加水分解でベタベタになってしまった縦グリを、身近なもので復活させる。
CANON EOS 6D用の純正バッテリーグリップ(縦位置グリップ、以下略して縦グリ)BG-E13を久々に取り出したら、ラバー部分が加水分解してベタベタになっていました。
もともと中古で買った上、入手時からラバーがへたっていた感じがしていたので仕方ないかなと思いつつも、ベタベタのままでは使うことができません。
なんとかしなければ!
こんな感じで、ベタベタが付いてしまっています。防湿庫に保管してるんですけどね。
ネット情報だと、このベタベタは無水エタノールで拭き取れるそうです。
無水エタノールをウエス等に染み込ませて、ベタベタを拭き取るわけですね。ということは・・・?
アルコールタイプのウエットティッシュでもイケるのでは?
イケました!
使ったのはダイソーのアルコール入り除菌シートでしたけど、ゴシゴシこするとベタベタが取れていきました!
よく見るとシボ加工のシワの中にベタベタが残っているようですけど、触った感じではベタベタが無くなっているように感じます。
縦グリが復活しました!
加水分解は水分との化学反応で起こるそうで、製造時に原料の樹脂に混ぜ込む成分が表面に出てきてしまう現象だそうです。樹脂製品である以上加水分解は避けられませんので、うまく付き合っていくのが得策ですね。アルコールで拭いても1年くらいでまたベタベタしてくるそうですけど、対処法が分かれば安心です。
なお使用する除菌シートは、潤い成分や香り成分などが入っていないシンプルな製品が良いでしょう。お肌には嬉しい成分も、ゴム製品にはおそらく余計な成分でしょうから。
カメラ好きの方ならたいてい持っているレンズクリーニング用ティッシュ。クリーニング用だけあってアルコールと水以外余計な成分が入ってなさそうなので、ベタベタ除去にも使えそうですね。
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