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32bit float録音が手軽にできるレコーダー、ZOOM H1essencial (H1e)を購入しました。2024年3月上旬に発売になったばかりの、ほやほやの新製品です。

開封の儀は気が向いたら記事にすることにして、ひとまず確実な運用のためのテストをいくつか行いました。

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ヘッドホン出力音声をレコーダーで録音するワークフローを記録しておきます。レコーダーにはZOOM F3を使用。ゲイン調整不要な32bit float録音で簡単確実な作業を目指します。

ケーブル

ヘッドホン出力は、一般的にはステレオミニプラグ、音響専用機器だと標準プラグ(TRS)になります。

ZOOM F3への音声入力は2chのXLRです。この両者を接続するケーブルを用意します。

たとえばこんなケーブル。1本持っておくと何かと便利です。

小生は手持ちにステレオミニ-RCAケーブルとRCA-XLRケーブル2本、そしてRCA接続コネクタがあったので、これらを組み合わせて使用しました。

F3の設定

ヘッドホン音声を入力するので、入力ソースはラインに。もちろんファンタム電源offです。

ファイルフォーマットはステレオにします。まあこれは入力ソースによりますが。

録音する

F3にはゲイン調整はありませんので、F3側の設定で気をつけることは基本的に以上の2点だけです。

再生機器(今回だとノートパソコン)側のヘッドホン出力レベルを調整して、F3のへの入力音声をヘッドホンでモニター。F3への入力が小さすぎるとノイズが目立つかもしれませんので、程よい程度に出力レベルを上げておきます。良い感じにF3画面の波形が振れることを確認できたら録音開始。

録音が終わったら、録音データをPCに読み込んで、よろしく調整すれば作業終了。

まとめ

PC音声の場合は、PC内ですべて完結させるループバック録音というテクニックもあります。ですが、良い塩梅のレベルに調整するのに手間取ったり、PCによっては再生アプリによってエフェクトが勝手にかかってしまったりと、思いどおりのサウンドに追い込むことが難しい場合も。そういったときは、ヘッドホン出力をさくっと取り込んでしまう方がトータルで見て良いことも多々あります。

まあこれは32bit float録音が可能な機材ならではの時短技とも言えますね。

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ZOOM F3は録音データをmicroSDカードに保存する仕様です。これまではノーブランドかつ購入時期も不明なmicroSDカードを入れていましたけど、そろそろきちんとしようと思い立ち、SanDiskのmicroSDカードを調達しました。

SanDisk microSDXC UHS-Iカードです。容量は128GBをチョイスしました。F3運用だとこんなに容量は要らないのですが、最近は小容量のSDカードは割高感がありますし、将来別の機器に使用する可能性も考慮しました。

SDカードやmicroSDカードは信頼できる販売元から購入しましょう。安いからといって無名のセラーから購入するとニセモノを掴まされる可能性があります。Amazonだと販売元=Amazonの物を選べばとりあえず安心。何かあったときの対応がしっかりしていますからね。

SanDiskのSDカードを買ったので、今まで使ってたのと比較してみます。 | HERMITCRAB

ニセモノと思われるSDカードの話。小生はこれ以降、SDカードやmicroSDカードはSPD楽天市場店というところで購入するようにしています。

microSDカードはこの向きで挿入します。

新しいmicroSDカードは無事に認識されました。録音可能容量は92時間超。ちなみに録音設定は32bit48kHzステレオにしてます。92時間も音データを溜め込むと大変なことになるので、128GBのmicroSDカードを使い切らないようデータ管理せねば、ですね。

ZOOM F3は小型の筐体なので採用する記録媒体がmicroSDになったのでしょうけど、microSDカード1枚にしか保存できない仕様だと一抹の不安がないではありません。こういう記録媒体って突然死することがありますから。

例えば小生のメインカメラSONY α7IIIはデュアルSDカード仕様で、2枚のSDカードに同じデータを書き込んでいく設定で運用しています。どちらかのSDカードが突然死してももう一つが生きてさえいればデータの救出は可能になるという、失敗が許されないプロ機では必須の機構で、いわゆるミラーリングというやつです。

F3にはそういった冗長化機能はありません。となると、万が一のデータロストの可能性を最小限にするには、収録データをこまめにバックアップするのはもちろんのこと、信頼性の高いmicroSDカードを使い、定期的な更新(壊れていなくても新品カードに買い替え)を行うのが最善策、ということになります。これからもSanDisk製品を使い続けると思います。

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手のひらサイズにファンタム電源供給可能な2ch XLRをそなえ、32bit float録音可能なZOOM F3

単三電池二本で稼働するコンパクトサイズが魅力ですが、それとトレードオフで、電池の持ちはそこまで良くありません。

F3オペレーションマニュアルより

取説にはこのような記載があります。ヘッドホンを接続せず、ファンタム電源を供給しない場合は、約8.5時間の連続使用が可能ですが、ファンタム電源を供給しヘッドホンも接続している時は約3時間と、大幅に使用時間が減少することがわかります。

F3に負荷を掛ければ使用時間が短くなることは実感できますけど、小生の使い方でどれだけ持続時間があるのか知りたかったので、簡単に検証をしてみました。

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フィールドレコーディング用マイクBehringer C-2の風防(ウィンドスクリーン/ウィンドジャマー)を100均アイテムで自作しました。

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こんなケースを作りました。ZOOM F3Behringer C-3を組み合わせたフィールドレコーディング機材を一括して持ち運べる便利なトラベルケースです。

ZOOM F3フィールドレコーディング仕様を整える。 | HERMITCRAB

C-3にはもともとしっかりとしたケースが付属していますので、それを使っても良いのですけど、各機材がそれぞれのケースに入ってバラバラとあると煩雑だし、なにかと忙しい現場ではトラブルの元。忘れ物の原因になったりもします。

必要な機材をワンセットで整理すると、持ち運びも楽だししミスを減らすことも期待できます。ある程度の大きさになったとしても、ミスを減らせるということは大きなメリットでしょう。

持ち運び用マイクケースを作る。 | HERMITCRAB

ケースには、以前MKE600用のケースを作ったときと同じものを調達しました。

入れたいものをスポンジ上に置いて、なんとなく配置をイメージします。

ミニ三脚やクイックリリースプレートなど、長尺なものは置き場所が限られますので、そういった物を優先して配置しました。

こんな感じでスポンジをくり抜き、機材を収納しました。

マイクの右側のスペースをくり抜いてモニター用イヤホンを入れ、ショートXLRケーブルは上に置き蓋のスポンジと挟んで固定することに。ウィンドスクリーン(風防)はどうしても入らないので別にします。

ちなみに入れたのはこれらの機材です。

スポンジはこのようにくり抜きました。

くり抜く際に誤って切ってしまった部分を、接着剤で補修し固定します。

このケースとウィンドスクリーンを持っていけば、いつでもどこでも楽しいフィールドレコーディングが可能です!

ケースがあると運用のクオリティを上げることが可能になります。

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ZOOM F3フィールドレコーダーは、ゲイン調整不要な32bit float録音ができるレコーダーです。音楽のレコーディングはもちろん、その特性は環境音の集音にも力を発揮します。

すでに運用を始めているフィールドレコーディング環境をご紹介します。

Vol.18 ZOOM F3で広がるフィールドレコーディング[映像クリエイターが知るべき録音術] – PRONEWS : デジタル映像制作Webマガジン

紹介するといっても、こちらの渡辺健一氏の情報を参考にしまくっているので、エラソーなことは言えません。とにかく、小生の事例を記録しておきます。

氏の著作も購入して事あるたびに読んでいます。

フィールドレコーディングに持ち出すために必要なものは、F3のほかには以下のとおり。

  • マイク
  • XLRケーブル
  • 風防
  • マイクホルダー一式

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ファンタム電源対応XLR入力可能なレコーダーは長らくTASCAM DR100mkIIを使っていましたが、ZOOM F3という最新のフィールドレコーダーを導入しました。

ZOOM F3は、32bit float録音可能でXLR2系統の入力ができるフィールドレコーダーです。2022年1月に発売開始となりましたが、発売当初は人気でなかなか購入できなかったとか。今でもヨドバシカメラサウンドハウスAmazonでもタイミングによっては入荷待ちになってます。

確実に購入するなら公式ですが、ケチケチ小生は少しでも安価に買いたいと思い、複数のECサイトに発注をかけ、どれかが入荷し発送になったらほかをキャンセルしようと思っていたのです。その結果、2つ同時に発送になってしまい、2つ同日に届いてしまいました

まあメイン機として使っていくならバックアップがあっても良いし、2機を同時に使って4ch録音も良いかもと思い、返品せず確保することにしました。

というわけで、2つのF3が小生の手元に来ました。

いちおう記録として開封の儀をしておきます。