2023年も弓弦羽神社に参拝してきました。

たび旅

今年も弓弦羽神社に参拝してきました。4年ぶり3回目の参拝です。

今回訪れたのは9月下旬。忙しい旅の最中だったので、文字通り駆け足での参拝になってしまいましたが、様子を記録しておきます。

弓弦羽神社は神戸市灘区御影にあります。マップを見て分かるとおり、最寄り駅は阪急神戸線御影駅。次に近いのがJR神戸線住吉駅で、阪神本線御影駅はそれらよりもやや遠いようです。

今回は事情もあり、阪神御影駅からスタートしました。ちなみに2回目の訪問の時もここからスタートしています。距離はありますが、途中にある石柱などもカバーできるおすすめのコースです。

バス停やタクシープールのある北口から出て、北方向に向かいます。

地元民ではない小生はどちらが北方向かわかりません。御影は南に瀬戸内海、北に六甲山を望む立地なので、とりあえず山が見える方に進みましょう。

国道2号を越えて、、、

JRの高架を越えると、兼保公園を突っ切るかたちでこのような道が見えてきます。脇には弓弦羽神社と彫られた石柱があり、このあたりから弓弦羽神社へと参詣する街道と思われます。

静かな住宅地を参道は続きます。やや登り傾斜です。御影郡家はみかげぐんげと読みます。

石垣のある大きな建物があったりします。歴史のある地域ですね。荷物を抱えての徒歩はきついけど、なんだかありがたい気分になってきてます。

山手幹線と呼ばれる広い通りに出ました。道の向こうに弓弦羽神社の石柱と灯籠が見えます。

ここまでくれば弓弦羽神社神社は目と鼻の先です。

大きな灯籠と鳥居が見えました。弓弦羽神社到着です。

駐車スペースは数台分あります。

鳥居に掲げられた弓弦羽神社の額。石造りで重厚ですね。

静かな境内。

手水舎です。

手水舎の隣にはワンちゃんの水飲み場がありました。境内でのペットの散歩を禁じている神社も知っているので、弓弦羽神社はペットに寛容ですね。

とはいえ飼い主へのお願い事項も、ユーモアある表現で書かれています。

拝殿が現れました。遠くにマンションも見えますが、神社の周りには木々がたくさん。聖俗入り交じる不思議な空間です。

拝殿前には鈴緒も設置されていました。まずは参拝し、その後周囲を散策します。ちなみに今回は無印良品のハードキャリーケースを持っての訪問でした。

狛犬。

神社の案内板。

ストレス発散にも良いとされる玉祓い。

弓弦羽神社のシンボルは、放たれた矢に乗る三本足の八咫烏で「導きの八咫烏」と呼ぶそうです。

社務所。屋根にいるのも八咫烏です。

絵馬がたくさん奉納されています。羽生結弦さんへの応援メッセージもたくさんありました。

本殿も迫力ある大きさです。

二本の松の後ろには、御影石でできたサッカーボールが。弓弦羽神社とサッカーとの関係は公式情報が詳しいです。

十二社と松尾社。松尾社は古くから酒造りの守護神として、酒造家が篤く敬っているそうです。

神饌所。この地を拠点にする酒蔵が酒樽を奉納しています。

境内西側入り口はこんな感じ。

弓弦羽神社の北側には弓弦羽の杜が広がっています。

弓弦羽の杜は、神戸市建設局東部建設事務所が管理しているとのこと。

社務所に戻り、お守りを授与してもらいました。

参拝者もあまり来てない静かな時間帯だったので、もっとゆっくりしたかったのですが、残念ながら次の予定があり、急いで移動しなければなりません。帰りは最寄りの阪急御影駅から電車に乗りました。

ちなみに今回利用した阪神御影駅と阪急御影駅には、構内に弓弦羽神社の案内がありました。左が阪神御影駅(当駅より徒歩15分との案内あり)、右は阪急御影駅(当駅より南東へ徒歩約3分との案内あり)です。

今回授けてもらったお守りたち。

ところで、神社では初穂料を納めてお守りを授与してもらう、と言います。初穂とは文字どおりその年最初に収穫した米のことで、元来はお米を供えて収穫を感謝しました。現代では初穂を供えるのは一般人には無理ですし、初穂があるのは収穫時期だけですので、お米のかわりにお金を納めます。それが初穂料です。

そしてお守りは神様から授かるもので、授与品ともいいます。神様の分身でもあるので、数え方は1体、2体。お金を払ってお守りを買うという表現を思わず使ってしまいがちですが、間違った表現というか、認識です。初穂料は祭祀祈祷への謝礼であり、物質的な意味でのお守りの対価ではないわけですね。突き詰めて考えるとなんだか難しい・・・

ともあれ、一見堅苦しい感もある神様との対話の作法も、それなりに納得して違和感なく実行できるのは、無宗教と言われつつ日常生活にたくさんの宗教的作法を取り入れている日本人ならでは、でしょうか。神様の数を数える感覚だって、一神教の人々にとっては考えられないことですからね。

たび旅

Posted by Hermitcrab