オリエント カマスの精度を、運用しながら2週間計測してみた。

オリエントのダイバーズ風ウオッチ、カマス(KAMASU)を購入してもうすぐ2ヶ月(記事執筆時)ということで、少し時間をかけて精度を計測してみました。
今までソーラー電波時計一択だった小生が、精度に劣る機械式腕時計の運用をなぜか続けられています。当初は、1日に何秒遅れただとか、1時間で何秒ズレたとか、最初に購入したSEIKO SARB033を眺めては一喜一憂していたものです。ですが今では、つどのズレは気にならなくなってきました。カマスの精度の良さもさることながら、そこまで時刻にシビアな人間じゃないことに今更ながら気づいたというか。
計測方法
タイムグラファーでの計測ではなく、日常生活の中で装着し基準とする時計とのズレ(指示差)を積み上げ計測していくこととします。期間は11/8(月)の朝から2週間後の11/22(月)朝まで。月~金は概ね9:00~19:00着用、それ以外は自作の腕時計スタンドに固定して保管。土、日は使用せずスタンドに固定のままとしました。
スタンド固定時の姿勢差は考慮していません。あえて言うなら、スタンドの工作精度の都合で、6時側を約30度下方に傾けた姿勢になっています。
第1週はスマホの時計を基準時計としましたが、第2週はhttps://time.is/を基準時計としました。計測は1日2回、できるだけ8:00と20:00のデータを取るよう努力しました。
基準時計とカマスの運針とを目視で見比べるので、1秒以下の差は誤差(計測不可なので適当に繰り上げもしくは繰り下げる)とします。
計測データ
11/8(月) 8:00 +3(+0) 20:00 +5(+2)
11/9(火) 8:00 +5(+0) 22:00 +9(+4)
11/10(水) 8:00 +8(-1) 20:00 +9(+1)
11/11(木) 8:00 +8(-1) 20:00 +10(+2)
11/12(金) 8:00 +9(-1) 20:00 +10(+1) 11/15までスタンド固定〜
11/13(土) 8:00 +10(+0) 20:00 +8(-2)
11/14(日) 8:00 +4(-4) 19:20停止
11/15(月) 8:00装着 9:00 +0(+0) 20:00 +1(+1)
11/16(火) 8:00 +1(+0) 20:00 +3(+2)
11/17(水) 8:00 +2(+0) 20:00計測忘れ
11/18(木) 8:00 +2(+0) 23:00 +5(+3)
11/19(金) 8:00 +3(+0) 20:00 +6(+3) 11/22までスタンド固定~
11/20(土) 8:00 +4(-2) 20:00 +2(-2) 手巻きで全巻き
11/21(日) 8:00 +0(-2) 21:00 -2(-2)
11/22(月) 8:00 -6(-4) 計測終了
11/8 8:00と11/15 9:00を基準として、そこから何秒ずれたかをリストアップし、一つ前の計測値との差をカッコ内に記入しました。11/8がなぜ+3からスタートしているかは失念しました(笑)夜の計測時刻が遅い日は、諸事情によりその時間まで装着していたようです。
11/20 20:00に手巻きでゼンマイを巻き上げていますが、ゼンマイが解けるにつれてトルクが下がり精度が悪くなってくることを防ぎ、さらに停止を防ぐためです。自動巻きで巻く(=カマスを振って巻く)と装着状態に近くなると考え、本体をなるべく動かさず、リューズで手巻きしています。
考察
前述のとおり、基準となる時計と目視で比較した結果なので、最大1秒程度の誤差があることをご了承ください。
1日を2つに割って計測していますが、カマスの装着/非装着と概ね一致しています。この計測データから推測されることは次のとおり。
①装着時は進み、非装着時は遅れる。平均すると9時間装着、15時間非装着くらいだったが、装着時は大きく進み、非装着時は少しずつ遅れる。
②ゼンマイ全巻きで約47時間(ほぼ2日)稼働する。ちなみに公式スペックは40時間以上。
③小生の運用スタイルだと週差-4秒程度。土曜も装着すれば、週差はほぼゼロになるかも。
装着時に進み、非装着時に遅れるというのは、いかにも機械式時計という感じですね。週差-4秒ということは平均すると日差1秒以下ですし、月差に換算すると-20秒以下となります。一般的なクオーツ時計の精度が月差±20秒ですから、運用方法によっては小生のカマスはクオーツ時計に迫る精度といえます。
工夫次第ではありますけど、装着/非装着の良い塩梅な配分を見つけられれば、リューズを触ることなく高精度な計時状態を維持してくれそう。うーむ、機械式時計は奥が深い!!






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