TIMEXウイークエンダー電池交換事例その2。裏蓋を安易に開けると痛い目に合うことも・・・!

アメリカの腕時計メーカーTIMEX(タイメックス)のWeekender(ウイークエンダー)電池交換事例その2です。2つ目の電池切れウイークエンダーを手に入れたので、こちらも電池交換して日常使いできるようにしようとしたところ、ちょっと手間取ってしまいました。
今回手に入れたのも、ウイークエンダーセントラルパーク。レッド・ブルー・ホワイトのバンドが鮮やかなモデルで、型番はT2N746です。
ウィークエンダー セントラルパーク レッド/ブルー/ホワイト | TIMEXオンラインストア
作業内容は以下からどうぞ。前回の記事で詳細に触れた作業については割愛します。
裏蓋を開け、様子をチェック。

型どおりコジアケで裏蓋を開けますが、この時計は裏蓋がとても硬くはまっており、開けるのに少し苦労しました。
様子を見てみると、裏蓋とケースの触れる部分にサビのような茶色い汚れが溜まっていました。

アップで見てみます。ケースの全周にわたって汚れが付着しています。サビだとすると、水没による故障も心配ですね。

電池(CR2016)を入れてみると、止まっていた秒針が動き始め、インディグロも点灯することが確認できました。
稼働することがわかったので、茶色い汚れを取っていきます。アルコールに浸した綿棒で拭き取ると、ほぼキレイになりました。
パッキンを外し、シリコングリスを塗布します。前回の時計と比べ、パッキンがよじれているのが気になります。
裏蓋を戻そうとすると、問題発生。

パッキンを裏蓋に戻し、裏蓋を閉じようとすると・・・
すごく硬い!!!
指の力では、全くはまる気配がありません。前回の時計は指で閉じることができたんですけど・・・仕方ないので、板の切れ端を使って、体重をかけテコの原理で力をかけてみました。

バキンと盛大な音がして、裏蓋が閉まりました。ただ、よく見てみると、パッキンがはみ出してしまいました!!!これでは防水性能がゼロになってしまいます。
迷走。
パッキンがはみ出してしまうということは、経年劣化でパッキンが伸びてしまい、余ったパッキンが出てしまっているということが考えられます。とすると、新しいパッキンに取り替えることを考えなければ。

ただ、パッキンのサイズは一般的に情報公開されておらず、TIMEXもそうです。ですので実測値からサイズを推測しなければなりません。
ノギスで測ってみると、裏蓋の径は33.5mm。

もともとのパッキンのサイズを測れれば一番いいのですが、直径を正確に測ることは無理なので、こんな方法で近似値を求めてみました。
パッキンをピンと張った状態での長さは50.5mmでした。これを2倍にするとこのパッキンの円周内径になると考え、ここから直径を計算します。円周を求める計算式は、
円周=直径×π
ですから、移項すると、
直径=円周÷π
となります。つまり、
直径=50.5mm×2÷3.14≒32.2mm
と、このパッキンの直径を求めることができました。
パッキンは断面の丸いOリングが一般的ですが、TIMEXには断面が平面なFリングが使われています。Fリングはアマゾンで流通しているのですけど、サイズ展開が多くてピッタリのものを見つけるのは至難の業。
小生は、以上の計測結果と、多少サイズが小さい方が裏蓋にしっかりフィットすると考え、29.2×30.8×0.6mmのFリングを発注しました。5個で送料込み770円。2,000円弱でゲットした時計に対して、ちょっと割高感があるのは否めません。


届きました。

パッキンを出してみると・・・あれ??直径はともかく、なんか厚さが違うぞ!?

ともかく、裏蓋の所定のスペースに収めてみました。

ちょっとはみ出し量が多い気がしますが、ともかくこれで裏蓋を閉めてみましょう。
・・・
・・・
・・・
蓋が閉まらないwwwwwwww
どんなに力をかけても、裏蓋がケースに収まっていく感じがしません。パッキンには多少の弾力があり、パッキンがケースと裏蓋の隙間に縮んで収まることで防水性能を実現するのですけど、このパッキンは厚すぎて、隙間に収まらないのでしょう。

改めて新旧両者を比較。新しい方は、目測で1.5倍くらい厚さがありそうですね。

もともとの方の厚さを測ろうと画策してみました。こんな測り方ですが、0.5~0.6mmくらいと値が出ました。今回購入したものは0.6mmとなっていますが、もともとのより明らかに厚みがあります。
これらのことを総合して推測すると、TIMEXウイークエンダーには少なくとも厚さ0.4mmのものが良さそう。内径28.8×外径30.0×厚み0.4mmというのが同じAmazonにあるので、次はこれを試してみようと思いつつ、またサイズが合わなかったらと思うと手が出ず、悶々しながら数日過ごしてしまいました。
ひょんなことから解決。
数日後、もう一度試してみようと思い、もともとのパッキンを再び裏蓋にはめました。溝にしっかりと収まるようにピンセットで全周を押さえつけてから、ケースに収めてみたところ・・・
今度は成功!パッキンがはみ出ることもなく、裏蓋がケースに収まりました!!
推測ですが、パッキンがねじれがちで、裏蓋の溝にしっかりと収まっていなかったみたい。
ただ、それを抜きにしても、この時計の裏蓋は固く渋いです。パッキン無しで裏蓋を閉めてみるも、やはり指の力では閉まらず、上述の方法で力をかけるとバキッ!恐ろしい音がして閉じるくらい。個体差か、それとも茶色い汚れから想像されるサビなどの劣化かわかりませんが、裏蓋は簡単に閉まらないことがある、ということを肝に銘じた次第でした。
バンドをきれいにしよう。

このTIMEXも前回のも中古なので、バンドもいい感じに汚れていました。洗剤を溶かしたぬるま湯に浸け置きするだけで水が茶色っぽく濁り、さらに歯ブラシで汚れをかき出すようにすると、どす茶色い汚水になってしまいました。しっかりすすいで陰干しすると、鮮やかなレッド、清潔感のあるホワイトがちょっと戻ってきた感じ。

バンドを時計に戻して・・・

TIMEXウイークエンダーの修理完了~~!
ただ、次回裏蓋を開けるときが心配ではあります。作業は常に繊細かつ大胆に!ヤバいと思ったら、それ以上の作業はプロに任せましょう。



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