厳冬期に停電!断水!自宅避難訓練を真冬に行った。

2024-09-18きまぐれ雑記防災

さる2021年12月18日の札幌は、24時間降雪量が1999年の統計開始以来最多となる55センチの積雪を記録しました。日中の最高気温は-4℃で今シーズン初めての真冬日となり、全道的に真冬の気象となったこの日、今年何回目かの自宅避難訓練を敢行しました。

道内、日本海側大雪 札幌と小樽、24時間降雪量が観測史上最多(北海道新聞) – Yahoo!ニュース

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今回想定したシチュエーション、設定した条件はこちら。

①停電、断水、ガス遮断の状態。

②停電なので電気で動く暖房器具は使用不可。給湯も使用不可。

③情報収集目的ではないテレビ、パソコンの使用はOKとする。

以下、一日の記録です。

7:00起床

室温はおよそ5℃!普段使っている電気の暖房も点いていない(点けていない)。外は断続的に降り続く大雪。反射式灯油ストーブを点火。

過去にも何度か紹介しているとおり、反射式灯油ストーブは必携です。日常的な補助暖房のほか、停電時でも灯油さえあればスタンドアロンで作動し、一瞬で周囲を温めてくれます。

水を使えないので洗顔は洗顔シートで拭き取ることで対応しました。洗面所に照明を持ち込んでシートで拭き取っているとき、水を使わないならわざわざ暗い洗面台で行うこともないと気づき、カーテンを開け放ち明るくなったリビングで行いました。

8:30朝食

反射式灯油ストーブの天板を利用して、作り置いていたスープを温め、お湯を沸かしました。

食器にはラップを敷き、洗い物が出ないようにします。箸やスプーンも拭き取りだけで済むよう韓国風ステンレス食器を使いました。

メニューは、お米パン、トマトスープ、豚の角煮。朝からガッツリいただきます!スープと角煮はたまたま昨日作ったものを鍋ごとストーブの天板にかけ、温めました。

食後はラジオを聞きながらドリップ式のコーヒーを飲みました。

スタンドアロン(今回2回め)で動くラジオも危機管理上必携だと思います。機種は何でもよいですが、入手しやすい乾電池で動作するものが良いでしょう。

充電池もこの機会にチェック!小生は翌日、手持ちのエネループやアマループを全て再充電しておきました。

お腹がいっぱいになって元気が出てきたので、自宅前を除雪し、雪に埋もれた若草号を掘り出しました。

凍りついた雪にまとわりつかれた若草号の図。

おそらくこのまま根雪になるでしょうから、若草号の今シーズンはこれにて終了。春まで室内保管します。

水回りの問題

水回りというかトイレの問題です。トイレに行きたいときに気兼ねなく行けるようにすることは、健康的な避難生活には欠かせません。

いつもだと、おむつが臭わない袋、通称BOS袋吸水樹脂を用意して簡易トイレを作っていましたが、今回はたまたま前日にお風呂を入れたので残り湯がバスタブにいっぱいあります。これをトイレを流すときの水に使えないか、と考えました。

トイレの給水栓を締めタンクに水が供給されないようにして、残り湯を大きな鍋に入れてトイレへ。給水タンクの上からそ~っと流し入れて給水し、用を足したあと流してみたら・・・見事流れました!残り湯は鍋に入れて常時トイレのそばに置いておき、用を足すつど給水できるようにします。給水タンクの上に穴が開いているタイプのトイレなら、タンクの蓋をいちいち開ける必要もありません。お風呂とトイレが近ければ、残り湯を洗濯機の水として使うポンプなんかも使えるかもしれませんね。

12:00昼食

いつもだとカセットコンロを調理に使いますが、今回は昼食も反射式灯油ストーブだけで調理をしてみようと思います。買い置きしていたキンレイの冷凍ラーメンを作ってみることにしました。

冷凍状態からどれくらいでラーメンができるのか・・・パッケージによると調理時間は7分程度とのことで、以前作ってみたときもそれくらいだった印象ですが、今回はなんと30分以上かかりました!冷凍状態から解凍~沸騰までいくには、やはり反射式ストーブでは力不足だったようです。被災状況にもよりますが、カセットコンロの大火力で一気に調理してしまったほうが良いものもあることが分かりました。

見た目は悪くないですが、やはり調理時間が長かったせいか麺がのびてしまいました。とはいえ、寒いときに湯気が立ち昇る温かいご飯を食べられるというのは、何物にも代えがたい幸福感がありますし、頑張ろうという力が湧いてくる気がします。

ちなみに残ったラーメンの汁をふたたび鍋に戻し、冷凍ご飯を加えて雑炊にして、残らずいただきました。

夕方。日は落ちてきた。

折しも今日は冬至も近い12月18日。15時くらいには日が陰りはじめ、16時半くらいにはほぼ真っ暗になってしまいます。停電している(想定な)ので通常の照明は当然使えません。非常用のLEDライトなどに照明を頼ることになるのですが、こんなときに力になってくれるのが撮影用LEDライト

印象的な撮影に効果を発揮する撮影用LEDライトですが、充電式のため非常時の照明としても使えます。しっかりとした光量があり、明るさは最弱に設定しても照明用としては充分。上記のようなRGB設定できるものなら、レッドやブルーの照明にすると暗くなりがちな避難生活中でもパリピ感を満喫することができます。

18:00夕食

物資の限られた避難生活では贅沢かしら・・・でも、夕食にはなんだか刺激のあるものが食べたくなりました。例えば・・・そう、カレーライスとか

パックご飯無印のレトルトカレーはストックがありました。あとはどのようにして温めるかですが・・・レンジが使えないので湯煎するしかありません。ただ貴重な飲料水を湯煎用に使うのは気が引けます。ここで登場するのが、またもやお風呂の残り湯

残り湯を鍋に入れ、そこにパックご飯とレトルトを入れて反射式灯油ストーブにかけました。温まるのに30分くらい掛かったかな・・・やはりこれもカセットコンロで一気に暖めるのが最適解なのでしょうけどね。

湯煎のお湯が温まるにつれ、入浴剤の良い香りがそこはかとなくただよい、なんとなく不思議な入浴気分です。

というわけで、夕食は2種類のカレーライスとトマトスープ!この写真の照明も前述のLEDライトを使っています。

21:00就寝

明日は電気が回復すれば良いなと願いながら就寝。寒い・・・

まとめ。

今年になって、何度か自宅避難訓練を繰り返しました。

今回の訓練のキモは、冬期だったことと、お風呂の残り湯をトイレや調理の湯煎に使ったことですね。こういうソリューションもあるのかと実感しました。今回も飲料にはペットボトルの水を使いましたが、一人あたり1本(2リットル)の消費でした。

またもうひとつ。手指の乾燥も気になる時期で小生も日に数度のハンドクリームが欠かせないのですけど、この日は手の調子がとっても良かったんです!使用できる水が限られており手を頻繁に洗わない(洗えない)ので、なんとなく手の表面に常時薄く皮脂の膜ができている感じ。衛生面の問題はあるかもしれませんが、こういうシチュエーション下でハンドクリーム要らずの生活が送れたことに複雑な気分でした。

お湯はストーブで沸かせるので、そのお湯を就寝時の湯たんぽなどに使えたら良いのでしょうけど持ってないですからね。避難生活に必要なものは定番はあれど人それぞれ。いちどは避難訓練をしてみることをおすすめします。