【JIOS GMTダイバーズ104びわ湖ブルー】Makuakeで購入したメイド・イン・ジャパンの機械式腕時計!購入レビュー

腕時計

JIOS GMTダイバーズ104を購入しました。2025年11月28日から2026年1月26日までクラウドファンディングサイトMakuakeで応援購入を受け付けていた新色のうち、青好きの小生が選んだのはびわ湖ブルー!ターコイズっぽい明るいブルーに惹かれて応援購入しました。

まだ一般販売されていないびわ湖ブルーモデルを紹介します。

JIOSとは

JIOSの生まれた滋賀県大津市は、日本の時計の始まりの地としても知られています。約1350年前に天智天皇の御代に漏刻(ろうこく)を設置され時間を知らされた御事績に始まります。漏刻とは水時計のことであり、日本書紀には、初めて漏刻を用い鐘鼓を鳴らして時を知らされた、と記録され、時の記念日の由来ともなりました。

WHAT’S JIOS?|ジオスとは? | 【公式】JIOS / ジオス 日本製時計

GMTダイバーズ104

GMT DIVER’S 104 | 【公式】JIOS / ジオス 日本製時計

GMT DIVER’S 104はその名のとおり、第二時間帯を表示できるGMT(Greenwich Mean Time:グリニッジ標準時)機能を持たせたダイバーズウオッチです。104は琵琶湖最深部の約104mの意味で、その深さに耐える200m防水とのこと。

現行製品はこちらの4色。公式サイトのほか、Amazonでも買えます。

昨年Makuakeでプロジェクトされていたのが、新色の3モデル。この中からびわ湖ブルーをチョイスしました。

応援購入してからおよそ2ヶ月後の2月11日に小生のもとに届きました。

この間にCASIO G-SHOCK GST-B1000Dを購入してめちゃめちゃ気に入っちゃったので、GMTダイバーズ104への興味を若干失いつつあったのが正直なところ、なのです。でも届いて開封して手に取ったら・・・素晴らしい時計でした!

開封

正規ルートでの新品購入です。ボックスとショッパー、取説にセーム革が付属していました。

ボックスを開けると・・・出てきました!なんと爽やかなびわ湖ブルー!

なんか文字盤に気泡が・・・?と思ったら、保護用のビニールシートでした。ステンレスブレスにも貼られていますので、さっさと剥がします。

蝶プラ工業のウオッチスタンドに載せて、各部をじっくりチェックします。

各部チェック

いわゆるダイバーズウオッチを基本としたデザインに、GMT用の24時間表示も備えたJIOS GMTダイバーズ104。5分おきのインデックスは12時が2本、それ以外は1本の棒状。3時方向に日付表示、6時方向にはGMT AUTOMATIC DIVER’S 660ft/200Mの文字が印刷されています。

ベゼルはダイバーズウオッチの証でもある逆回転防止タイプで120クリック、表面素材はセラミックです。

竜頭にはJIOSの刻印があり、ダイバーズらしくやや大きめの竜頭ガードに守られています。

竜頭は2段式。1段引くと日付およびGMT針の調整、2段引くと秒針が止まり時刻合わせができます。

こちら側の面にはこんな感じ。ブレスを含め、ほとんどのパーツがヘアライン仕上げになっています。

風防はサファイアクリスタルですが、平面ではなく僅かに膨らんだ球面になっています。

球面サファイアクリスタルは光の反射を抑えてくれるうえ、高級感も漂います。内面に無反射コーティングされています。

裏蓋はスクリューバック。

弓カンは無垢ステンレス。ブレス素材は316Lステンレスです。風防がサファイアクリスタルであることと合わせて、素材としては良いものを使っている腕時計です✨️

調整前のブレスですので長めですがそれは置いておいて、コマの一つ一つが小さめです。コマが小さいことで、腕の湾曲にフィットしやすそう。

左はG-SHOCK GST-B1000Dです。右のJIOSダイバーズのコマの小ささは明らかです。

バックルには、ワンタッチで外れないようダブルホールディングバックルという機構を備えています。バックルの微調整穴は3つ。

バックル自体はシンプルな三つ折れ式。

文字盤

文字盤をまじまじと眺めてみます。時針と分針はドルフィンタイプで蓄光素材を備えています。秒針はシンプルな形状。そしてGMT針は視認性の高く、かつ時針分針とは見分けがつきやすい矢印のような形状をしています。

JIOS GMTロゴやバーインデックス、デイト表示枠がくっきりと立ち上がり、かなりかっこいい!

よくよく見ると、JIOSのロゴのIのパーツがほんの少し傾いているように見えますね。2026年2月現在びわ湖ブルーは50本程度しか一般に流通していないでしょうし、これはこれで特別な1本、と思うのが吉でしょう。

文字盤の下部には生産国がプリントされるのがよくあるデザインのひとつです。SWISS MADEと書かれた腕時計はよく見ますが、誇らしげにJAPAN MADEとプリントされていますね。

風防に光が柔らかに反射するのが、球面風防の特徴です。平面の風防だと直射的に反射してきます。

風防が平面だとこんな感じで光を反射します。視認性にも影響しますね。こちらはオリエントスターRK-AU0005Lです。

蓄光チェック。インデックスはブルー、針はグリーンに光ります。

ムーブメント:SEIKO NH34

ムーブメントはSEIKOの外販用ムーブメントNH34を搭載しています。SEIKOの機械式腕時計に搭載されている4R34と同等品らしいです。

公式情報がないため外部のいろんな情報をまとめると、NH34のスペックは以下のとおり。

駆動:自動巻き+手巻き
表示:日付+GMT
パワーリザーブ:約41時間
振動数:21,600振動/時
精度:−20〜+40秒/日

NH34_SS.pdf

NH34の内部構造はこうなっています。自動巻用ローターは外した状態ですが、もし腕時計の裏蓋がシースルーだったらこういう景色が見えるはず。

下の方にあるオレンジで塗られた部分が緩急針で、その下にあるヒゲ持ちと合わせてムーブメントの歩度調整に使います。要するに、進みすぎや遅れすぎの調整をするための機構です。

ブレス調整

ブレス調整をするために、まずはよく馴染んでいるG-SHOCK GST-B1000Dのブレスと長さ比較。12時側は3コマ外せば良さそうかな?

6時側も3コマ外せば良さそうかな?とりあえず試行錯誤しながらベストな長さに追い込んでいきます。

JIOS GMTのブレスは割りピン式なので、このようなピン抜き棒と小型ハンマー、専用の台を使います。

こういう安価な工具でも、割りピン抜き程度の作業なら問題なく行えます。

写真を取り忘れましたが、ブレスの内側には割りピンを抜く方向が分かる矢印が刻印されています。それに従ってピン抜き棒を打ち込みます。

外すコマの両端のピンを抜いていきます。ピンの先端が2つに割れているのが見えるでしょうか?これが割りピンです。

コマとピンが外れました。

ブレスを繋いでいきます。

先ほどとは反対の方向にピンを入れていきます。手で入るところまで入れてから、ハンマーで丁寧に打ち込みます。ピンの先端がブレス側面よりわずかに中に入ったら、それでOK。

調整後、再度G-SHOCK GST-B1000D(右)と比べてみると・・・あれ?なんか短い!?

装着してみました。指1本入る程度の余裕はあるものの、ややタイトな気もします。どうしてもタイトさが気になったら、コマを12時方向に1個足して、バックルの微調整穴で微調整してみます。

ブレス調整して自分の腕にフィットするようになると、腕時計が急に自分仕様になった気がします。この瞬間はたまりません!

ちなみに重量は、フルコマで154g、コマを6つ外した状態で139gでした。ダイバーズウオッチとしては軽い部類じゃないでしょうか。

外したコマは無くさないように保管しておきます。

防水性能

JIOS GMTダイバーズ104は、いたるところで200m防水の謳い文句が見られます。文字盤にもDIVER’S 660ft/200Mという表示があり、またmakuakeサイトでも、このように防水検査を行いクリアしていることがアピールされています。

20気圧防水(20BARという表記もあり)はG-SHOCKなど比較的タフな腕時計だとそこまで珍しくありません。一方で、200m防水と書くと「200mの潜水にも耐えられる」という意味にも捉えられるので注意が必要です。

水深200mの気圧は20気圧なので、200m防水=20気圧防水という解釈は間違いではありません。ですが200mの潜水に耐えられるとなると話は違ってきます。というのは、水深200mにそ~~っと入れたときの圧力が20気圧で、潜水などアクティブに動くときには気圧はその何倍もかかってくるからです。

実は腕時計の防水表示では、20気圧防水=200m防水ではありません!m(メートル)表示の防水性能は潜水用となり、水中での使用に耐える設計でなければならないのです。ましてや裏蓋が無垢ステンレスなのは当たり前で、シースルーかどうかなんていうレベルの話は出てきません。

以前所有していたオリエントスターRK-AU306LもDIVER’S 200Mという表示があり、200m空気潜水防水となっています。時計本体もブレスもずっしりとした堅牢性があり、日常使いにはオーバースペックなほどタフな仕様でした。

翻ってJIOS GMTダイバーズ104ですけど、どこにも明快に書いてありませんが防水検査のやり方などを見るとおそらく普通の20気圧防水で、200m空気潜水防水ではありませんね。

まあボンベを背負ったダイビングに使うわけではないですし、海辺でのアクティビティ程度なら20気圧防水で充分ですけど、防水性能の書き方が曖昧でちょっと良くないな、という気がしなくもありません。

まとめ:マイクロブランドの腕時計を所有する喜び!

腕時計は身も蓋もない事を言ってしまうと時間が分かることが究極にして至高の存在意義なので、複数所有している腕時計にはそれぞれになんらかの付加価値を見出していることにほかなりません。

JIOS GMTダイバーズ104は、なんといってもマイクロブランドが真面目に作っている腕時計、ということに尽きるのではないでしょうか。巨大企業が送り出すアイテムが巷を席巻する中、あえてマイクロブランドを推していくことに陶酔を覚えているのかもしれません。

もちろん、これまでに紹介してきたとおり製品自体に抜かりはありません。サファイアクリスタル風防や316LステンレスブレスはG-SHOCK GST-B1000Dのそれより良いものを使っていますし、トラディショナルなデザインではありますがコマが小さめのブレスを選んでいるところにも好感が持てます。球面風防もまた心憎いチョイスではありませんか。

こんな時計が、Makuake応援購入価格で4万円弱で手に入ってしまうとは・・・JIOSさんに儲けはあったのか、心配になるくらいです。

防水性能についてはちょっと嫌味っぽく書いてしまいましたけど、世界に通用するマイクロブランドとして、世界基準での品質をこれからも期待したいです。

12月末から本当に毎日付けていたG-SHOCK GST-B1000Dは少し休んでもらい、これから1週間以上JIOS GMTダイバーズ104を連続着用して日差をチェックしてみたいと考えています。せっかくの200m防水なので、歩度調整せずに済む若干の進み傾向だと良いのですが、どんな結果が待っているでしょうか。

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Posted by Hermitcrab