NEUTRIK XLRコネクタでSENNHEISER KA600っぽいケーブルを作る。

左がゼンハイザー(SENNHEISER)MKE600に最近は付属している専用ケーブルKA600、右の2つが自作したKA600っぽいケーブル。
自作の方はXLRメスコネクタをノイトリック(NEUTRIK)にし、ケーブルはサウンドハウスのPBであるクラシックプロの3.5mmステレオケーブルを流用しました。ブラックの方は、カールコードを採用し、純正に似せています。
ケーブル作りたい熱が再燃したので材料を仕入れました。
— hermitcrab (@HermitcrabWeb) January 16, 2023
XLRコネクタはもちろん #ノイトリック !#NEUTRIK pic.twitter.com/dKEUQiQ6YE
ノイトリックの堅牢なコネクタ、サウンドハウスの太めのケーブルで、壊れにくく使いやすいケーブルを作りたかった、という動機で作ってみました。だって、純正KA600はなんか華奢ですぐに断線しそうなんだもの・・・
かなり限定された用途のケーブルを作成。
— hermitcrab (@HermitcrabWeb) January 17, 2023
そういえば今回準備した #ノイトリック のXLRコネクタ、ブッシングにロゴマークが入った新ロットでした。#NEUTRIK pic.twitter.com/qUwAGKc5Zk
製作材料

材料はすべてサウンドハウスで購入しました。3.5mmステレオケーブル=ミニTRSケーブルは、ストレートとカールコードを選び、仕上がりを比較することに。見た目が良いのはカールコードですけど、ストレートのほうが相当安価なんですよね。
XLRコネクタは愛するノイトリック製!!

現物を見ながら完成形をイメージしてみます。ケーブルは真ん中でぶった切って、1本から2本分のケーブルを取ることにします。
製作の様子

まずはストレートケーブルの方で制作してみます。1mのケーブルなので、半分に切ると50cmのケーブルができることになります。こちらにはシルバーのXLRコネクタをチョイスしました。

こんな感じで被覆を取り除きました。

忘れないうちに、ケーブルにブッシングを通しておきます。

被覆の色からだいたい想像はつきますが、念のためテスターを使ってケーブルをチェックします。
結果は予想どおりで、このように編組=Sleeve、赤=Tip、白=Ringに対応していました。有色HOTの原則どおりです。
普通のバランスケーブルを作るのであれば、1番(GND)=Sleeve、2番(HOT)=Tip、3番(COLD)=Ringに接続するのですが、KA600っぽいケーブルを作るときは、そうは問屋が卸しません。
以前チェックしたとおり、KA600はMKE600のモノラル出力をデジカメのマイク入力に入れるため、特殊な配線になっています。その肝は次のとおり。
- TRSのTipとRingを、XLR2番(HOT)に結線
- TRSのSleeveを、XLR1番(GND)と3番(COLD)に結線
一言でいえば、モノラル信号がカメラのステレオ2chに行くように結線する、ということです。LRが同じ信号なのでステレオ感はありませんが、L/Rのどちらかにしか音声が入ってない動画になってしまうと後処理が面倒ですからね。

作業を進めます。TipとRingを一緒にして予備ハンダをしておきます。

XLRの1番と3番をあらかじめ結線しておきます。

小生は信号線の切れ端をこのように使いましたが、もっと良い方法があるかもしれません。

手早くハンダ付けしました。

組み上げる前に、behringer CT100を使ってチェック。問題なし!

XLRコネクタを組み上げ、再度チェック。問題なし!

こんな感じで、KA600風のケーブルが完成しました。

やっぱノイトリックのコネクタはイイですね!

ケーブル径は実測で4mmでした。ノイトリックの一般的なブッシングは3.5mmから8mm径のケーブルに対応しています。

カールコードの方でも製作してみます。こちらにはブラックのXLRコネクタをチョイス。より純正に近い見た目にすることが狙いです。

カールコードの途中で切ったので、クセを伸ばしておきます。

先ほどと同じ手順で、サクサク作業を進めます。

XLRの1番と3番の結線には、先ほどの反省を踏まえてちょっと工夫してみました。この方が、ケーブルが引っ張られたときなどに断線しにくい・・・かも。

ノイトリックのXLRコネクタは、チャックがインサートからずれたりしない設計なので、内部が無駄に動かず、断線しにくいと思われます。

というわけで、KA600風のケーブルが2本作成できました。ちなみに今回仕入れたXLRのブッシングは新ロットでロゴ入りのものでした。
見た目と動作のチェック

結線は成功していますが、実機に取り付けるとノイズが載ったりということもあるので、α7IIIに取り付けて、見た目と動作のチェックをしておきます。
これは純正のKA600。まあ普通にかっこいい。

これはNEUTRIKシルバーXLRコネクタ&50cmストレートケーブル仕様のもの。ちょっとケーブルが長くて、なにかに引っ掛けそうで恐い・・・かなぁ。性能はバッチリなんですけどね。

このようにケーブルルートを工夫してみると、収まりが良くなりました。これで好いですね。

これが本命、NEUTRIKブラックXLRコネクタ&カールコード仕様。

カールコードのおかげで、ケーブルの見た目が長すぎず短すぎず、何かあれば伸縮も可能という、とても良い感じになりました。

ノイトリックのXLRも、着脱しやすく頑丈で、信頼性もあり素晴らしいです。

α7IIIを動画撮影モードにして、ケーブルにノイズが載らないか確認しておきました。
左が純正のKA600、右が自作ケーブル。見た目はかなりそっくりで、音質面での性能の違いもたぶんありませんが、わかる人には自作に使ったパーツの良さがわかってくれるはず!
L型変換プラグを使えば、KA600に更に近づけそう!!
ともあれ、失敗できない現場ではケーブルなんかもいちいちバックアップが必要になります。純正でも自作でもいいので、予備のケーブルを持っておくに越したことはありません。汎用性のないケーブルなので他用途には流用できないですけどね。
↑こちらはここまで紹介してきたKA600。
↑KA600iという製品もあります。ミニTRRS仕様で、iPhoneやAndroidスマホなどの4極コネクタを採用する機器に接続するのに使用します。
続編です。少し仕様を変えてケーブルを再作成していました。













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