【ZOOM F3 2ch Field Recorder】開封とテスト運用してみた。

ファンタム電源対応XLR入力可能なレコーダーは長らくTASCAM DR100mkIIを使っていましたが、ZOOM F3という最新のフィールドレコーダーを導入しました。
複数のECサイト(納期未定)に発注してたら、たまたま同時に届いてしまった my new gear…#ZOOM F3 Field Recorder!! pic.twitter.com/sG7MXUlkKx
— hermitcrab (@HermitcrabWeb) March 6, 2023
ZOOM F3は、32bit float録音可能でXLR2系統の入力ができるフィールドレコーダーです。2022年1月に発売開始となりましたが、発売当初は人気でなかなか購入できなかったとか。今でもヨドバシカメラやサウンドハウス、Amazonでもタイミングによっては入荷待ちになってます。
確実に購入するなら公式ですが、ケチケチ小生は少しでも安価に買いたいと思い、複数のECサイトに発注をかけ、どれかが入荷し発送になったらほかをキャンセルしようと思っていたのです。その結果、2つ同時に発送になってしまい、2つ同日に届いてしまいました。
まあメイン機として使っていくならバックアップがあっても良いし、2機を同時に使って4ch録音も良いかもと思い、返品せず確保することにしました。

というわけで、2つのF3が小生の手元に来ました。

いちおう記録として開封の儀をしておきます。


ダンボールでガッチリと保護されています。裏面のダンボール片を外すとF3を取り出すことができます。

クイックツアーと保証書、諸注意が入っています。いわゆる取扱説明書は入っていませんが、公式からダウンロードできます。

F3が出てきました・・・!手のひらに乗っちゃうくらいコンパクトなんだけど、厚みがあり、重さを感じます。
渡辺健一氏はコンビニおにぎりサイズと表現しましたが、ずっしりと具の詰まったヘビー級なおにぎりですよ!

各部を見ていきましょう。XLR入力は2系統。24V/48Vファンタム電源対応です。

XLRの右隣(上家)には、記録用microSDカードスロット(フタ付き)とUSB Type-Cコネクタ。USB給電可能なほか、パソコンと接続してF3をオーディオインターフェイスとして運用することが可能です。上のボタンは、再生・一時停止/停止/メニューボタンです。

XLRの対面には出力系端子が並びます。ラインアウトはレベル調整できるほか、テストトーン(1kHz -6dBFS、いわゆるイチケーの基準信号)を出すことができます。

XLRの下家には、電源ボタンとその上の録音開始スライドスイッチ、左側にはBluetoothアダプタを接続する部分があります。

BluetoothアダプタはF3とスマホとをBluetooth接続できるドングルです。フタはこのように完全に外れるので、無くさないようにしなければ。

底面には電池ボックス(単3電池2本)、三脚穴(1/4サイズ)、ベルト通しがあります。

手のひらサイズ!

なんか宇宙的なデザイン・・・!

2個並べるのも良き!

DR100mkIIと並べてみました。一度剥がした画面保護シールを貼り直したら気泡いっぱいに・・・そのうちなんとかします。
マイクはなく、画面サイズも小さいとはいえ、F3のコンパクトさは尋常ではありません。その違いのキモのひとつは、F3にはレベル調整ノブの類が無いことです。レベル調整は、クリップ(音割れ)しない範囲で最大限音量を稼ぐために行うわけですが、F3は32bit float録音という事実上音割れしない録音ができるので、レベル調整も必要ない、ということです。

動作テストを兼ねていろいろ試しています。microSDカードはとりあえず手持ちのノーブランド品を入れておきました。
その後、SanDiskのmicroSDカードを入れて運用しています。

テストを重ねるうちに、運用の勘所も掴めてきました。これはいいものだ・・・!
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