オリエントスター屈指のシンプルな佇まい!スタンダードデイトWZ0011AC中古購入レビュー

ブラック文字盤、パワーリザーブインジケーター無し、デイト表示のみのシンプルなオリエントスターを手に入れました。2015年発売のモデルですが、すでにカタログ落ちしてますので、例のごとく中古品です。
世界中で評価されているアノ定番腕時計のオリエントスター版、という趣きもあります(個人の見解です)。詳しく見ていきます。
WZ0011ACはどんな腕時計?
前述のとおりすでにカタログ落ちしていますので、公式ニュースリリースからスペックを引用します。
| 商品名 | オリエントスター スタンダードデイト ニューモデル |
| 発売日 | 2015年6月10日 |
| 品番/文字板/価格 | WZ0011AC / ブラック / 50,000円+税 WZ0021AC / ネイビー / 50,000円+税 WZ0031AC / アッシュブラウン / 50,000円+税 WZ0041AC / アイボリー / 50,000円+税 |
| 製品仕様 | 自動巻(手巻付き) 22石 秒針停止装置付 シースルーバック ケース : ステンレススチール 日常生活用強化防水(5気圧防水) ルミナスライト |
| サイズ | 縦 46.5mm / 横 39.0mm / 厚さ 10.9mm / 重量 116g(筆者計測値) |
| ガラス | 表 サファイアガラス(無反射コーティング) 裏 クリスタルガラス(シースルーバック) |
| バンド | プッシュ三つ折式中留 |
| 駆動時間 | 40時間以上(最大巻上げ時) |
| 静的精度 | 日差+25秒〜-15秒 |
ブラックのほか、ネイビー、アッシュブラウン、アイボリーのからバリエーションがあります。
WZ0011ACの各部をチェック!

スタンダードデイトの名のとおり、目立ったギミックは3時方向のデイト表示のみ。6時、9時、12時のインデックスはローマ字で、それ以外はバーインデックス。12時位置にOrientStarのロゴ、6時位置にはAUTOMATIC 22 JEWELSの表示があります。
時針、分針は細めですが充分な長さがあり、分針、秒針はミニッツマーカーに届いています。このことにより、視認性は充分な上に、時刻合わせも容易になります。この腕時計最大のgoodポイントです。

デイト表示にはシルバーの枠があります。バーインデックスも切れ味良くカットされており、光を反射して視認性抜群。
文字盤は外周がサークル状の、中心部は織物状のエンボス加工があり、シンプルな中にも遊び心を感じます。

ローマ数字のインデックスはアプライドになっています。

文字盤下部には、JAPAN BK AC03-L00-Q Tの極小文字が記されています。後述しますが、この写真ではブレスを外しています。

オリエントスターのロゴマークも少し浮き出してます。

風防は無反射コーティングされた平面サファイアクリスタル。
時針、分針は山折りが2つあるドーフィン針で、中央側に夜光塗料があります。それにしても針が長いのは正義ですね!

光の角度によって文字盤の表情が変わります。

この腕時計に限りませんが、針の取り付けなんかにも職人の技術がたっぷり投入されているんですよね。

当然ですが、針は文字盤に対して水平に取り付けられています。少しでも水平が狂っていたら、ほかの針やインデックスに引っ掛かってしまいますもの。当たり前だけど、すごい!!

リューズ側面はギザギザ、中央部は1段盛り上がって、オリエントスターのロゴマーク入り。

ルミナスライト(蓄光)はこんな感じ。
ブレスを外して、クリーニング♪

中古の腕時計を購入した時は、いちどクリーニングすることにしています。
ブレスは取り外して洗剤や歯ブラシを使って洗浄します。本体は5気圧防水なのであまり水を付けないようにし、水で湿らせた歯ブラシでこすったり、爪楊枝で細部の汚れを掻き出す他は、セーム革で磨き上げるにとどめておきます。

ブレスは疑似3連で、全体がつや消しで中央部の両サイドだけポリッシュになっている、オリエントスターによくあるブレスです。
ただブレスを取り外してわかったのは、ポリッシュ部は別パーツになっているということ。このデザインのブレスがすべてそうかは分かりませんが、手が込んでいます。

バックルはこんな感じ。微調整穴は3つ開いています。
バックルやブレスには前オーナーによる小キズが多いですが、磨けば目立たなくなるので問題なし!

ケース裏面はシースルーバック。KY AC03-C0-B CA R6 W.R. 5bar ST. STEEL ORIENT WATCH CO., LTD. MADE IN JAPANとの刻印あり。
このムーブメントの取説はこちら。

取説によると、約30回転の手巻きでゼンマイは全巻き状態になるとのこと。21,600振動なので1秒間に6回チチチチ・・・と鳴るということになります。
ところで、ブレスを外しているのにどうしてバネ棒だけ付けているかというと。
シブい腕時計にNATOバンドを付けてみたかった!

NATOバンド!
この記事で取り上げた中華NATOバンドが激安な割に質感もまあまあだったので、違う色をいくつか購入していたのです。このブラック×グレーのNATOバンドもそのひとつ。シンプルでお固いフェイスの時計を見事にカジュアルダウンしてくれます。

文字盤とNATOバンドがモノトーンにまとまり、可愛さすら感じます。

腕に巻いたらこのとおり。ラグ幅は20mmなので、購入済みのNATOバンドがぴったり合います。
アノ時計と比較してみた。

NATOバンドから純正ステンレスブレスに戻しました。

弓カンは無垢です。
純正ブレスを取り付けたこのルックス、アノ時計にそっくり・・・かも!

右はSEIKO SARB033です。
インデックスのデザインは異なるものの、装飾やギミックを極力廃したブラック文字盤、12時位置にブランドロゴ、6時位置にAUTOMATIC 〇〇 JEWELSの文字、ドーフィン針と長い秒針など、シンプル路線の方向性はそっくりです。文字盤の黒さでは、SARB033の方が勝っています。
リューズを除くケース横幅は両者ほぼ同じ(SARB033=約38mm、WZ0011AC=約39mm)なのですが、SARB033はケースのアゴ?が張っていて、文字盤は少し小さく収まったデザインになっています。
文字盤サイズが大きいおかげで、存在感はWZ0011ACの方がありますね。またSARB033の良くも悪くもコンサバなデザインに比べ、WZ0011ACの方が若干都会的な印象を受けるのは、ローマ字インデックスのおかげでしょう。
まとめ。プアマンズグランドセイコー風なオリエントスター!

半日ほど装着してみたところ、+2秒ほどのズレで止まることなく動き続けました。残りの半日を自作スタンドで保管してみたところ、ズレは+2秒のまま。非着用時は±0秒で動いていた事になります。その後12時間着用で+5、その後12時間の自作スタンド保管で+6秒。さらに保管を続け12時間後、+9秒、という結果でした。概ね僅かな進み傾向です。
オリエントお得意の自動巻き性能は相変わらず素晴らしく、パワーリザーブインジケーターが無くとも止まる心配がありません。仮に止まっても、少し装着していればすぐに動き出すこの時計は、道具としての安定感・安心感を備えていてくれます。
SARB033は、腕時計すら控えめにしたいシチュエーションでの心強い味方ですけど、それに負けず劣らずの控えめでシブいルックスにSARB033以上の性能を備え、しかも安価と、WZ0011ACには文句のつけようがありません。
オリエントスター現行のスタンダードラインは、すべてパワーリザーブインジケーターを備えているようです。パワーリザーブインジケーターは小生も大好きですが、ひたすらに控えめを演じたい時はそれすら無い時計を選びたいものです。そんなワガママな欲求を叶えてくれるWZ0011AC・・・手放しがたい時計がまた増えてしまいました。






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