パイロットの万年筆kakuno(カクノ)のインクを使い切ったので、洗浄しました。
【SHURE SE215 Special Edition】ファーストインプレッションとリケーブル
小生が初めて手にするSHURE製イヤホン、SE215スペシャルエディション(SE215SPE)を使ってみて、気づいたことなどを書いていきます。
蒼墨を入れたカクノを水だけで洗浄する。顔料インクは万年筆にどれくらい残留するのか?
セーラー万年筆の顔料インク【蒼墨】をパイロット万年筆のカクノFニブに入れて使っています。
初めての顔料インク!セーラー万年筆『蒼墨』をカクノに入れてみた。 | HERMITCRAB
カクノはカジュアルに使え、ステンレスペンならではのキビキビとした筆記感が好きなんですけど、とにかくドライアップしやすいんですよね。スリップシール機構を備えたプラチナ万年筆のプレピーと比較すると、インクをロストしていく速度は明らかに早いです。
蒼墨はそれなりに高価なインクですし、インク補充が頻繁すぎて面倒になってきたので、蒼墨担当の細字万年筆はプレジールに任せることにしました。
ペリカン古典ブルーブラック入りプレジールを洗浄し、今度は顔料インク【蒼墨】を入れた。 | HERMITCRAB
プラチナ万年筆のプレジールは、安価ながら高見えする金属軸と、同社の特許技術スリップシールを備えた、鬼コスパ万年筆です。
担当替えにあたり、長らく蒼墨を入れていたカクノを洗浄することにします。
初めての顔料インク!セーラー万年筆『蒼墨』をカクノに入れてみた。
染料とか顔料とか、インクジェットプリンタのインクでよく出てくる単語ですよね。CMYKの染料インク+顔料ブラックという組み合わせが、普及クラスのインクジェットプリンタの定番だったりします。
染料インクは水に溶ける染料を原料としていて、顔料インクは水に溶けない顔料を成分に含んでいます。紙への定着性が良く水濡れに強いことが顔料インクの強みですけど、万年筆で使うにはこの強みがデメリットとなってしまいます。万年筆は毛細管現象でインクを流す仕組みですので、水分に溶けない顔料が細かい万年筆内部に固着してしまうと、なかなか大変な事になってしまうのです。
そんな顔料インクを万年筆でもより安全に使うために、インクメーカーは技術の粋を集めて顔料インクを作っています。パイロットはその名も『強色(TSUWAIRO)』という顔料インク(インキ)を2022年3月4日に発売しました。
万年筆用顔料インキ『強色(TSUWAIRO)』発売 | プレスリリース | PILOT
セーラー万年筆の顔料インクの歴史はもう少し古く、2004年に発売した極黒(きわぐろ)まで遡れるようです。
「蒼墨」が加わり弊社の顔料インクは計11色になりました。「染料と比べて顔料は随分少ないな」と思う方もいるかもしれませんが、顔料は染料のようにインクを混ぜて色を作る方法がとれないため、1色開発するのにかなりの時間と労力を要します。ここで弊社の顔料インク発売の歴史を振り返ってみましょう pic.twitter.com/ujWdutisUE
— セーラー万年筆【公式】⚓ (@sailor_1911) April 23, 2018
気になっていた顔料インクを小生も使ってみることにしました。セーラー万年筆が2018年より販売している蒼墨(そうぼく)です。
万年筆を優雅に持ち運ぶ本革ケース。PILOT Pensembleレビュー
複数本の万年筆を持ち運ぶ際は、普通のペンケースに入れてると、万年筆同士がぶつかるカチカチ音が気になります。小生は安価な万年筆しか所有していませんけど、1万円以上する高価な万年筆とかだと、傷付きも心配になりますよね。
筆記具メーカーのパイロット(PILOT)は、万年筆のほか、ペンサンブル(Pensemble)というナイスな名前の万年筆ケースも作っています。ペンサンブルは、万年筆を1本ずつのコンパートメントに入れられ、他の万年筆と接触しない構造になっています。使うほどに味わいの増す本革のロールタイプで、所有欲を満たしてくれます。
Pensemble (ペンサンブル) | 製品情報 | PILOT
収納できる本数によっていくつかタイプがありますが、小生は5本差せるタイプを購入し、半年ほど使っています。
手持ちの万年筆インクの耐水性を調べてみた。
常用している万年筆インクの耐水性が気になったので、自分で実験をしてみました。
いろんなインクで書いてみたくなる!ガラスペンを使ってみたよ!
普通の万年筆をつけペン的に使うテストは成功していますが、ガラスペンも使ってみました。
万年筆をつけペンのように使える?LAMYアルスターをインクにつけてみた結果・・・!
結論から言うと、溝でインクを保持し、なめらかな書き味と美しい見た目で楽しませてくれる、ガラスペンはそんな楽しい筆記具でした!
休日には万年筆の手入れをし、仕事に備える。
数えてみると、微妙に色味の違うインクを入れた8本もの万年筆を運用していました。
それぞれ平均的に使っているので、インクの無くなるペースもある程度一定、ということで、週末には一斉にインクの補充と点検、必要に応じて洗浄を行っています。
いちいち手間のかかる事に取り組んでいるのは、最近ハマっている機械式腕時計に通じるものがあるかもしれませんね。生産性ゼロ。だけど、なんか感性を刺激してくれるアイテムたちなのです。
↑今気になっているのは、今となっては数少なくなってきたいわゆる古典インクであるペリカンのブルーブラックインク。古典インクはプラチナ万年筆のブルーブラックカートリッジをプレピーに入れて使っているだけで、まだ本格的に手を出していないので、ボトルからコンバーターに吸わせてたっぷり使ってみたい!!
ペリカンブルーブラックが古典ブルーブラックのままか定期調査 Lot. 20F (2021年3月) これでやっと趣味文vol.55の呪いが解けました。 – 趣味と物欲
PILOT色彩雫3色比較。スタンダードラインにはない複雑な色味に感動しました。
随分前に、PILOTのiroshizuku(色彩雫、いろしずく と読みます)15mlビン3本セットを購入していました。カラーは、tsukushi(土筆)、ina-ho(稲穂)、yama-budo(山葡萄)。24色のラインナップを誇るPILOT色彩雫の中から、特に地味な落ち着いた3色です。
この写真の左奥の3本がそれです。右奥はama-iro(天色)50mlボトル。
色彩雫(いろしずく)見本帖 | 特集記事一覧 | PILOT LIBRARY | PILOT
irosizukuシリーズは、50mlボトルが定価1,500円(税抜)、選べる15mlミニボトル3本セットが定価2,100円(税抜)と、各社の最廉価シリーズのインクを愛用している小生としてはちょっと高価なインク(PILOT風に言うとインキ)たち。勢いで買ったは良いものの、なかなか使うことができずにいました。
まあ急いで使うこともないのですけど、先日実験した万年筆をつけペン的に使う方法で、とりあえず色味だけでも見てみようと、ようやく重い腰を上げたという次第です。
万年筆をつけペンのように使える?LAMYアルスターをインクにつけてみた結果・・・!
万年筆をつけペンのように使えるか、試してみました。
つけペンって?
つけペンってなんだかよく分からない言葉ですが、英語でdip penといい、読んで字のごとく、ペン先をインク(瓶)に浸すなどしてインクを供給する筆記具のことです。万年筆は胴軸内部に蓄えたインクを毛細管現象でペン先に持っていくものですが、ペン先に直接インクを付けるつけペンは、万年筆よりもはるか昔からある筆記具です。
普通に考えたら、万年筆やボールペンなどの最新の筆記具の足元に及ばず、今日では積極的に使う意味が見出だせないつけペンですが、実はつけペンが役に立つ分野があるんです。それは・・・
いろいろなインクを、少量だけ、とっかえひっかえ使いたいとき!!
インク沼に片足を突っ込むと、種々のインクを集めたくなり、せっかく集めたなら使ってみたくなります。ですが、一介の小市民たる小生、昭和の文豪よろしく大量の文字を手書きするなんてことはあり得ず、万年筆にインクを入れても持て余す始末。これでは高価なインクを気軽に使おうという気になれません。
ガラスペンは便利!
そんなときに便利なのが、つけペンなのです。一般的に使うのはガラスペンですが、ペン先をちょっとインク瓶に入れるだけでかなりの文字を書ける量のインクを保持してくれ、インクが不要になったら水洗いして水分を拭き取れば、すぐに次のインクを使う準備ができる、というスグレモノなのです。
こういう筆記具、見たことがありますよね?
ガラス製品工房などでも、オリジナルのガラスペンを取り扱っていたりします(小樽の北一硝子は自社製ではなくドイツからの輸入製品のようですが)。
ここまで語っておきながら、今回はガラスペンについて書いているのではありません(笑)
万年筆のペン先をそのままインクにつけて、つけペンのように使えるか、試してみよう!というのが今回のテーマです!
ググってもあまり事例を見かけないこのテーマ、はたしてどうなるでしょうか。続きは以下から!