【ZOOM H1essencial】かなり良い感じの風防をゲット!

2024-05-27ガジェット, 音楽ZOOM

ZOOM H1essencial(H1e)用の風防を手に入れました。社外品ですけどかなりイケてる風防/ウインドスクリーン/ウインドジャマーだったので情報共有します。

純正風防WSU-1

H1essential | ZOOM

小生はなんとなく風防と呼んでいますけど、もしかしたらウインドスクリーンという呼び方の方が一般的かも。風防というと、腕時計好きの人にとっては文字盤を守るガラスのことになってしまいますしね。

ともかく、屋外での撮影時に風切音を減らすためのアイテムが風防です。風がマイクに当たってボツボツ音が入ってしまうと録音は台無しになってしまうため、風防は非常に大事なアイテムなのです。

これまでも社外品の風防を買ったり、100円ショップのアイテムで手作りの風防をこしらえたりしてきました。

H1eも自作風防で運用してきましたけど、持ち運ぶ回数が増えるにつれてフェルトがほどけてきてみすぼらしい状態に・・ある程度雑に扱わざるを得ない現場もありますので、やはり製品としての風防が欲しくなりました。

ZOOM純正の風防はWSU-1という製品です。H1nのほか、ハンディーレコーダーとしては大きめのH6にまで対応します。H1nとほぼ同じ大きさの32bit float対応品がH1eですので、H1eにもマッチすることになっています。

社外品の風防

ただ純正だけあってお値段も純正価格!もう少し安価に手に入れたいと思い、Aliexpressを彷徨って見つけたのがこちら!

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Amazonで買うならこれ↓かな?

Amazonではほかにもいくつかの業者が出品していますが、いずれも中国からの発送のようで、到着まで3週間くらいかかるようです。まあ中華通販で時間がかかるのは当然だとこれまでも散々言ってきてますし、気長に待ちましょう。待てない方、時間をお金で買う賢明な方はサクッと純正を買ってしまいましょうね。

小生は4/9にAliexpressで注文しました。もうほとんど忘れてた頃、5/6くらいになってようやく届きました。まあ納期1ヶ月は中華通販としては平均的だと考えてます。なにせ、中国からの送料込みで411円ですからね。この中に製造原価から関わってくれている人の人件費まで入っているのですから。

現物の確認

さて、まずはサイズのチェックをしてみます。毛先まで含めると約13cmくらいの長さです。

開口部は内径およそ6cm。サイズをゴムで調整できる仕組みは純正品と同じですね。

風防内部は別布が当てられています。深さ(差し込み量)は5cm弱といったところ。

H1eに装着

H1eにかぶせてみました。しっかり入れると液晶画面の上部が若干隠れる感じ。

ヘッドホン/ラインアウト端子もやや隠れますが、わずかに浅めにかぶせてゴムでサイズ調整すれば問題ありませんでした。

横からみたところ。一部の毛は結構なロン毛なので、毛先が重力でやや下に垂れます。もちろん運用上は問題ありません。

風防を装着したH1eを手で持ったところ。使用感としても問題なさそうです。

動作検証

狙ったとおりの音が録れるか、実際に持ち出して検証してみます。

最初に屋外で、鳥の声、川の音など自然音を収録しました。風防の効果は絶大で、多少の風切音はすべて消してくれました。

ただ音質については、風防の有無での違いを確認できませんでした。そもそも騒音がちな屋外ですので、音質を語るのもナンセンスかもしれません。それよりも風切音を効果的に低減できる風防は、まさに神アイテムだとあらためて実感しました。

室内に戻り、静かな環境で再生中の音楽を録音して、風防の有無で音質が変わるか検証してみました。

テスト音源に使ったのはこちら。ドラマー川口千里のデビューアルバムより、1曲目を飾るFLUX CAPACITOR。タイトで切れ味の良いドラムサウンドが心地よいナンバーです。

この曲をALESIS Elevate3 MKIIで流し、H1eで風防を付けたり外したりして録音し、音質に変化が現れるか検証します。

Audacityに取り込んで波形をチェック。波形に何か違いが出るかと思ったんですけど、風防有り無しでの変化は目視では見つけられませんでした。

ただ実際に録れた音をヘッドホンで聴いてみると、風防を付けた方はわずかに高音域が弱まっている気がしました。マイクの前にもう一つフィルターを掛けているようなものですので、音質の変化はゼロで済むというわけにはいきませんね。高品質な純正風防であれば結果は異なるかもしれませんけど、無風の静かな室内など明らかに風防が不要なシチュエーションでは、風防を取った方が音質面でメリットはありそうです。

ただ繰り返しますが、録音に入ってしまった風切音を後で取り去ることは、現在の技術では多分不可能です。音質より撮れ高を最優先する現場であれば、やはり風防は必携ですね。

ところで風防って携帯しにくいですよね。とりあえず購入時に入っていたチャック袋に入れてますけど、H1eと一緒に収納できるナイスなアイテムを100円ショップで見つけたので、別の機会に紹介します。

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Posted by Hermitcrab