オリエントスターWZ0051DAを着用しながら日差計測してみた。

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機械式腕時計に正確性を求めるのは野暮なものですが、進みや遅れの傾向がわかればもっと上手に付き合えるはず。

マイファーストオリエントスターWZ0051DAが手元に来てから約4か月。1週間掛けて装着と保管を繰り返し、傾向を見てみました。

傾向を測るといっても、タイムグラファーなどは使いません(笑)

タイムグラファーは持っていないし、Androidアプリはあるのでそれで計測するという手もあるんですけど、時間の遅れ進みが気になるのは自宅保管中ではなく外で普段使いしているときですからね。だから、普段使いしながら傾向を見ることで実用的な数値が出るのではないか、と思うわけです。

というわけでいつもどおり、基準とするTime.isと目視で比較します。

できるだけ、8:00に計測&装着し、20:00に計測し外します。つまり、日中着用し夜間は外すという生活サイクルを取りながら計測していきます。データは次のとおり。単位は秒です。

3/10 8:00 +0(+0) 21:00 +0(+0)
3/11 8:00 +8(+8) 20:00 +7(-1)
3/12 8:00 +13(+6) 21:00 +13(+0)
3/13 8:00 +27(+14) 20:00 +27(+0)
3/14 8:00 +34(+6) 20:00 +34(+0)
3/15 8:00 +46(+12) 21:30 +46(+0)(以降平置き)
3/16 8:00 +55(+9) 23:00 +55(+0)
3/17 8:00 +53(-2) 17:10停止

計測時間・基準時計との差・前回計測時との差を列記しました。目視での計測なので1秒以下の誤差はあります。8:00の計測はバッチリなのですが、夜の計測は諸般の事情でバラつきがち・・・

このデータからわかることは次のとおり。

①着用時のズレはほぼゼロ(外したときの数値が装着開始時の数値とほぼ同じなので)。平置き時は進む。

②3/10朝~3/17朝(丸7日間)の平均日差は+7.5秒。カタログ上の日差+25秒〜-15秒を充分に満たしている。

③ゼンマイ全巻きで約44時間稼働した。カタログ状の数値は40時間以上。

計測したのは冬季間なので、夏に比べたら進み傾向にあるはずですが、それでも平均日差は+7秒程度と充分実用範囲です。ハック機能(秒針停止機能)もあるので、進みが気になったらリューズを引いて秒針を止めればOK。

日付(デイト)表示が無い代わりに、オープンハートが派手でラグジュアリーな雰囲気もあるWZ0051DA。考えてみると、オープンハートとディスク方式のデイト表示の併用は不可能ですね。

明るいところから急に暗いところに入っても、蓄光塗料がこんな感じで光り、視認性はまあまあ。

日差計測をしつつ、WZ0051DAの写真を撮ってみました。シルバー基調の文字盤、ステンレスのブレスは、光の加減で表情が変わるので撮影しがいがあります。

時間をかけて計測し、満足のいく結果が出たことで、WZ0051DAとより良く付き合っていけそうです。

アマゾンのリンクを張っておきますが、WZ0051DAはもうディスコンになっているので中古品を探したほうがよいかも。

パワーリザーブ50時間、インデックスの一部がローマ数字に変わったRK-AT0004Sが現行の後継モデルです。並行輸入品で実質的に同じRE-AT0003Sは、少し安価に流通しているようですよ。

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Posted by Hermitcrab