【VILTROX AF 28mm F4.5 FE】トータルでめちゃくちゃ良いレンズ!ほぼボディキャップサイズなのに。

新しく導入したSONY α5100で使うために、久しぶりに沼ってレンズを買い集めています。フルサイズのα7IIIとα5100とでは、やっぱりレンズに求めるものが違うんですよね。α7IIIのためのレンズはやはり画質優先、取り回しやすさは二の次、となりますけど、コンパクトなα5100にはやはりコンパクトなレンズが欲しくなります。気軽に持ち歩くためにサイズ感優先ですから、画質は二の次となってもやむを得ません。画質を求めるシーンではα7IIIを使えば良いのですからね。
そんなわけで、α5100用に買うレンズには、画質をそこまで求めないつもりでいます。もちろん、写りが良ければそれに越したことはありませんが、コンパクトかつ写りが良いなんて、そんな都合の良いレンズがあるわけないですからね。

そう、そんな風に思っていました。VILTROX AF 28mm F4.5 FEに出会うまでは・・・!
#SONY #a5100#VILTROX AF 28mm F4.5 ボディキャップレンズ
— hermitcrab (@HermitcrabWeb) May 13, 2025
ポケットからサッと取り出せるAPS-C機ができた✨️ pic.twitter.com/h2tfx7PHEJ
要するにこの記事は、Eマウントのボディキャップレンズとして買ってみたVILTROX AF 28mm F4.5 FEが、期待以上の性能だったので賛美するという記事でございます。
VILTROX AF 28mm F4.5 FE情報


VILTROX AF 28mm F4.5 FEは、ほぼボディキャップと言えるほどのサイズ感ながら、フルサイズセンサー対応、軽量(公称60g)、オートフォーカス対応、非球面レンズやEDレンズを奢った贅沢なレンズ構成、電子接点がありレンズ情報をボディに伝えられるなど、カメラ用レンズとして持っていてほしい性能を備えています。しかもワンタッチで開閉するレンズカバーやファームウェアアップデートのためのUSB Type-Cまで備えていて、こんなレンズが1万円台で買えることが奇跡的!

MTFチャートを見ても曲線が急激に落ち込んでいるのは横軸14(センサー中央からの距離、単位mm)以上のエリア。APS-Cセンサーだと使うのは14.5mmまでなので、α5100で使う限りはセンサー周辺エリアの解像度低下、コントラスト低下もそこまで影響はないのかもしれません。逆に言うと、フルサイズ対応レンズのおいしい部分のみを使うカメラ、それがAPS-C機なのですね。
開封

このような白い箱に、モデル名や製品イラストが書かれたシンプルなパッケージ。

パッケージ裏面。今回はAliexpressで個人輸入したので日本語が一切書いてありませんが、Amazonなどで買うともしかたら日本語ラベルが貼られていたりするのかも。

封印テープは未開封の証!私がこのレンズの最初のオーナーだ!という喜びが、新品レンズを買うともれなく付いてきます。

箱を開けると、まずはWarranty Cardとファームウェアダウンロードサイトの案内が出てきました。

レンズ表面はこんな感じ。白い文字は小さめで良き。
各部チェック


レンズ前方のギザギザ部分は、フォーカスリングではなく、ただの飾りレンズ着脱時の滑り止めです。マニュアルフォーカスが無いレンズというのも珍しいですが、このサイズ・重量・そして価格に収めるためにMFは省いたのだと思われます。

サイドの銀色のライン上にあるロゴや文字はエッチングでしょうか。プリントではなく彫り込まれています。手が込んでますよ。

アップで見ると文字がくぼんでいるのが分かります。

ボディ側のキャップ。

レンズには手動で開閉できるカバー付き。

カバーを開けるとこうなります。

あまり意味はありませんが、カバーは途中で止めることも可能。

マウント側はこんな感じ。ファームウェアアップデート用のUSB Type-Cはここに付いています。

絞りはF4.5固定です。八角形の特徴的な絞り形状。

後玉は若干飛び出しています。
α5100に取り付け

α5100にVILTROX AF 28mm F4.5 FEを取り付けました。
どうですか、この見た目!
純正同士の組み合わせとしか見えないくらい、色合いも質感もベストマッチングです。

マウント面から約15mmしか出っ張っていない、超薄型レンズ!パンケーキレンズというには薄すぎる、まさにボディキャップレンズです。

α5100はグリップも小さめなのでレンズが出っ張っているように見えますが、α5100がコンパクトすぎるのです。

ちなみにこちらはSONY純正のボディキャップを付けたところ。


ボディキャップとほとんど変わらないサイズ感なのがおわかりいただけるかと。

実際のサイズはこんな感じ。

レンズ上部のAF 28/4.5 FEの文字も美しい!ちなみにFEはFull size E-mountの略で、ソニーEマウントフルサイズ機対応レンズであることを表します。
ついでにレンズ前面に書かれている内容も調べておきましょう。
AF・・・Auto Focus(オートフォーカス)
28mm・・・焦点距離28mm(APS-C機の場合は35mm換算で42mmとなる)
1:4.5・・・開放F値4.5、ただしこのレンズは絞り固定なので常時F4.5
VCM・・・オートフォーカス用モーターにVCM(ボイスコイルモーター(Voice Coil Motor))を採用
ASPH・・・非球面(Aspherical)レンズ
ED・・・特殊低分散(Extra-low Dispersion)レンズ いずれも、収差を抑えるための重要な設計
Full Frame・・・フルサイズ対応、ちなみにこのレンズは富士フィルムXマウント用もありますが、Xマウントは基本的にAPS-CなのでレンズにはAPS-C Frameと書かれています
0.38m/1.25ft・・・最短撮影距離、センサーから被写体までのピントが合う最短の距離、公式サイトには最短撮影距離は0.32mと書いてあるが・・?
#SONY #a5100#VILTROX AF 28mm F4.5 ボディキャップレンズ
— hermitcrab (@HermitcrabWeb) May 13, 2025
ポケットからサッと取り出せるAPS-C機ができた✨️ pic.twitter.com/h2tfx7PHEJ
しかし繰り返しますけど、このカメラとレンズのベストマッチングっぷりが半端ない・・・

ちなみにレンズ単体の重量は実測で59g。

α5100に取り付けると、合計341gとなりました。コンビニで売ってる小さいペットボトル飲料と同じくらいです。

可愛すぎるので最後にもう一度写真を掲載。なおストラップには着脱式ハンドストラップをつけています。
作例

撮影画像をご紹介します。ブログ用にリサイズしたのみのjpg撮って出しで、全てプレミアムオートモードで撮影しています。










いかがでしょうか。このサイズで見ると結構きれいに撮れてますね!
APS-Cであることと広角レンズなのでボケ表現には乏しいということになっているのですが、こんな感じでだいたい意図通りに撮れている印象。
すでにレビューされているとおり、逆光やそれに近いシチュエーションでのフレアは盛大に出ます。フレアが出てしまうとコントラストの小さい、いわゆる眠い画になってしまいますが、そこだけ気をつければかなり良い画を出してくれます。
光量が少なくなるとノイズ感が増えてしまうのは、α5100の限界なのかも。ともあれ、これらの不満はα7IIIと比較してのこと。α5100単体で考えれば、このレンズとの組み合わせですごくエモーショナルな画を出してくれています。プレミアムオートだと露出もオートなので、これらの写真の中でももっと露出を上げたかった/下げたかった、というのはあります。現像でなんとかなる範囲ですが、カメラの特性も理解しながら使っていきたいと思いました。
またこのレンズはAFのみでフォーカスリングがありません。マニュアルでピントを合わせる術はなく、オートだと結構ピントが抜ける印象なので、ピントエリアの設定はマストな印象。あるいはタッチシャッターやタッチフォーカスを活用するのが良さそう。
α5100とα7III 画角比較

α5100はAPS-Cセンサーなので、VILTROX AF 28mm F4.5 FEを付けると35mm換算で焦点距離42mm相当で撮影することになります。

こちらはVILTROX AF 28mm F4.5 FEをα7IIIに付けて撮影したもの。フルサイズセンサーなのでレンズのスペック通り焦点距離28mmとして撮影できます。上のα5100に比べて画面が明らかに広いのが分かります。逆にいうと、α7IIIで撮影した写真の中央部分をクロップしたのがα5100の写真ということもできます。そこでキモとなるのが、35mm換算というワードです。
APS-Cセンサー機を使う際には35mm換算というキーワードが常につきまといます。難解なワードに思われがちですが、要するにAPS-Cはフルサイズよりセンサーが小さいので、同じレンズを使った場合はフルサイズ機で写真の中央部分だけをクロップして使うのと同じことが起こります。中央部分だけ使うということは、ズームレンズでズームしているのと同じですので、例えば広角レンズを使っていても標準レンズ相当の画になる(=撮影範囲が狭くなる)というわけ。
フルサイズセンサーとAPS-Cセンサーは対角線の比率がおよそ1.5:1(キヤノンは1.6:1)なので、レンズの焦点距離を1.5倍(キヤノンは1.6倍)すれば、35mm換算で(すなわちフルサイズ機で)どのレンズを使ったときと同じ画が取れるか、ということが分かるのです。原理を知ればストンと腑に落ちますよね。
ただややこしいのは、世の中にはAPS-C専用レンズや、それより小さいマイクロフォーサーズ専用のレンズもあること。フルサイズセンサーより小さいセンサー専用の設計なので、レンズそのものが小型軽量になっていることが多いです。これらのレンズにも当然焦点距離の表示はあるわけですが、あくまでそのレンズの設計としての焦点距離で、実際にカメラに取り付けたときの画の広さとは一致しません。
どういうことかというと、APS-C専用で焦点距離20mm表示のレンズがあったとします。20mmだとかなり広角なイメージですが、前述のとおりこれはレンズそのものの設計によるものなので、APS-C機で使用する際は35mm換算して20×1.5=30mm相当の若干広角な画が撮れることになります。APS-C専用20mmレンズなのに、APS-C機で20mmの広角で撮れないということになるのですが、そういうものなのです。ちなみにこのレンズをフルサイズ機に取り付けると、レンズのスペックどおり20mmの広角で撮れます。ただしAPS-C専用レンズですからフルサイズ機だと四隅がケラれることでしょうが。
まああまり難しく考えず、こういうものだと思っておくのが良いでしょう。35mm換算で考えることができると、レンズのスペックやカメラのセンサーサイズに惑わされず出来上がりの画の撮影範囲を想像できるようになります。考えるクセを付けておくとQOLが上がりますよ。
まとめ:ポケットの中のAPS-C機!

ポケットに入ってしまうほどコンパクトなのによく写る、しかも手動レンズカバーのおかげでレンズキャップの着脱という一手間も不要と、まさにα5100のためにあるかのようなVILTROX AF 28mm F4.5 FE。α5100純正レンズかと見紛うビルドクオリティも素晴らしく、全α5100ユーザーが買うべきレンズです。
値段も新品で1万円台と、レンズ沼住人なら実質タダのようなもの。何ならフルサイズ機にボディキャップとして付けてても良いくらいです。まだ5月ですが2025年の個人的ベストバイレンズの座はこのレンズにほぼ決定でしょう。

おすすめ!
7Artisanのボディキャップレンズも所有しています。こちらの方が薄いですがAPS-C専用で絞りはF6.3固定、画もレトロと、VILTROX AF 28mm F4.5 FEと比べると価格以外の優位性は小さいですね。初めて手にした時はその小ささと奇抜な見た目に喫驚し、パンフォーカスの便利さにも舌を巻いたものですが、ああ、生々流転。
■追記
ファームウェアアップデートの記事を書きました。






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