ほぼ全部入りなのにリーズナブル。Xiaomi Redmi Note 10 Pro中古購入レビュー。
Xiaomiのスマートフォンを久しぶりに購入しました。2021年4月に日本国内で販売が開始となった、Redmi Note 10 Proです。

Snapdragon723G、メモリ6GB、有機ELディスプレイなど、一般的な運用では困ることのなさそうなスペックを持っています。発売から2年近く経ち、後継機種も出ている今となっては新品を手に入れることは難しいので、20,000円前後で流通している中古美品を購入しました。
小生が購入したのは、箱無し、本体と充電アダプタ、USB充電ケーブルのみのセットでした。
小生が重視しているスペックや機能はこちら。
- SnapdragonのSoC
- NFC※FeliCa対応は必須ではない
- FHD(解像度1920×1080)以上
- Antutuスコア20万以上
- 新品もしくは1年程度しか使われてなさそうな中古、できれば美品
- 予算2万円程度まで
この程度の条件なんですけど、マッチしたものってほとんど無いんですよね。まあSnapdragonでAntutuスコア20万以上を2万円程度で、と言っている時点で、なかなかの高望みなのですが・・・
Redmi Note 10 Proは発売から時期が経っていて、レビュー記事は世に出尽くしている感があるので、小生なりに必要な情報だけまとめていきたいと思います。
スペック
公式によるスペックはこちら。
プロセッサー | Qualcomm® Snapdragon™ 732G Qualcomm® Adreno™ 618 GPU |
ストレージとRAM | 6GB+128GB LPDDR4X RAM + UFS 2.2 フラッシュストレージ |
サイズ | 高さ:164mm 幅:76.5mm 厚さ:8.1mm 重量:193g |
ディスプレイ | 6.67インチ AMOLED (有機EL) DotDisplay 解像度:2,400 x 1,080 FHD リフレッシュレート:120Hz |
リアカメラ | 1億800万画素+800万画素(超広角)+500万画素(望遠接写)+200万画素(深度) |
フロントカメラ | 1600万画素 |
バッテリーと充電 | 5020mAh (typ) 33W 急速充電 ※以下で検証していますが33Wはガセかも |
セキュリティ | アーク型 側面指紋センサー AI顔認証 |
NFC | サポート ※FeliCa非対応 |
ネットワークと接続性 | デュアルNanoSIMスロット microSDカード同時搭載可能 対応ネットワークバンド 4G:FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66 4G:TDD-LTE B38/40/41(2545-2650MHz) 3G:WCDMA B1/2/4/5/6/8/19 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz ※国内各キャリアのVoLTE対応 5G非対応 対応ワイヤレスネットワーク 2.4GHz/5GHz Wi-Fi Bluetooth 5.1 |
ナビゲーションと測位 | GPS:L1 Galileo:E1 Glonass:L1 Beidou:B1 |
オーディオ | デュアルスピーカー 3.5mm イヤホンジャック ハイレゾオーディオ認証 ハイレゾオーディオワイヤレス |
ビデオ | HDR10映像コンテンツ再生時のHDR表示に対応 |
センサー | 近接センサー 360°光センサー 加速度計 電子コンパス ジャイロスコープ リニア振動モーター IRブラスター ※赤外線リモコン機能があるよ、ってこと |
防滴、防塵 | IP53 ※日常生活防水程度 |
OS | MIUI12 (Android11準拠) ※アップデートでMIUI13(Android12)対応済み |
パッケージ内容 | Redmi Note 10 Pro 本体 / ACアダプタ / USB Type-Cケーブル / SIM取り出しツール / ソフトケース / ユーザーガイド / 保証書 / 画面保護シート(貼付済/試供品) |
デザインをチェック

ディスプレイサイズは6.67インチで、ゴリラガラス5が採用されているとのことです。

フロントカメラは中央に配置されています。ノッチ(水滴)ではなくパンチホールになっています。

上部には、3.5mmオーディオジャック、スピーカー(通話用&マルチメディア用)、マイク、赤外線が配置されています。

下部にはUSB-C、マイクのほか、マルチメディア用スピーカーもあります。マルチメディア用スピーカーは上下2箇所にあるので、スマホを横持ちすると左右から音が出るステレオスピーカーとなります。

左側には音量ボタンと、指紋センサーを兼ねた電源ボタン。

右側にはSIMカードスロットのみ。側面は鏡面仕上げになっていますね。

背面はこんな感じ。小生のはグレイシャーブルーというカラーです。背面はサラサラな塗装で手触りが良いですが、乾燥するこの時期は滑りやすいかも。

ちなみにカラーバリエーションはこちらの3つ。

Redmi Note 10 Proのデザインの最大の特徴は、このカメラユニットでしょうか。メインカメラ、広角カメラ、接写カメラ、深度カメラを備えた4眼カメラです。

ズームレンズが実用的ではなかった頃は、焦点距離など特性の異なる複数のレンズを備えたカメラが一般的だったそう。こちらは1971年から72年にかけて放送されたルパン三世1stTVシリーズ。おそらく当時を反映させた道具立てで、4眼テレビカメラが登場し、被写体に応じてレンズを切り替える描写があります。
脱線しますが峰不二子のキャラクターデザインて本当によく変わりますね。

閑話休題。Redmi Note 10 Proのカメラユニット先端部は、本体から3mmほど出っ張っています。

音量ボタン付近の側面は、少しデザインに変化あり。

画面は有機ELです。小生にとって初めての有機ELディスプレイで、たしかに発色は良く見えますけど、輝度を下げているとあまり恩恵に預かれない感じです。
ちなみに有機ELディスプレイといえば画面焼けの問題があります。この端末は中古品なので画面焼けが心配でしたが、画面上部のステータスバー付近に若干焼けが見られる程度でした。使用に支障はまったくないレベルだったので安心しました。
antutuでベンチマークテスト

antutu V9.5.6でベンチマークテストしたスコアは、357,755でした。現在のメインスマホUMIDIGI F1のスコアが19万弱だったので、スコア的にはF1の2倍近くのスペックを持っています。
SIMを入れる

Redmi Note 10 ProにSIMを入れ、APNを設定すると、通話やモバイルデータ通信ができるようになります。
国内流通版だからかもしれませんが、このようにAPNがたくさん登録してありました。

IIJmioを選択すると、アンテナMAXで立ちました。ただし、VoLTE表示が出ません。
どうして??SIMの異常!?と慌てる必要はありません。

プルダウンで通知表示画面にすると、VoLTE表示が出てきました。

またwifiに接続していないとき(つまりwifiアイコンが表示されていないとき)もVoLTE表示が出てきます。
充電性能

付属の純正充電器は、最大33W出力可能な、まあまあ高性能なものです。

ただ、本体には急速充電中と表示されるものの、チェッカーの値によると9.3V2.3A=21.39W程度での給電しかできていません。スペック上は33W給電が可能となっているのですが、どういうことでしょうね。
こちらのまとめサイトでも検証されていますが、同様の結果になっています。
ガラスフィルム&TPUケースを取り付ける

新品には純正TPUケースが付属し、デフォルトで画面保護シートが貼られているようなのですが、小生は中古購入なのでいずれも前オーナーによって取り去られていました。
Redmi Note 10 Proのディスプレイはゴリラガラス(強化ガラス)らしいですけど、ガラスはガラスなのでキズは付きます。ちなみに購入した端末にも、前オーナーによる小さなキズがそこそこ付いていました。もちろん普段遣いには全く気になるレベルではありませんけど、小生もわりと雑にスマホを扱う方なので、表面に何か保護膜がほしいと思いました。
というわけで、ガラスフィルムとTPUケースをAMAZONで購入しました。
AMAZONはもちろんAliexpressなどでも、Redmi Note 10 Pro用のフィルムもケースもいろいろなものが流通しています。UMIDIGI F1はほとんど選択肢がなかったんですよね。iPhoneには遠く及びませんけど、さすが国内各MVNOで販売している製品、といったところでしょうか。

まずTPUケースを装着。
各部の造形は問題ないレベル。カメラユニットの出っ張りもカバーできているのも良いです。四隅に少し盛り上がりがあるので、万が一の落下時に衝撃を吸収してくれるかも。

TPUケースはちょっと重いので、Redmi Note 10 Proがややずっしり感を増してしまいましたが、仕方ないでしょう。

TPUケースを付けた状態で、ガラスフィルムも貼ってみました。フロントカメラ周辺はチリの混入もなく、ズレずに貼ることができました。ちなみにカメラの下についている横方向の線は、ディスプレイの小キズです。

ですが、最後の最後でホコリが混入してしまいました・・・こういうのって、取ろうとするとドツボにハマるだけなので、気にしないようにします。

今回購入したフィルムにはカメラ部分も貼るものも付属していたので、貼っておきました。
TPUケースとガラスフィルムを貼った状態で、Redmi Note 10 Proの重量は238gでした。
microSDカードは新調したものを。

midroSDカードは消耗品なので、この機会に新調しました。SanDisk Ultraシリーズの256GBのものです。
AMAZONで通販しまくっている小生ですが、SDカードだけはAMAZONで買わないようにしています。それは、偽物を掴まされる可能性があるから。
最近は、もっぱら楽天にある風見鶏というショップで購入しています。

こんな、親指の先程のチップに256GBもの容量を保存できるとは、すごい時代になったものです。

SDカードはMADE IN TAIWANのものが多いですが、SanDiskのSDカードはMADE IN CHINAです。これ、本物と偽物を見分けるポイントのひとつなのです。

Redmi Note 10 ProはmicroSDカード用スロットがあります。microSDを使いつつ、2枚のSIMカードをセットすることができます。DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)とDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しています。
とりあえずのまとめ。
Redmi Note 10 ProはUMIDIGI F1からの機種変更に耐えうるスマホとして、今後メイン機として使用することを目論んでいます。
便利なようで結構クセのあるXiaomi独自UI(MIUI)や強力なタスクキルなど、便利に使うにはハードルもあるRedmi Note 10 Proですけど、小生が欲しい機能を持っているのでなんとか使いこなしたいところ。
気づいた点があれば適宜レビューしていきたいと思います。
↑参考サイトです。まとめWikiってなんか懐かしい!
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