Logicool M650 SIGNATUREワイヤレスマウスを購入。有線マウスをワイヤレスに取り替えたかっただけなのに恩恵は大きかった!!

2024-09-13PC, ガジェットLogicool

マウスって、こだわる人はこだわるけど、何でもいい人はどんなマウスでも仕事しちゃいますよね。手の形にも個人差があるし、それこそ趣味趣向は数しれず。なので、支給されるマウスがPCのおまけクラスの無難な汎用品なのは、ある意味仕方ありません。

とはいえ、当たり前のように長年使い続けてきた有線マウスも、良いマウスに出会った途端に陳腐化するのが面白いところ。ああ、こんなに良いマウスがあるのか、それに比べて・・・という具合にね。

LogicoolのトラックボールM675Sを使い始めて、Logicool製品の良さに触れたので、マウスもLogicoolのを試してみたくなりました。

トラックボールと違い、マウスのラインナップは膨大です。その中で選んだのは、今年(2022年)2月に発売開始したM650MGR Signatureを購入しました。

Logicool M650 SIGNATUREワイヤレスマウスとは

M650 Signatureは、2022年2月に発売された新製品。Logicoolの新通信規格Logi Boltに対応し、静音スイッチを備えた5ボタンマウスです。

サイズは2種類

M650はグラファイト(GR)、オフホワイト(OW)、ローズ(RO)のカラーバリエーションがあります。

そして大事なのは、サイズが2種類あるということ。S/MサイズのM650と、LサイズのM650Lです。

本体サイズ

Signature M650
  • 高さ: 37.8mm
  • : 61.80mm
  • 奥行き: 107,19 mm
  • 重量: 101.2g – 重量にはバッテリー(25g)とレシーバー(1.8g)が含まれます
Signature M650 L
  • 高さ: 41.52mm
  • : 65.63mm
  • 奥行き: 118.19mm
  • 重量: 111,2g – 重量にはバッテリー(25g)とレシーバー(1.8g)が含まれます

自分の手のサイズに合わせて選択するわけですが、公式にサイズガイドが掲載されています。

3種類のカラバリ×2種類のサイズがありますで、M650にはすなわち合計6個のバリエーションがあるということになります。

型番

  • オフホワイト Signature M650 M: M650MOW
  • グラファイト Signature M650 M: M650MGR
  • ローズ Signature M650 M: M650MRO
  • オフホワイト Signature M650 L: M650LOW
  • グラファイト Signature M650 L: M650LGR
  • ローズ Signature M650 L: M650LRO

特にサイズは画像では見分けがつかなかったりしますので、購入の際は、念のため型番までチェックしたほうが良さそうです。

↑Amazonの製品ページでは、カラバリもサイズも明確に選べるので安心して購入できます(^_-)-☆

小生の手の計測結果からは、小さいM650を選ぶのが良さそうです。ネットのレビュー情報でも、ほとんどの方はM650を選んでいる印象です。

というわけで、小生はM650MGR(グラファイトS/M)サイズを購入しました。

M650MGRの各部チェック

購入したのは中古品です。小生がこのマウスを購入しようと思っていた頃は、Amazonもヨドバシドットコムも、大抵のECサイトではS/Mサイズが全カラー在庫切れしていたんですよ。

しかも中古サイトへの出品はほとんどがLサイズばかり。Lサイズを買った人がサイズが合わず手放して、S/Mサイズを買い直す波がきていたのかもしれません。

そんなこんなでようやくS/MサイズのM650MGRの出品を見つけ、購入した次第。商品の状態は写真でしか判断できませんでしたが、一応動作品ということになっているし、発売時期から考えると使用期間は長くても2ヶ月程度でしょうから、まあなんとかなるでしょう。

製品はブリスターパックに入っていました。マニュアルはパッケージの裏に印刷されています。

新たな独自規格のLogi Bolt接続に加え、汎用規格のBluetooth接続も可能です。

このように接続方式が複数選べるのは、マウス選択の小生的絶対条件です。

マウスの左側にスイッチが2つあります。デフォルトでは進む/戻るが割り当てられていますが、Logi Boltアプリで任意の機能を割り当てることができます。

マウス上部はサラサラとしたプラ素材ですが、側面は少しラバーっぽく、細かい突起があってザラザラした感触です。手にしっかり馴染む素材感です。

こちらの面には、特に何もなし。

しかしこの手触り・・・なんか懐かしいんですけど・・・昔触ったことがある・・・うーん、トカゲ???

ホイールはSmartWheel対応。ゆっくり回せば1行ごとにスクロールしますが、勢いをつけて回すと慣性で少し回り続け、高速スクロールする事ができます。

左右ボタンとスクロールは静音スイッチになっていて、従来のマウスに比べクリック音がかなり抑えられています。

残念なのはサイドボタンは静音スイッチではないこと。とはいえ、安価なマウスのような高音が響くカチカチ音ではなく、振動を抑えられたカチカチ音、という感じ。

裏面を見てみましょう。というのは、画像では区別がつかないM650とM650Lですが、裏面デザインが異なるのです。

これはS/MサイズのM650GRですが、電池ボックス蓋に貼られたシートが2つに分かれていますよね。

公式サイトの画像もそうなっていますね。

M650Lをみると、シートがひと続きの半円状になっています。

つまり、裏面のシートは、S/Mサイズは4つ、Lサイズは3つ、ということになります。中古市場でM650を購入するときは、製品名が間違っていたり画像が鮮明ではないこともあるので、どちらのサイズかこの点でもチェックしましょう(と自分に言い聞かせてます)。

裏面下部には重要なパーツが集まっています。上から、接続スイッチ、センサー、電源、最下部の電池ボックスにはLogi Boltレシーバーが収納可能。

  • 電池寿命(Logi Bolt USBレシーバー使用時): 最長24ヶ月
  • 電池寿命(Bluetooth使用時): 最長20ヶ月

使用状況によるとはいえ、電池寿命1年以上はかたいでしょう。トラックボールM675Sの記事でも書きましたが、これだけの電池寿命があれば、小生としては充電式ではない方が好みです。

電池とLogi Boltレシーバーを取り出しました。

電池ボックス内部には、技適表示や製品のシリアルナンバーが記載されていました。M650は2年の製品保証があり、保証書はブリスターパッケージに貼り付けられています。保証書にもこのナンバーが記載されていました。

これがLogi Boltレシーバー。

トラックボールM575Sと比較

トラックボールM575Sと比較。こう見てみると、M650はごく普通の形状のマウスですね~

USBレシーバー比較。左がM650用のLogi Boltレシーバー、右がM575S用のUnifyingレシーバー。形状は同じですが通信規格を示すロゴが異なります。

残念ながらこの2つは互換性がなく、しかもLogi Boltという新規格が出た今、Unifying規格が今後終息していくのかどうかが気になります。

使ってみた感じ。サイズ感はgood。

小生は手のひら全面をマウスにべったり付けるのではなく、指先でマウスを掴むように操作する、いわば“掴み持ち"でマウスを操作します。

その観点でいうと、S/Mサイズはちょうどよい大きさでした。でも"掴み持ち"の性質上、マウスと手のひらの間に隙間は空いていますので、Lサイズでも使えないことはないように思います。

有線マウスを置き換える。

ようやく本題ですが、M650MGRを購入した大きな要因の一つは、仕事で使っているこのマウス(右)を置き換えたいという動機でした。

PCを購入したときにオマケでついてくる有線マウスです。オマケといってはマウスに申し訳ないくらい、ごく普通に使える光学式マウスです。

ですが、縦横に動かすマウスが有線に引っ張られていることに、ずっとストレスを感じ続けていたんです。

そして小生の業務デスクもそんなに広くなく、ずくなしのためいつも散らかりがち。マウスの動作が書類や資料によって妨げられることもしばしばで、その都度イライラしていました。

極めつけはこれ。光学式マウスなので赤色LEDを使っています。普段は見えないところなので気にならないんですが、このご時勢、デスク周りに飛沫対策用透明フィルムが貼られていたりするじゃないですか。たまに、この赤色LEDの光が透明フィルムに反射し、目に入るんですよね。

最初は、隣で何か赤いものが光ったかと思ってのですけど、突き詰めると小生が使うマウスの光だとわかりました。

原因がわかったものの、不意に閃く赤い光には慣れません。気が散ります。マウスに罪はないですが、小生の心は固く閉ざされていきました。心の声が叫びます。ノーモア!赤色LEDマウス!

これらのストレスは、正直言うと仕事が済んだら毎日綺麗さっぱり忘れてしまっていました。ですので、マウスを取り替えるという選択肢に思い至りませんでした。ボーっと生きていました。チコちゃんに叱られそうです。

Logi Options+アプリでカスタマイズする。

というわけで、仕事にもM650MGRを使い始めました。Bluetoothが入っていないPCなので、Logi Bolt接続にしています。

トラックボールM575SのカスタマイズにはLogicool Optionsというソフトを使いましたが、M650のカスタマイズにはLogi Options+というソフトを使うことになります。

Logi Options+はLogicool Optionsの進化版とのこと。まだベータ版で、対応するデバイスは限られています。

対応マウスはこんな感じ。M650 Signatureは対応していますが、トラックボールM575Sは対応していません。

Logi Options+を開くと、M650(左)のステータスは取得できますが、M575Sは対応していないので未サポートと表示されます。

M575Sを選択してもこのように表示されます。未対応デバイスも追って対応されるとのことですが・・・現状では、Logicool OptionsとLogi Options+を併用する必要がありそう。

ボタンの設定画面。M575Sと同じく、ホイールクリックにキーボードショートカット:Home、進むボタンにキーボードショートカット:Enterをアサインしました。

ジェスチャー系も割り当て可能。仮想デスクトップなどプリセット設定もありますが、カスタム設定にすれば任意の機能を割り当て可能になります。設定を突き詰めるずくがあれば、マウスの機能を超えた多機能入力デバイスになります。

ホイールを回すと通常は上下にスクロールしますが、サイドボタンを押しながらスクロールすることで、水平スクロールが可能です。これにより、Excelなどで左右方向に画面をスクロールできるほか、動画編集ソフトなどではタイムラインを時間軸方向にスクロールできるようになります。

ただ、サイドボタン+スクロールには、水平スクロールのオン/オフしか割り当てられません。他の機能、例えば拡大/縮小などが割り当てられれば、M650は更に神デバイスとなるんですが、上位機種との差別化でしょうか??

Logicool Optionsと同じく、アプリケーションごとにボタンの機能を自動一括変更することができます。

例えばこの画面では、Google ChromeでのWordpress編集用にボタンに機能をアサインしてみました。

機能というか、良く使うショートカットをボタン一発で発動するようにする感じですね。アイデア次第で生産性爆上がりだと思います。

まとめ。廉価マウスからアップグレードしたいならM650一択!

というわけで、有線マウスから卒業したかっただけの理由で購入したM650 Signatureだったのですけど、思いのほか高機能なデバイスだということを実感してしまった小生でした。

マウスなんて何でもいい、なんて時代は、すでに過ぎていたのですね・・・

M650 Signatureは実売4,000円弱で流通しています。上をみれば、LogicoolにはMX ANYWHERE3MX Master3とかありますけど、いずれも実売価格は遥かに高い高級マウスです。

M650も、たしかに付属品レベルのマウスと比べたら高価です。

ですが、基本性能は充分なうえLogi Bolt接続対応などLogicoolの次世代製品の片鱗をちらつかせながらも手の届く価格が魅力。

今マウスを買うなら、M650一択ではないでしょうか。

おまけ。海外にはバリエーションモデルがある。

Logitech M650 Wireless Mice – Small, Large, Left Handed Mouse

英語版サイトには、レッド、ブルーのカラーバリエーションのほか、左手操作用にスイッチが反転したモデルもありました。

これらは、多くの国では公式な流通はないようです。日本国内でも流通しています。

おまけ2:結局Lサイズも買っちゃった!

Lサイズも買って、小生にとってどちらが良いか検証しました。よろしければどうぞ!

PC, ガジェットLogicool

Posted by Hermitcrab