PgUp/PgDnが思ったように動かない・・・原因はブラウザ設定にあった!

デスクトップPCのキーボードに愛用しているThinkPadトラックポイントキーボード。
ThinkPadのアイデンティティとも言えるトラックポイント、通称赤ポッチを備えていることが最大の魅力ですが、テンキーのないコンパクトなキーボードでは廃されがちなキーを省略せず物理的に備えていることも、使いやすいポイントです。
例えば上の写真にもあるPgUp/PgDnキー。使えば使うほど便利なキーなのですが・・・
PgUp/PgDnキーは、Page Up/Page Downの名のとおりウインドウを縦にスクロールできるキーです。ブラウザ画面などで画面を下にスクロールしたいとき、普通はマウスのホイールを使います。でも情報量の多いページだと、下の方を見るためにマウスホイールをくるくる回し続けると、人差し指が疲れてきませんか?
そんなときにこのPgUp/PgDnキーを使うと、1画面ずつ上下に送ってくれるので、人差し指が攣ることもありません。もっというと、マウスホイールでのスクロールだと、視線が無意識にスクロールに合わせて動くので目が疲れやすくなる気がしますが、1画面ずつページを送ればその疲れも軽減される気がします。目の疲れは全身の疲れに繋がりますから、PgUp/PgDnキーはまさにユーザーの命を救うキーとも言えるわけです。
このように小生が愛してやまないPgUp/PgDnキーですけど、いつの頃からか小生の意図しない動作をするようになっていました。例えばこんな動作です。
①マウスでページ途中までスクロールし、ページをさらに下に送ろうとPgDnを押すと、ページの先頭に戻ってしまう!
②スクロールでページの最下部まで表示したあと、少し上に戻ろうとPgUpを押すと、少し上ではなくページの先頭に戻ってしまう!
そしてこれらがいつも起こるかというとそうでもなく、ページの一番上ではなく少し下とか、ジャンプする先がいろいろ変わるんですよね。意図しない部分にジャンプするのでとてもストレスフルで、いつの間にかPgUp/PgDnキーと疎遠になっていました。
ひょんなことから、PgUp/PgDnキーのジャンプ先に文字入力中のようなカーソルが点滅していることに気づきました。つまりこういうことです。
カーソル位置にまずジャンプし、その後上下にスクロールするという動作をしている!
閲覧するウェブページ上で、文字入力中でもないのに点滅するカーソル・・・これってGoogle Chromeのカーソルブラウジングモードですね。

ChromeだとF7キーで発動するカーソルブラウジングモード。ウェブページをカーソルを使って閲覧したり、マウスを使わなくても文章のコピーができるなど、便利なモードだそうです。ですがマウスでブラウジングするのであれば不要な機能なんですよね。
ただ、F7キーで発動というのがミソですね。文章入力中はF7キーを押すことで全角カナに変換できるので小生は結構多用するキーなのですけど、文章入力中以外でいつの間にかF7キーを押してしまい、カーソルブラウジングの意味もわからずオンを選択したのかも。
ここまでわかったらもう簡単。カーソルブラウジングモードの解除もF7キーです。もう一度F7キーを押してモードを解除すると、PgUp/PgDnキーは小生の意図どおりの動作に戻りました。
ちなみにMicrosoft Edgeではキャレットブラウズモードと呼び、同じくF7キーで発動します(Chromeと同じくオンにするか聞かれますが)。
というわけで、晴れて再びPgUp/PgDnキーの恩恵に預かれることになり、トラックポイントキーボードがより手放せなくなりました。
トラックポイントキーボードはUSBケーブルによる有線接続とBluetooth接続があり、さらにBluetooth接続の方は2013年から発売されているワイヤレストラックポイントキーボード(無印)と、2020年に発売開始されたアップデートモデル、ワイヤレストラックポイントキーボードIIがあります。それぞれ英語配列、日本語配列があります。
有線接続の方は、英語と日本語の違いだけなので迷うことはありません。小生が所有しているのも有線接続のこちらのタイプ。
ですがBluetooth接続の方は、旧モデルと新モデルがそっくりで、違いがわかりにくいです。中古品を買うときや、新品でも商品説明が少ない場合は注意しましょう。キーボード左上にLENOVOのロゴがあり、ファンクションキーが4つずつ区切られているのが新モデルです。
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