SARB035のステンレスパーツをDIYで磨いてみた。

2021-12-13腕時計DIY, SEIKO

中古で手に入れたSEIKO SARB035。リューズの不具合もさることながら、小キズが多いので研磨してみたくなりました

日常的に使っていれば小キズは付くものだし、キズ付くこと自体はそこまで気にしません。

SARB035のケースやブレスはツヤツヤのポリッシュ仕上げ部分と、艶のないマットなヘアライン仕上げ部分とが絶妙にミックスされ、それがメリハリを生んでいるのですけど、ポリッシュ面は小キズでザラザラになりつや消しっぽくなっているし、ヘアライン部分はこすれたりして磨かれて部分的にツヤが出てしまっています。つまり、全体的にメリハリが無くなり、のっぺりした印象になってしまっているんです。

具体的には写真を見ていただきましょう。風防はサファイアクリスタルなのでキズは一切ないですが、風防を取り囲むベゼルは小キズだらけ。ここはもともと鏡のように磨かれピカピカのポリッシュ仕上げなのですけど、これだけザラザラだとつや消し仕上げと言われても納得してしまうかも。

ケース表面はヘアライン仕上げ、側面はポリッシュ仕上げだったのですが、側面にザラザラキズがいっぱい。

デジカメってやつは、どう撮ってもキレイに写ってしまいます(笑)が、そこそこキズだらけなんスよ。

バックルやブレス表面はヘアライン仕上げですが、ここも傷つきやすく、また擦れて艶が出ちゃったりしがちなんですよね。

一方で、ケース裏面などはそんなに傷がつかず、ポリッシュ状態を保っていますね。かわりに、皮脂汚れや塵芥などが溜まりやすい部分ではあります。

つや消し部分はつや消しに、ポリッシュ部分はピカピカにできれば、ぼやけた状態を脱してメリハリが付いて良くなるかも。

これら先人たちの情報を参考に、DIYで研磨作業をしてみることにしました。

磨き作業のために購入したのはこちら。

ステンレスを磨くためのコンパウンドと艶出しワックスが塗り込まれた厚手の布です。これで、ザラザラになってしまった面をピカピカに磨き上げるのです!

こちらは逆に、艶が出てしまった面に傷を付けてつや消しヘアライン風にするための布ヤスリ的なアイテムです。小生はホームセンターで見つけた同等品を使用することにしました。かなりザラザラで固いパッドなので、不用意にどこかに置くとその表面を傷つけそうです。

手始めにブレスから始めました。パッドを小さく切り取って、ブレスに直線的な細かい傷を付けるように、一方向にこすっていきます。要するに一方向のヘアラインを付けていくことで、縦横に付いた細かい傷を目立たなくしたり、艶が出てしまった部分を落ち着かせるわけです。

上の写真ですが、時計ケース側のコマ2個を研磨してみました。3個目、4個目のコマでは目立つツヤあり部分が目立たなくなり、落ち着いたヘアライン仕上げっぽくなっているのが分かるでしょうか?

余計な部分まで磨いてしまわないように、このように持つなどして工夫しています。本当はマスキングテープなどで養生すべきです。

これは並行して作業しているSARB033のバックル。細かい傷が縦横無尽に付いていますね。

パッドを一方向に、力の加減に注意しながら磨いていくことで、ここまでキズが目立たなくなります。かなりいい感じ!!

続いてポリッシュしたい部分に取り掛かります。この磨きクロスには研磨剤などの成分が付いていて、少しこすっただけでこんなに黒くなります。磨きクロスで磨くのは、ベゼル、ケース側面、リューズ、ブレス側面です。

ブレスは表面と裏面がつや消し、側面がポリッシュなんですよね。

パッドによるヘアライン入れ(傷付け)作業と異なり、艶出し作業はなかなか思うようには進みません。

艶出しとはすなわち傷の周りの凹凸を削り取って平滑にすること。

特にベゼルなど、細い部分なので力が入れにくいのと、こすりつけているものが結局柔らかい布なので、ステンレス表面を平滑な状態まで持っていくのが大変なのです。まあ小生がマスキングテープで養生もしない適当な作業をやっているのにも原因はありますが・・・先人たちがリューターなど文明の利器を駆使するのもむべなるかな、です。

兎にも角にも、とりあえずいったん作業を終了。SARB035全体に、パッドでこすり取ったステンレス粉や、磨きクロスの研磨剤やワックス成分が付着してますので、リューズが押し込まれていることを確認してぬるま湯でそっと洗い、しっかりと水分を拭き取りました。

上の写真は作業後のものですけど、ベゼルに若干輝きを取り戻し、ブレスはつや消しになったので、若干メリハリが付いたように見えないでしょうか??

ブレスやバックル表面にヘアラインがよみがえり、ブレスの側面はツヤを取り戻しました。

拡大するとやっぱりキズだらけですけど^^;ケース前面のつや消しと、それ以外のつや有りの違いが分かるようになりました。

ベゼルは、鏡面仕上げには程遠いですけどね。でもそれなりに光沢が出てきましたよ。

小キズはやはりあるものの、なんとなく反射するくらいの輝きを取り戻してきました。

ブレス拡大。ここまで大きくしてみないと、ヘアラインが曲がっているとか、気づきませんから!実際、ブレスのつや消し研磨は思った以上にうまくいきました。

ケース側面は面積も広く、磨きやすかった部分です。

勢いがあるうちにSARB033の研磨もすることにしました。SARB035に比べSARB033は全体にきれいなのですが、リューズのてっぺんはかなりザラザラな状態でした。

クロスで根気よく磨くと、ここまで輝きを取り戻しました!リューズは時計の目立つ部分のひとつなので、これは嬉しい成果です。

素人が初めて行った研磨作業なので手落ち感は半端ないですけど、想像していたとおりSARB035により愛着が湧いてきました。オーバーホールを真剣に検討してみます。

またパッドによるつや消し加工は簡単なうえにかなり満足感が高い研磨作業でした。バックルなどの気になるキズも、かなりいいところまで補修できます。傷付いたら研磨すれば良いんだ!そう思うと、思い切って腕時計を使える気がしますよね。

日常使いでくたびれた腕時計は研磨でリフレッシュ!電池不要で使い捨てない機械式腕時計!なんてエコなんでしょう!

腕時計DIY, SEIKO

Posted by Hermitcrab