CITIZEN NB1050-59Lを着用しながら日差計測。Cal.9011の実力やいかに。

腕時計CITIZEN, ORIENT

ブルーの文字盤、バー状のインデックスとハンド(針)で、シンプルかつキラリと光る個性を主張するCITIZENの機械式腕時計NB1050-59L

スーツスタイルとの相性は抜群で、ビジネスシーンで重宝しています。

機械式時計の精度がクオーツ時計より劣るのは当たり前で、NB1050-59Lのカタログ上の精度は−10秒~+20秒/日です。つまり、1日に10秒程度の遅れや20秒程度の進みは、搭載しているCal.9011というムーブメントの設計誤差範囲内、ということです。

とはいえ、実際に着用をしているときにどれくらい進んだり遅れたりするかは気になるものですよね(小生だけ??)。

というわけで、実際に着用し日常生活を送りながら誤差を計測してみました。

計測方法

タイムグラファーアプリ等は使いません。いつもどおり、time.isとの差を目視で計測し、記録していきます。

計測はできるだけ8:00と20:00に行います。日中(8:00-20:00)は装着し、夜間(20:00-翌8:00)は外して文字盤を上にした平置きで保管します。

計測データ

5/9 9:00 +0 21:00 +3(+3)
5/10 8:00 +7(+4) 20:00 +11(+5)
5/11 8:30 +16(+5) 20:00 +19(+3)
5/12 9:00 +27(+8) 20:00 +31(+4)
5/13 8:30 +39(+8) 20:0 +44(+5)
5/14 8:00 +51(+7) 21:00 +56(+5)以後平置き(着用無し)
5/15 8:00 +58(+2) 20:00 +63(+5)
5/16 8:30 +72(+9) 19:05停止

実施したのは5月中旬。北の地もようやく日中は暖かくなってきた頃です。

5/9~5/14までは日中毎日装着し、その後は止まるまで放置しました。

5/9の9:00にtime.isでジャストに調整し、ここを基準とします。変化を累積して記録し、さらに前の計測値との差をカッコ内に記載しました。

考察

8:00と20:00に計測すると嘯きながら、初日から諸般の事情で計測時間が遅くなってしまいました。

それはともかく、このデータから分かることは次のとおり。

①全体に進み傾向。着用時より平置き時の方が若干進みが大きい。

②5/9 9:00から5/16 8:30(ほぼ7日間)の平均日差は+10秒。カタログスペック内。

③5/14 21:00以降放置した。この時点でゼンマイは全巻き状態と思われ、その後約46時間時間動作した。カタログ上の持続時間は42時間なのでカタログスペックを満たしている。

機械式時計は、気温が高くなると遅れ、気温が低くなると進むというのが定説です。なので、冬にジャストな日差調整してしまうと、夏になると遅れ傾向になってしまったりします。

オリエントカマス(Orient KAMASU RN-AA0808E)も、秋に計測したときより冬に計測したときの方が進み傾向が大きくなりました。

今回NB1050-59Lを計測したのは、暑くも寒くもない5月です。現在は日差+10秒ですけど、これから夏になるにつれ日差は小さくなっていくことでしょう

また日差+10秒ということがわかったので、1週間で1分進むということもわかりました。時刻合わせのタイミングも自分なりに考えることができます。今回も、より良い運用の参考になるデータが取れました!

鋭く立ち上がったCITIZENロゴ、すごく好きなんですよね!テンションが静かに湧き上がる、という感じで、ヤル気を高めてくれるNB1050-59Lなのです。

腕時計CITIZEN, ORIENT

Posted by Hermitcrab