Thinkpad X260のメモリ交換。最大量16Gのメモリを搭載してみたら・・・
ThinkPad X260は2016年秋にメモリ8GB、SSD256GBで注文したものです。SSDはすでに1TBのものに交換しています。メモリも8GBから16GBに増やしたので、記録を残しておきます。
X260はメモリスロットが1基ですので、増設ではなく8GBから16GBに交換することになります。
作業手順はおおまかに次のとおり。
①内蔵バッテリーの無効化
②裏蓋を開ける
③メモリ交換
④裏蓋を閉じ作業確認

X260の仕様書によると、対応するメモリはPC4-17000 DDR4 SDRAM SODIMMということになっています。前モデルのX250まではDDR3でしたが、X260以降は現行のDDR4で良かった!
ちなみにPC4-17000が仕様ですが、DDR4であれば上位モデルも搭載できます(速度は17000がボトルネックとなりますが)。PC4-17000よりこちらのPC4-21300の方が安価だったので、こちらを購入しました。
しかし16GBのメモリが1万円以下で買えるとは・・・びっくりですね。良い時代になりました。
①内蔵バッテリーの無効化
X260内部に手を入れるため、内蔵バッテリーからの電源供給を無効化します。これはBIOSから設定しますので、ACアダプタを外してX260を再起動し、F1を連打してBIOS画面に入ります。

BIOS画面がこちら。メモリは8GBが認識されています。

カーソル右でConfigタブに移行し、上から5番目のPowerにカーソルを合わせEnterを押します。

一番下が内蔵バッテリー無効化の設定です。

Yesを選択すると自動でシャットダウンし、内蔵バッテリーからの電源供給がストップします。これで、X260の内部に安全にアクセスできます。
再びACアダプタを接続すると内蔵バッテリーは自動で有効化されます。
②裏蓋を開ける

裏蓋を開ける作業を行います。8箇所のネジ(番手は1番)を緩めます。

ネジを緩め終わったら、隙間にピック状のものを差し込んでぐるりと一周し、爪を外していきます。パキパキと外れていきますが、強引に作業をすすめると爪を割ってしまったりするので、落ち着いてゆっくりと作業しましょう。

裏蓋が外れました。
③メモリ交換

メモリはこの部分。

メモリ左右の固定具を外側にずらしつつ、メモリを持ち上げます。

メモリが外れました。


メモリ新旧比較しときましょう。上が新しいメモリ(Transcend 16GB)、下がデフォルトのメモリ(Samsung 8GB)。

逆の手順で取り付け完了。

できる範囲で内部のクリーニングをしましょう。ファンのあたりに少しホコリが溜まっていたので、掃除機とティッシュで拭き取っておきました。
④裏蓋を閉じ作業確認

再びACアダプタを接続し電源投入。BIOSで確認してみると・・・無事16GBのメモリが認識されました!
さて今回のメモリ増設(というか交換)の目的のひとつは、現在勉強中の動画編集ソフトDaVinci Resolveをより快適に作業したい、というものです。DaVinci Resolveでマルチカム編集をすると、マルチ再生がカクつくんですよね。

メモリが16GBになったので、DaVinci Resolveの設定を確認。システムメモリの75%(12GB)を上限に、DaVinci Resolveに割り当てられます。最大量は割り当てられない設計のようです。

ウキウキしながらマルチカム編集を試してみると・・・やっぱりマルチ再生はカクついた(;_;)
タスクマネージャーを見ると、マルチカム編集中もメモリを4GB弱しか使っていないことがわかります。小生のX260では、メモリ容量よりCPU(Core i7-6500U)やGPU(CPU内蔵)が、DaVinci Resolve動作のボトルネックになっているようです。ノートパソコンですからこれは仕方ないですね。
DaVinci Resolveの動作には残念ながら寄与しませんが、16GBのメモリは通常作業もより余裕を持って行えるようになり、メモリ食いのソフト、例えばGoogle chromeなども安定した動作が見込めます。
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