プレスポのクランクがガタつく問題。原因はBBの劣化だった。今後のBB取り付け運用をどうする?

これはSHIMANO SM-BB4600。プレスポから取り外したBBです。2025年シーズン開始にあたりプレスポ"若草号"の整備を行った際に、BBを交換しました。
プレスポのBBはもともとスクエアテーパーだったのですけど、2019年に行ったフロントダブル化の際にホローテックIIシステムに換えました。その際に選んだBBが中古のSM-BB4600、ティアグラ(Tiagra)クラスのBBでした。
2023年末くらいからなんかBB周りの感じが良くないな、と思っていました。
その後ブログに書いていませんでしたが、昨年末くらいにはいよいよクランク全体がガタつくようになってきました。ペダルを踏み込むとあらぬ方向に力が逃げてしまう感じがするし、クランク全体がガタつくことによりフロントのチェーンリングも正規の位置からブレてしまい、走行中にチェーンがチェーンリングから外れそうな恐怖にもかられ、とてもじゃないけど快適なライドを行える状態ではなくなっていたのです。

ガタつきの原因究明を行わないままでしたが、おそらくBBの不良ではないかとアタリは付けていました。というのも、ホローテックIIのクランクは左右のピースがガッチリ固定されていますから、ネジが少々緩んだところでガタつくことはありません。一方でBBは回転体ですから、グリスの流出、ベアリングの破損などでガタつきが出ることはありそうです。
そう考え、あらかじめBBを購入してプレスポの整備に臨みました。BB-RS501シェル幅68mm、現行のティアグラクラスのBBで、今回は新品です。

プレスポのクランクを外し、BB周りの様子を見てみると、やはりBBが壊れていました。ホローテックIIのBBはシェル外にシールドベアリングがある設計ですが、右ワンの防水シールが取れてしまっていて、ベアリングのグリスも全て流出。クランクシャフト受けはガタガタになっていて、これがクランク全体のガタつきの原因のようです。

左ワンはたぶん壊れてなさそう。ただ指で触るとかなりゴリゴリしてて、グリス切れの予感はします。

BB内部を見ると右ワンだけこんなに汚れています。樹脂パーツはひび割れ、ボールも見えちゃってますね。
中古のBBを6シーズン使ったこと、若草号は基本的に雨ざらしの屋外保管なのでグリスが流出しやすい環境だったことなどで、グリス流出→ベアリング受けのガタつき増大→破損という死のコンボでBBは再起不能になってしまったみたい。
プレスポの方は新品のBB-RS501を取り付けたことで、クランク全体のガタつきはウソのようになくなりました。新品のBBにはグリスがたっぷり入っていて、好い感じでヌルヌルゴリゴリ動いています。
ただしシーズン中はやはり屋外保管なので、数年のスパンで同じ轍を踏むのは目に見えています。

DO NOT DISASSEMBLEの記載があるとおり、ホローテックIIのBBは基本的に分解できません。分解できないということはグリスアップもできないため、グリスが切れたら廃棄処分というのがSHIMANOの方針です。
シマノがBBの分解を禁止しているのは、シールドベアリングのシールをうまいこと外さないと壊してしまうからなのでしょう。
その一方で、BB グリスアップで検索すると、自転車マニアの作業事例がたくさん出てきますね。諸先輩方はBBの滑らかさ向上のため(つまり、より速く走るため)にグリスアップしたりグリスを入れ替えたりしていますが、雨ざらしのBBにとって、グリスは雨水浸入防止の最後の砦。つまり、このBBを長く運用するためにBBの定期的なグリスアップをしていかなければ、と思いました。
とはいえBB分解が一筋縄ではいかないとも確かです。若草号から取り外したBBはすぐには廃棄せず、シールドベアリングの構造研究と分解、グリスアップの練習用としてまだまだ役立ってもらおうと考えています。








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