ヘッドホン出力音声をレコーダーで録音するワークフローを記録しておきます。レコーダーにはZOOM F3を使用。ゲイン調整不要な32bit float録音で簡単確実な作業を目指します。
ケーブル
ヘッドホン出力は、一般的にはステレオミニプラグ、音響専用機器だと標準プラグ(TRS)になります。
ZOOM F3への音声入力は2chのXLRです。この両者を接続するケーブルを用意します。
たとえばこんなケーブル。1本持っておくと何かと便利です。
小生は手持ちにステレオミニ-RCAケーブルとRCA-XLRケーブル2本、そしてRCA接続コネクタがあったので、これらを組み合わせて使用しました。
F3の設定
ヘッドホン音声を入力するので、入力ソースはラインに。もちろんファンタム電源offです。
ファイルフォーマットはステレオにします。まあこれは入力ソースによりますが。
録音する
F3にはゲイン調整はありませんので、F3側の設定で気をつけることは基本的に以上の2点だけです。
再生機器(今回だとノートパソコン)側のヘッドホン出力レベルを調整して、F3のへの入力音声をヘッドホンでモニター。F3への入力が小さすぎるとノイズが目立つかもしれませんので、程よい程度に出力レベルを上げておきます。良い感じにF3画面の波形が振れることを確認できたら録音開始。
録音が終わったら、録音データをPCに読み込んで、よろしく調整すれば作業終了。
まとめ
PC音声の場合は、PC内ですべて完結させるループバック録音というテクニックもあります。ですが、良い塩梅のレベルに調整するのに手間取ったり、PCによっては再生アプリによってエフェクトが勝手にかかってしまったりと、思いどおりのサウンドに追い込むことが難しい場合も。そういったときは、ヘッドホン出力をさくっと取り込んでしまう方がトータルで見て良いことも多々あります。
まあこれは32bit float録音が可能な機材ならではの時短技とも言えますね。