【Baseus PD 65W充電器】超重宝しているので追加購入。ついでに出力をチェッカーで測ってみた。

自宅ではもちろん、出先でThinkPad X260を使うときや出張など、どこに持っていっても重宝するBaseusの超コンパクトな65WUSB-PD対応充電器。
ヘビーに使っているので紛失や破損したときの機会損失が心配です。この充電器にはブラックのほかホワイトモデルもあるので、予備としてホワイトモデルも追加購入しました。

ホワイトモデルはパッケージもブラックとは異なるホワイト仕様。続いて開封していきます。

こちらが充電器本体。デザインなどは当然ブラックモデルと同じなのですが、白くて質感のある本体は大理石のようで、所有欲を満たしてくれる感じがします。



本体の印字は、ブラックモデルより見やすいですね。あちらさん、ブラックボディにグレーで印字されているので、見えづらいのです。

ケーブル差込口は、シートで封されていました。

封を取ると、2つのUSB Type-CとUSB-Aがひとつ。
それぞれの出力可能電力は次の通り。
- Type-C1:DC 3.3-11V 3A、5V 3A、9V 3A、12V 3A、15V 3A、20V 3.25A最大。
- Type-C2:DC 3.3-11V 2.7A、5V 3A、9V 3A、12V 2.5A、15V 2A、20V 1.5A最大。
- USB:最大DC 4.5V 5A、5V 4.5A、9V 3A、12V 2.5A、20V 1.5A。
- Type-C1 + Type-C2:45W + 18W 合計最大63W
- Type-C1 + USB:45W + 18W 合計最大63W
- Type-C2 + USB出力:5V / 3A 合計最大15W
- Type-C1 + Type-C2 + USB出力:45W + 15W 合計最大60W

ブラックモデルとホワイトモデルを比較。ブラックの方が目立たず良いともいえますが、そのコンパクトさゆえ、外に持ち出すと無くさないか心配。その点、ホワイトは良くも悪くも目立つので、紛失する可能性は低そう。

ACプラグは折りたたみ式ですが、バチンと小気味よく動きます。製作精度は高いですよ。

そしてこの手に馴染むサイズ感。縦型デザインのUSB充電器はあまり見かけませんけど、コンセント付近の面積をあまり取らないというメリットもあります。

前述のとおりこの充電器は最大65W出力が可能で、電流、電圧とも様々な組み合わせの出力が可能という事になっています。実際どうなのか、と思い、出力を計測してみました。
小生はAliexpressで購入したチェッカーを使っています。
Amazonだとこういった製品になります。国内流通品なのでちょっとお高いですが・・・
チェッカーを使い、Umidigi F1を充電する際の出力を測ってみました。上の写真だと9.44V1.85A=17.5Wの出力が確認できます。
Umidigi F1はMediaTekのSoCを搭載しており、Pump Expressという急速充電規格に対応しています。Qualcomm陣営のQuick Chargeと同じく、USB規格である最大5V2A出力制限を電圧を上げることで突破しようというものです。
ただPump Expressに対応した充電器は国内で流通していないんですよね。一方で、Quick Charge対応充電器は多数の製品が流通していますけど、QualcommのSoC(Snapdragon)を搭載したスマホでなければ5V2Aを超えて給電することはできません。結果、Umidigi F1を急速充電するには、純正充電器を使うか海外通販でPump Expressに対応したものを取り寄せて使うしかありませんでした。
そこに現れたBaseusの65W充電器ですよ。この充電器はQuick ChargeなどSoCメーカー独自の充電規格ではなく、USB PD規格により5V2Aの限界を突破していますので、SoCメーカーを問わずスマホ側が要求した電力を供給できます(ということだと思います)。なので、Umidigi F1のMaxである9V2Aの電力を供給できています。純正充電器以外で急速充電中と表示されるのは、こういうことなのですね。

最初の写真ではType-C to Type-Cのケーブルを使いましたが、従来のUSB-A to USB Type-Cケーブルでも同程度の給電ができています。

Type-Cを角型コネクタに変換するアダプタを使い、ThinkPad X260に給電しました。小生がこの充電器の恩恵に預かっているのは、X260を汎用充電器で給電できるまさにこの点なのです。
チェッカーで計測したところ、19.9V2.30A=45.9Wという結果でした。上の記事に書いたとおりThinkPad X260の純正ACアダプタは20V2.25A=45W出力のものですので、純正同様の出力を得られていることが数字で確認できました。
計測に使ったUSB Type-CケーブルはVerbatimのこのケーブル。5A給電に転送速度10Gbps、映像出力にも対応しているらしいと、フルスペックなのに中華通販かと錯覚するプライスタグで気になっていたので、結局購入してしまいました。ケーブルが太く表面処理がザラザラしていて質感は正直安っぽい感じですけど、コスパの良さは群を抜いています。
まあ今のところThinkPad X260以上に給電能力を必要とするガジェットを所有していませんので、ケーブルは3A出力に対応していれば充分。このケーブルには役不足な、小生のガジェット事情なのでした。
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