マニュアル専用の激安ストロボをフラッシュトリガーで遠隔制御するぞ!GODOX TT600 & Xpro! – HERMITCRAB
GodoxのマニュアルストロボTT600を買い増ししました。
右が今回購入した新品、左は以前から所有していたもの。古い方はなんかいろいろベタベタ貼ってますが、一応意味はあります(笑)
マニュアル専用の激安ストロボをフラッシュトリガーで遠隔制御するぞ!GODOX TT600 & Xpro! – HERMITCRAB
GodoxのマニュアルストロボTT600を買い増ししました。
右が今回購入した新品、左は以前から所有していたもの。古い方はなんかいろいろベタベタ貼ってますが、一応意味はあります(笑)
マニュアル専用の激安ストロボをフラッシュトリガーで遠隔制御するぞ!GODOX TT600 & Xpro! – HERMITCRAB
SONY α7IIIにCANONのストロボは使えるか!?マニュアル調光ならバッチリ使えるぞ! – HERMITCRAB
EOS 5D3や6D用に購入したGODOX Xpro-c(キヤノン用)はいちおうα7IIIにも取り付けられ、同じくGODOXのTT600という激安スロトボをマニュアル調光し問題なくオフストロボ撮影ができているのですが・・・やはり痛いのが、α7IIIではHSS(ハイスピードシンクロ)撮影できないこと。
HSS撮影ができると表現の幅が格段に広がるので、5D3や6Dだけではなくα7IIIでもHSSしたい!!ということで、α7III用(というかSONY用)のフラッシュトリガー、GODOX Xpro-sを購入しました。
すでに所有しているXpro-cと基本的にパッケージ等は同じなので、開封の儀は省略しいきなりα7IIIに取り付けました。
電池ボックス内に技適表示があります。
シンクロ接点はこのように華奢です。
運搬時はシンクロ接点にカバー(付属)をしないと不安ですが・・・いちいちカバーをしないと運用できないのはいかがなものでしょうか??他社のようにもうちょっと堅牢な仕様にしてもらえると助かるのですが。
閑話休題。HSS撮影ができるとどのような表現が可能になるかというと、まず挙げられるのはいわゆる「日中シンクロ」というものです。
晴天の屋外で被写体と背景を一緒にフレームに収めようとすると、どうしても背景が明るく、被写体が暗くなってしまいます。野外でスマホ撮影しようとすると、どうしても顔が暗くなったり、背景が白飛びしたりしてしまいますよね。
で、被写体と背景の明るさ(露出)を合わせるということをするわけですが、被写体と背景を同時に考えると頭がこんがらがりますので、まずは背景について考えます。
減光フィルターなどを使わずカメラの設定だけで背景を適正露出にするためには、ある一定以下のシャッター速度、絞り値、ISO感度にすることになります。
露出トライアングルの考え方ですが、①絞り開放で撮影したい場合は、上がりすぎた露出を抑えるためにシャッタースピードをかなり上げたり(例えば1/4000秒など)、②逆にシャッタースピードをあまり上げたくない場合(例えば1/125秒で撮影したい場合)は、露出が高くなるので絞って(例えばF8.0など)撮影することになります。
一方で背景に露出を合わせた場合は、被写体はどうしても暗くなってしまいます。そこでストロボの登場です。ストロボを発光させることで、背景に比べて暗くなってしまう被写体に光を当て、背景と露出を合わせようというわけです。
②の場合、つまりシャッタースピードが1/200秒以下の場合は、問題なくストロボを発光させることができます。
こういう感じね。逆光環境なので自転車はどうしても暗くなってしまう状況ですが、コンデジのストロボを当てるだけで、被写体をこれくらいに明るくすることができます。
しかし①の場合は、ストロボが正常に発光しません。理屈は省きますが、一般的な一眼レフで撮影する場合、フォーカルプレーンシャッターの構造上、ストロボの同調速度は最大でも1/200秒程度に制限されるからです。
この制限を解除し、同調速度以上のシャッタースピードでの撮影を可能にするのがHSSなのです。これまた原理は省きますが、①のように絞り開放で被写体を撮影したい場合(例えばポートレート撮影のように、背景をめっちゃぼかして被写体を浮かび上がらせたい場合など)、シャッタースピードが1/8000秒になってもストロボ撮影ができるようになります。つまり、ストロボ発光をさせることで起きてしまう絞り値やシャッタースピードの制限を無くすことができるわけです。
さてここからが本題です。日中シンクロに比べて語られることが少ないですが、この応用で、日中でも背景を暗くし、被写体を明るく浮かび上がらせる撮影ができます。何という撮影方法なのか名前は知りませんが、小生は日中シンクロより、むしろこちらに興味がありました。
カメラメーカー各社はレンズマウント形式もそれぞれ独自で基本的に互換性はありませんが、ホットシューの形状も独自で互換性はありません。つまり、CANON用に揃えたストロボ、ラジオスレーブ等が、他社であるSONYのα7IIIでは使えないのです。
α7IIIのホットシューは見たこともない形状!奥に細かい銅線?がびっしりと並んでいます。
ホットシューの形状を見てみましょう。中央の大きな端子はCANON、SONY共通っぽいですが、その他の端子は独自仕様です。でも中央の端子はNIKONなど他機種・他社のホットシューでもありそう・・・シュー自体の形状は同じですしね。ダメ元で取り付けてみましょう。
α7IIIにGODOX XPro-c(キヤノン用)を取り付けてみました。6Dや5D3に取り付けるときのようにスパッとは取り付けられませんが、とりあえずつきました。
背面から見たところ。
さて取り付けられたのは良いのですが、動作しないとどうしようもありません。恐る恐るシャッターを切ってみると・・・
XPro-cと無線で繋がっているTT600が発光しました!TT600の制御はXPro-cでマニュアルで調整しているから、TTLなどカメラからの情報をストロボにフィードバックする調光をせず、マニュアル調光のみで運用するなら、この組み合わせでも問題なさそう。
マニュアル調光とは、ストロボの光量、照射角などを自分で設定することです。念のため。
結論:CANONのストロボをSONYのカメラで使える!ただしマニュアル調光で。ただシューが壊れても小生は責任を持ちません(笑)
あとひとつ、XPro-cとTT600の組み合わせではハイスピードシンクロが使えるのですが、ハイスピードシンクロはカメラとのシンクロが必要なので、α7IIIの場合は残念ながらSONY用のXPro-sでないとハイスピードシンクロが使えませんでした。ハイスピードシンクロが必要になったら、XPro-sの導入するか、α7IIIではなくCANONのカメラで撮影するか、運用方法を考えたいと思います。
セッティング中にパチリ。ストロボ2本、片方にはGODOXのソフトボックスを取り付け直当てし、もう片方は天井バウンスとしました。天井バウンスの方はソフトボックスの発光に合わせてスレーブ発光させます。
カメラは5D3、レンズはタムロンSP90mmf2.8(F004)通称タムキューとし、予備として6DとCANONの85mmf1.8も持っていきました。5D3はノートパソコンX260とUSBケーブルで接続し、撮影のつどX260のモニタで結果の確認をできるようにしました。1時間半ほどでなんとか撮影を終えることができました。
ライトスタンドはマンフロットのケースで運んでいます。ケースがあると保管や運搬が格段に楽になります。
ストロボをカメラの上に直付けしないオフストロボ。これまではK&F ConceptのストロボKF590EXをYONGNUOのラジオスレーブRF603CIIで発光させていました。
KF590EXはTTLオートに対応していますが、オフストロボでは基本的にマニュアル発光(調光)しか使用しません。またRF603CIIは、端的にいえば遠隔操作でストラオボやレリーズを操作するだけの機器ですので、ストロボをマニュアルでする分には何の問題もありません。
ただ、ストロボの発光量を調整するにはストロボを設置しているところに行って直接操作しなければならず、どうしても調整に時間がかかってしまいます。なんとか手元でストロボを操作したい・・・!ということで、新たにGODOXのストロボとフラッシュトリガーを導入しました。
中華写真機材メーカーの雄GODOXの最廉価ストロボTT600と、フラッシュトリガーXproです。
2つで約1.5諭吉さんです。