です。

プチゴージャス感がありつつも使いやすい、防水も耐磁性能もあり、しかも高級腕時計に比べたらタダ同然の価格安価なRK-AU0005L!実用的な機械式腕時計の到達点のひとつかもしれない、なんて考えたりもしています。
↓日差計測ネタもこんなにたまりましたw
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません