TIMEXウイークエンダーの電池交換方法。
アメリカの腕時計メーカーTIMEX(タイメックス)のWeekender(ウイークエンダー)の電池交換をしたのでご紹介します。

用意するもの
- 交換用電池 CR2016
- コジアケ
- ピンセット
- 精密マイナスドライバー
- シリコングリス塗布器
電池交換にはCR2016という電池を使います。100円ショップにもあります。コジアケは、はめ込みタイプの裏蓋を開けるための工具ですが、すみません、上の写真に入れ忘れました。
↑このような工具です。
ピンセットは電池を取り出したり、細かいパーツに触るときに使います。無ければ精密マイナスドライバーで代用できるかもしれませんが、ピンセットがあったほうが良いですね。
シリコン塗布器は初めて見る方もいるのではないでしょうか。
腕時計に限らず、電池を使用するアウトドア機器には、防水のため電池蓋にパッキンやOリングが入っていますが、防水性をさらに高めるために、パッキンにシリコングリスを塗布します。適量のシリコングリスを効率よく塗布するために使うのが、シリコン塗布器です。
裏蓋を開ける

バンドを外し、時計本体だけにします。T2N649というシールが無造作に貼ってありますが、実はこれ、この時計の型番号です。
この番号でググってみると、このウイークエンダーは2011年頃に販売されたモデルで、現行モデルにはないグレーの文字盤であることがわかります。裏蓋の形状が他のウィークエンダーと同じなので、裏蓋にいちいち型番を刻印しないんですね。

コジアケで開けるタイプの腕時計には、裏蓋のどこかにこのようにコジアケを突き入れるための隙間が空いています。

この隙間にコジアケの刃を突き入れるのですが、安易にこじっては(ひねっては)いけません。剛性の低い裏蓋の場合は、こじることで変形してしまうことがあります。コジアケの名とは裏腹に、基本は突いて開けます。
ウィークエンダーの場合ですが、まずはこの隙間の位置がいただけません。ロゴをきちんとした位置にして裏蓋を閉じてあるのですけど、隙間の部分にコジアケを入れようとすると、コジアケの刃がラグと干渉してしまい、コジアケをまっすぐ奥まで入れにくいです。

仕方ないので、若干こじるようにして慎重に裏蓋を外しました。
裏蓋側に細くて黒いパッキンがはめてあるのがわかります。ウイークエンダーは3気圧防水で、いわゆる日常生活防水です。はめ込み型の腕時計はこの程度の防水性能のことが多いです。
20気圧防水のG-SHOCKはネジ止め式の裏蓋でもっと太いパッキンが入っていますし、○m防水などの表記のあるダイバーズウオッチは、裏蓋がスクリューバックで非常に堅牢な作りになっています。
電池を取り替える

パーツの隙間にピンセットを差し込み、古い電池を取り外します。

新しい電池を取り付けたら、裏蓋を閉める前に動作確認をします。
パッキンにシリコングリスを塗布する

あとは裏蓋を元どおりに閉めるだけですが、できればパッキンにシリコングリスを塗っておきたいところ。このようにピンセットで摘んで取り外したら・・・

シリコン塗布器の中に入れます。シリコン塗布器はシリコングリスを含んだスポンジがこのように上下に付いていて、塗布したいものを挟んでグリグリすることでシリコンを塗布する、という非常に簡単なもの。ただ、過不足ない量のグリスを効率よく塗るための、アイデアにあふれた製品です。

シリコンを塗ったパッキンを丁寧に戻します。
裏蓋を閉じる前に形状を今一度確認。ウイークエンダーにはありませんが、時計によっては竜頭をかわすための切り欠きがあったりします。
裏蓋を戻す

裏蓋を戻します。表面のガラスを押すと割れる危険があるので、剛性の高いケース部分に力をかけるようにします。
裏蓋が戻ったら再度動作確認。TIMEXのウオッチの代名詞であるインディグロ(文字盤発光)も正常に機能しました。時間を合わせ、ベルトをもとに戻して作業終了。
まとめ。
公式サイトによると、TIMEX腕時計の電池寿命は約2年。インディグロ発光を多用するとその分短くなるとのことです。長く使うためには、1~2年に1度の電池交換は必要になるので、自分で電池交換できると安心ですね。
電池交換手順の一つ一つは取るに足らない作業に見えますが、なんだかんだとコツがあったりします。とはいえ簡単な作業を正確に行うことの積み重ねなので、落ち着いて行えば失敗することは無いはず。自己責任でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
なお裏蓋を開けるとメーカー保証が無くなることもあるほか、防水性能に難が出る可能性もあります。ウイークエンダーはもともと日常生活防水なのでどうでも良いことですが、雨天時の作業で使用する腕時計や、ダイビング用の時計などは防水性能が命に関わりますので、そういう時計の電池交換や修理はおとなしくメーカーに依頼しましょう。





ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません