
今や小生が運用する腕時計の中では最古参となったカシオ・オシアナス(OCW-M800TBJ-1AJF)。2008年に新品で手に入れたものです。機械式腕時計にハマって以来登場の機会は少なくなってますけど、軽くて時間も正確な時計を着けたい気分のときは投入しています。
このオシアナス、購入時に自分でブレス長を調整してから10年以上長さを見直していなかったのですが、1年半ほど前にコマ一つ取ってよりフィットする長さに調整しました。
長年使っている腕時計。腕の太さは変わるものだから、あらためてブレス長を見直してみた。ついでにチタンブレスを研磨してみた! | HERMITCRAB
その時は長さの感じは良かったんですけど、最近ちょっと窮屈な長さに感じ始めました。小生の腕が太くなったかどうかは分かりませんが、少しずつ汗ばむ季節になり、時計の裏やブレスが皮膚に張り付きやすくなってきたのです。
というわけで、せっかく取り外したコマを一つ戻してみることにします。

前回調整時は6時方向のコマを外したと記録していましたが、12時方向にコマを入れることにしました。

このオシアナスのブレスはCリング方式です。中央のパーツの穴にC型の丸いパーツがはまっているのがわかるでしょうか?
ちなみにこのコマ周辺だけやたらと傷がついています。バックルの三つ折れ部分が接触するので、こんなに傷だらけになるのです。

追加するコマとCリングをセットしたら、こちらからピンを入れ、ハンマーで叩いて挿入します。

ツライチよりわずかに奥まで入ったら完成。
この状態で試着してみると、やはりブレスが長すぎてユルユルしてしまい、着け心地がよくありません。

微調整穴を一つ内側に入れました。約4mmほどブレスが短くなったことになります。

試着してみると・・・うーん、もう少し短くしたいけど、微調整穴はもうないし、コマを外すと10mmくらい短くなるのできつすぎるし、この長さで妥協することにします。もう一つ微調整穴があったら、よりジャストフィットさせられたところですが、仕方ありません。

オリエント・カマスのバックルには微調整穴が4つもあります。その分バックルも大きいですが、調整可能範囲が広いのです。

あらためて、オシアナスOCW-M800TBJ-1AJFのフェイスを撮影してみました。ストップウォッチとタキメーターが付いています。チタンカラーのブレスとブラックの文字盤、ベゼルのコントラストが好いですね。オシアナスのカラーであるブルーの差し色もかっこいいです。

チタンのバックルにはオシアナスのマークとロゴが彫り込まれています。
ブレスは小キズだらけで、ベゼルも汚れっぽい傷が多くなってきましたけど、まだまだ使っていきたいオシアナスです。実は針が少しズレていて、12時ちょうどのときに針がピッタリ並ばないんですよね。長年の酷使でわずかにズレてしまったようです。
ソーラー電波時計なので二次電池がそのうち駄目になるでしょう。そこまできたら、オーバーホールを頼んでもいいかな、なんて思っています。