万年筆LAMY, Pelikan, PILOT, TWSBI, プラチナ

数えてみると、微妙に色味の違うインクを入れた8本もの万年筆を運用していました。

それぞれ平均的に使っているので、インクの無くなるペースもある程度一定、ということで、週末には一斉にインクの補充と点検、必要に応じて洗浄を行っています。

いちいち手間のかかる事に取り組んでいるのは、最近ハマっている機械式腕時計に通じるものがあるかもしれませんね。生産性ゼロ。だけど、なんか感性を刺激してくれるアイテムたちなのです。

↑今気になっているのは、今となっては数少なくなってきたいわゆる古典インクであるペリカンのブルーブラックインク。古典インクはプラチナ万年筆のブルーブラックカートリッジをプレピーに入れて使っているだけで、まだ本格的に手を出していないので、ボトルからコンバーターに吸わせてたっぷり使ってみたい!!

ペリカンブルーブラックが古典ブルーブラックのままか定期調査 Lot. 20F (2021年3月) これでやっと趣味文vol.55の呪いが解けました。 – 趣味と物欲

万年筆LAMY, Pelikan, PILOT

随分前に、PILOTのiroshizuku(色彩雫、いろしずく と読みます)15mlビン3本セットを購入していました。カラーは、tsukushi(土筆)ina-ho(稲穂)yama-budo(山葡萄)。24色のラインナップを誇るPILOT色彩雫の中から、特に地味な落ち着いた3色です。

この写真の左奥の3本がそれです。右奥はama-iro(天色)50mlボトル。

色彩雫(いろしずく)見本帖 | 特集記事一覧 | PILOT LIBRARY | PILOT

irosizukuシリーズは、50mlボトルが定価1,500円(税抜)、選べる15mlミニボトル3本セットが定価2,100円(税抜)と、各社の最廉価シリーズのインクを愛用している小生としてはちょっと高価なインク(PILOT風に言うとインキ)たち。勢いで買ったは良いものの、なかなか使うことができずにいました。

まあ急いで使うこともないのですけど、先日実験した万年筆をつけペン的に使う方法で、とりあえず色味だけでも見てみようと、ようやく重い腰を上げたという次第です。

万年筆LAMY, PILOT

万年筆をつけペンのように使えるか、試してみました。

つけペンって?

つけペンってなんだかよく分からない言葉ですが、英語でdip penといい、読んで字のごとく、ペン先をインク(瓶)に浸すなどしてインクを供給する筆記具のことです。万年筆は胴軸内部に蓄えたインクを毛細管現象でペン先に持っていくものですが、ペン先に直接インクを付けるつけペンは、万年筆よりもはるか昔からある筆記具です。

普通に考えたら、万年筆やボールペンなどの最新の筆記具の足元に及ばず、今日では積極的に使う意味が見出だせないつけペンですが、実はつけペンが役に立つ分野があるんです。それは・・・

を、少量だけ、とっかえひっかえ使いたいとき!!

インク沼に片足を突っ込むと、種々のインクを集めたくなり、せっかく集めたなら使ってみたくなります。ですが、一介の小市民たる小生、昭和の文豪よろしく大量の文字を手書きするなんてことはあり得ず、万年筆にインクを入れても持て余す始末。これでは高価なインクを気軽に使おうという気になれません

ガラスペンは便利!

そんなときに便利なのが、つけペンなのです。一般的に使うのはガラスペンですが、ペン先をちょっとインク瓶に入れるだけでかなりの文字を書ける量のインクを保持してくれ、インクが不要になったら水洗いして水分を拭き取れば、すぐに次のインクを使う準備ができる、というスグレモノなのです。

こういう筆記具、見たことがありますよね?

【ガラスペン】 | 北一硝子 まごころお届け便

ガラス製品工房などでも、オリジナルのガラスペンを取り扱っていたりします(小樽の北一硝子は自社製ではなくドイツからの輸入製品のようですが)。

ここまで語っておきながら、今回はガラスペンについて書いているのではありません(笑)

万年筆のペン先をそのままインクにつけて、つけペンのように使えるか、試してみよう!というのが今回のテーマです!

ググってもあまり事例を見かけないこのテーマ、はたしてどうなるでしょうか。続きは以下から!

万年筆LAMY

ドライアップした万年筆の洗浄が最近のマイブーム(笑)です。気温が高くなり、春先よりも万年筆のインクがグングン減る印象で、万年筆がいつの間にか書けなくなっています。このLAMYアルスターも、数週間放置していたらインクが乾燥して無くなっていました。

万年筆LAMY, PILOT

地獄の釜が開いたような暑さが続いていますね。熱中症予防には、日差しを避けることとこまめな水分補給が欠かせませんが、それは万年筆も一緒。

クルマ移動で道内を数日移動していたのですけど、車内に置いておいた万年筆をみるとこんな状態に。若干残っていたコンバーター内のインクがほぼ無くなってしまいました。直射日光に晒していたわけではないのですけど、車内の高温で急激に乾燥してしまったようです。ドライアップとも呼ばれる事例です。

このままでは可哀想なので、帰宅後すぐに洗浄に取り掛かりました。

万年筆LAMY, Pelikan

LAMYサファリは、スチームパンク感あふれるスケルトンモデルがやっぱり好き!

ということで、すでに所有していたFニブに加え、EF(Extra Fine=極細)ニブモデルも購入しました。

コンバーターはおとなしく赤(LZ28)を装着。

で、インクですが、各社がこぞって販売しインク沼の名を欲しいままにしているバリエーション豊富なカラーインクは手を出すときりがないので、各社のスタンダードラインのインクから、特にコスパの良さそうなものをチョイスしています。今回サファリにあわせて購入したのは、ドイツの老舗万年筆メーカーPelikan(ペリカン)が販売しているボトルインクです。

舶来物のインクにもかかわらず、この4001シリーズのボトルインクは62.5mlで国内の定価は税込1,100円です。70mlで定価税込1,100円、史上最強のコスパで知られるパイロットインキに迫る価格ですし、渋い青みが気に入り、キャップレスデシモに入れて運用しているセーラーのブルーブラックボトルインク50mlで定価税込1,100円より単価としては安いです。

つまり、安かろう良かろうが大好きな小生が、パイロット、セーラーのそれらに続き、手を出すべくして手に入れたインクなのです!

万年筆LAMY, PILOT

LAMY(ラミー)サファリスケルトン(本名:ビスタ)のカッコよさに撃ち抜かれてしまい、程度の良い中古品があれば欲しいな、と思って物色していたところ、ブルーの2本セットを見つけたので、考えるまもなくポチりました

届いたものを見ると・・・ブルーの2本は質感が異なっていました。キャップ・ペン軸・胴軸が全てプラスチックなものと、キャップと胴軸が軽量な金属製で、ペン軸がブラックスケルトンなもの。

プラボディの方はサファリ(safari)のブルー、ペン先F、金属ボディの方はアルスター(AL-star)のオーシャンブルー、ペン先Fでした。図らずも、サファリの上位モデル、アルスターを手に入れました!

サファリとアルスター、見た目はほとんど変わらないけど、比較しないとわからない違いが細部にありました。

万年筆LAMY, PILOT

パイロットやプラチナの万年筆を体験した小生、次に手を出すのは・・・そう!舶来物!

ドイツ・ハイデルベルクに生産拠点を置くLAMY(ラミー)の普及価格帯万年筆、サファリです。かっちりとしたデザイン、様々なカラーバリエーション、そして独特な形状のペンクリップを持ち、日本での価格は税込4,400円と比較的リーズナブル。実用品でありながら毎年限定カラーモデルがリリースされることもあり、コレクターも多いそうです。

スケルトン好きの小生が購入したのはもちろんスケルトン!一緒に、純正コンバーターを2種購入しました。

特徴的なデザインに惹かれて購入しましたけど、日常使いにも便利な万年筆だということが分かりました。