プレスポの左クランク周辺から異音発生するも、分解整備したら直ったっぽい。
日常の足として活用しまくっているサイクルベースあさひのPBクロスバイク、プレシジョンスポーツ"若草号"。この間乗ろうとしたら、
きゅうううぅぅぅ・・・
まるで小動物が鳴いたようなかわいい音がしました。最初はその辺に動物でもいるのかなと思ったのですけど、どうやらこの音は小生の若草号から鳴っているようです。しばらく徐行運転しながら音の発生場所を探ってみると、どうやら左クランク付近からの異音のような気がしてきました。
音の感じからすると何かが擦れ合って鳴っているような気がしますが、具体的な原因は分かりません。というわけで、まずは左クランクを分解掃除することにしました。
左クランクを外し、各所を掃除しました。パーツ表面は時々拭き掃除してましたけど、内部や裏側には泥や塵芥が油分とともに固まった真っ黒な汚れがたっぷり詰まっていました。パーツクリーナーとウェスを駆使して汚れを除去します。
BB付近も掃除しますが、内部にパーツクリーナーが入らないように注意します。
もしBB内で発生している異音ならBB交換しか対処法がなくなってしまいますが・・・どうでしょうか。
ネジのスレッド(ネジ山)にグリスを塗り、組み上げます。グリスはシマノのプレミアムグリスを愛用しています。
クランクシャフトの溝にもグリスを塗っておきます。細いマイナスドライバーを使うと良い感じで塗り広げられます。
クランクシャフトの溝を合わせてクランクをはめ込み、2つのボルトを均等に締めていきます。クランクに記載の締め付けトルクは12~15Nm(ニュートンメーター)です。
トルクレンチを使って締め付けトルクを管理するのがベストですが、12~15Nmという指定トルクはこのサイズのボルトとしては非常に高く、レンチがたわむくらい締め付けてちょうどよいようです。
六角レンチはPB SWISS TOOLSのカラフルなセットをずっと愛用してます。このオレンジ(5mm)は出番が多く、小キズも多いですし印字も少しずつ消えてきました。
脱落防止爪をセットし、クランクキャップを締めて取り付け完了。そういえば、このクランクを導入したとき脱落防止爪がはまらず、パーツ選択を間違ったかと焦ったのですが、どうやらその時は作業ミスだったようです。今回、グッと力を入れて押し込んだら問題なくはまりました。
近所を軽く試走してみたところ、異音は発生しませんでした。もう少し長い距離を走ってみて異音がなければ、作業完了とします。
結局原因は分からなかったものの、各所がきれいになりグリスアップもうまくいくことで、トラブルが解消されることはままあります。とにかく、気になったら分解整備してみる。これに尽きますね。
少し走ってみたところ、同じ異音がまた発生しました(^_^;)
どうもペダルから鳴っているような気がしたので、ペダル軸にメンテルーブを吹いて馴染ませると、異音が見事に消えました。
ペダル軸にはベアリングが入っているはずですが、安いペダルなので水の侵入を防ぐシールもなく、グリスは流出してしまっていると思います。分解すると元に戻せなくなる恐れがあるので、定期的に注油するというのが現実的な対処法なのかも。
そろそろ今シーズンの運用が終了しそうな若草号。今気になっているのは、ケーブルの劣化です。アウターにこんなにひび割れが発生してしまっています。実は今シーズンが始まってからずっと気になっていたのですけど、ケーブル交換になかなか取り組めずにいるのです。
このケーブルはおよそ7年も使用しています。すでに交換時期が過ぎています。
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