腕時計の時刻合わせが捗る!Time.isとは。

2021-12-13PC, きまぐれ雑記, スマホ・Android, 腕時計ORIENT, SEIKO

時刻合わせは、機械式腕時計を運用していくための儀式のひとつです。当然のごとく、正確に時を刻んでいる時計に時刻を合わせるわけですが、皆さんはどんな時計で合わせますか?

スマホ?電波時計?

小生は最近、Time.isというサイトを参照して時刻合わせをしたり、ズレを計測したりしています。

なぜ Time.is は正確なのか
・Time.is はあなたのコンピュータの時計に基づいて時刻を表示するのではなく、あなたのいる(あるいは選んだ)場所の時刻を表示します。
・Time.is があるサーバは原子時計の時刻と同期しています
・Time.is はあなたのコンピュータの時計が夏時間を設定していなくても夏時間に調整します。
・Time.is は常に夏時間への変更や時間帯の変更に関する最新の情報を入手しています。表示されている時刻は単に1秒のとある箇所でアップデートされるのではなく、各秒の始めにアップデートされます。多くのウェブ時計やいくつかのOSの時計でさえも、1秒の中の恣意的な瞬間にアップデートを行います。そしてコンピュータがビジーであるときに変動して、その変動が1秒を超えることがあります。
・もしあなたがコンピュータの時計を調整したら、Time.is は再同期をします。
・Time.is はモダンで高速な専用サーバにホストされており、要求されたページを最小限の時間でお届けします
・Time.is のためのコードは軽量化されており、ロードや描画のために余計な時間がかかりません。
Ajax を通じた同期は最大限の正確さを確実にします。

https://time.is/about

原子時計から取得した時刻を、軽いコードで端末に送ることで端末内の処理を軽くし、正確な時刻を端末画面に表示するとのこと。

スマホや電波時計で合わせるのと何が違うのかというと、スマホも電波時計もGPSや標準電波送信所からの電波を受信して時刻合わせをするのですけど、内部処理の関係でわずかに誤差が出るんですよね。

https://support.casio.jp/storage/pdf/002/qw3159.pdf

例えばG-SHOCK伝統のスクエアモデルGW-M5610PC-1の取説には、時計内部の演算処理等により、時刻表示に1秒未満のずれが生じます。と記載されています。またパソコンの時計もタイムサーバーと定期的に同期して正確な時刻を示しているはずですが、それこそ動作の遅いパソコンや重い処理をしているときなどは、時刻表示にも影響があることでしょう。

冒頭の写真でも、4つの端末の内部時計はTime.isと比べるとそれぞれズレています。まあ右下の34.7秒のズレは置いておくとして、それ以外は±1秒以内のズレなので実用上は全く問題ありません。

ただし先日のこの記事のようにズレを日々継続的に計測していく場合は、比較対象となる時計が一定の水準を保っている必要があります。たとえ1秒以内とはいえ、日々揺れ動いては困るわけです。

そこで役に立つのがTime.isです。冒頭の写真のとおり、それぞれの端末の内部時計はバラバラでも、Time.isサイトで示す時刻は同じです。正確には、やはり内部処理の関係で4つの端末の表示が正確無比にシンクロしているわけではありませんけど、端末を問わず同水準の時刻を表示してくれるのはありがたく、基準となる時計として充分に使えます。

Time.isに合わせて、オリエント カマスSEIKO SARB033の時刻を合わせました。

とはいえ実際のところ、1秒未満の精度を基準時計に求めたところで、ジャストなタイミングでリューズを押し込み秒針をスタートさせることなんて、小生の反射神経では不可能なんですけど。