JIOS GMTダイバーズ104びわ湖ブルー 初めての日差計測。その結果は・・・😂

腕時計

JIOS GMTダイバーズ104びわ湖ブルーの日差を計測しました。

日差とは

平たく言えば、基準となる時間から1日でどれだけズレているか、ということです。機械式時計はクオーツ式のような精度はなく、1日で十数秒進んだり遅れたりするのは当たり前。とはいえ今この腕時計が示している時間が、正しい時間よりどれくらいズレているのか知っておかないと、運用上困りますね。そのために日差を計測するのです。

ちなみに日差はクオーツ式腕時計には存在しません。存在しないというか、クオーツ式は精度が高すぎて1日ではほぼズレないんです。クオーツ式時計では日差ではなく月差、すなわちひと月でどれだけズレるかが指標になっていて、安価なものでも月差±15秒以内を実現しています。

JIOS GMTダイバーズ104のスペック上の日差は

日差は機械式腕時計そのものというより、その腕時計に搭載されているムーブメントによって決まります

JIOS GMTダイバーズ104に搭載されているムーブメントはSEIKO NH34で、このムーブメントのカタログスペック上の日差は上の表のとおり-20~+40秒。つまり前後合わせて60秒(1分)ほどのゆらぎや遅れは工業製品としての仕様の範囲、ということ。

所有しているオリエントスターやシチズンの機械式腕時計のスペックは前後に30秒~40秒なので、NH34の精度はそれより劣ることが分かります。

日差計測

いろいろと情報を集めたところで、JIOS GMTダイバーズ104の日差を計測していきます。

いつもと同じやり方ですが、タイムグラファーアプリでの計測ではなく、実際の生活に沿って着用と保管を繰り返して、基準とする時計との差を目視で計測しています。

基準時計にはTime.isを使います。

計測はできるだけ8:00と20:00に行います。日中(8:00-20:00)は装着し、夜間(20:00-翌8:00)は外して保管します。

計測データ

2/22 8:00 +0(+0) 20:00 -5(-5) 自作スタンドで保管
2/23 8:20 -11(-6) 20:00 -11(-0)
2/24 8:00 -17(-6) 20:00 -21(-4)
2/25 8:15 -29(-8) 23:00 -36(-7)
2/26 8:15 -41(-5) 20:30 -46(-5)
2/27 9:00 -56(-10) 22:00 -61(-5)(このあとスタンド保管)
2/28 8:00 -66(-5) 20:00 -78(-12)
3/1 8:00 -95(-17) 20:00 -127(-32) 20:35停止

計測したのは2月後半。6日間は装着と保管を繰り返し、それ以降は装着せずゼンマイがほどけるまで保管。各時間には前述のTime.isとの差を計測し記録しました。さらに前の計測値との差をカッコ内に記載しました。

考察

朝はだいたい8時頃には計測できていますが、ビジネスwの関係で20時頃に計測できず、結局深夜近くまで装着してから外す、というタイミングが2回も出てしまいました。この日は装着時間が長く、保管時間が短かった、と解釈して、考察してみます。

全体に遅れ傾向。着用時の遅れ具合は半日で-5秒程度。保管時の方が遅れ具合が大きそう。

②2/22 8:00から2/28 8:00(6日)の平均日差は-11秒。一応NH34のカタログスペック内。

③2/27 22:00をゼンマイ全巻き状態とすると、その後約46時間動作した。NH34のパワーリザーブ時間は41時間なのでカタログスペックを満たしている。

④ゼンマイがあまり巻けていないときは遅れ傾向が大きそう。

まとめ:歩度調整が必要かも

以上のとおり、JIOS GMTダイバーズ104は若干の遅れ傾向があり、1週間で1分くらい遅れます。これは機械式腕時計としてはまったく正常な性能ですし、NH34の工業製品としての品質も満たしています。

ただ遅れ傾向の腕時計は使いにくいのも確か。約束の時間に遅れたり、電車や飛行機に乗れなくて大問題になっても困りますが、使いにくい点はもう一つあって、それは時間の修正が面倒くさいということなんです。

どういうことかというと、進み傾向の腕時計なら竜頭を引いて時間を止め、ジャストな時間で竜頭を戻すというハック機能だけで時刻の修正が可能。竜頭を引いて戻すという単純な作業だけで修正ができるのです。

一方で遅れ傾向の腕時計をジャストな時間に修正するには、00秒で竜頭を引いて秒針を止め、竜頭を回して分針をジャストな時間まで進め、基準時計が00秒になったところでまた竜頭を戻して時計を動かす、という数ステップが必要になり、各操作のタイミングもシビアになります。

というわけで、使いやすい腕時計にするには若干の進み傾向のほうが良いのは間違いありません。

前回の記事で、NH34の内部構造を確認しました。本格的なダイバーズウオッチだと、裏蓋を開けることで堅牢な防水機能を壊しかねないので躊躇しますけど、ダイバーズ104はおそらく比較的一般的な20気圧防水だし、ダイビングには使用しないので裏蓋オープンにもそこまでの抵抗はありません。

今回の日差計測したのは真冬である2月。機械式ムーブメントは気温が高くなると遅れ傾向になるのが一般的なので、夏には遅れが更に大きくなる懸念もあります。また、JIOS GMTダイバーズ104は新品でムーブメントももちろん新品なので、もう少し稼働して各部が馴染むとスムーズに動くかもという希望的観測もあります。

春頃にもう一度様子を見て、必要なら歩度調整にチャレンジし、記録をお伝えしようと思います。

↑日差計測記事も随分たまりました。よろしければご覧ください。

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Posted by Hermitcrab