【SONY E 16mm F2.8】APS-C用パンケーキレンズ。α5100にマッチするSONY純正レンズ!

SONY α5100用にこんなレンズを買っていました。APS-C用のEマウントレンズE 16mm F2.8です。
ハンズオン

2010年に発売されたパンケーキレンズです。焦点距離は16mm、35mm換算で24mmなので、良い感じの広角レンズです。最小絞りはF2.8、最短撮影距離は24cmです。

モデルナンバーはSEL16F28。生産国はタイです。

フィルター径は49mm。レンズフードは無いですが、レンズ面は小さいので、指で不用意に触れてしまう危険は少なそう。保護フィルターは無しで良いでしょう。

マウント面はアルミのようでもあり、軽量なのでプラのようでもあり。

α5100に取り付けるとこんな感じ。シルバーなのでブラックボディに付けると存在感が出てきます。
このレンズは、Sony初のミラーレス一眼であり、初のEマウント機NEX-3やNEX-5とともに、2010年に発売されました。NEXシリーズのメタリックな外装に合わせるためか、このレンズもシルバーのみのラインナップだったそうです。

レンズの厚さは約23mmくらい。ザ・パンケーキレンズといった良い塩梅なサイズ感です。

重量は65g。

α5100に付けると約350gとなりました。
ほかのレンズと比較

α5100用に購入したレンズたちと比較してみます。
左 TTArtisan AF 27mm f/2.8 (35mm換算40.5mm)
中央 VILTROX AF 28mm F4.5 FE (35mm換算42mm)
右 SONY E 16mm F2.8(35mm換算36mm)※当記事で紹介

どれもかなりコンパクトなレンズです。
左のTTArtisanはファームウェアアップデート機能を搭載しているためレンズキャップが厚いですが、レンズ自体は厚さ31mmと小型です。
中央のVILTROXのコンパクトさは驚異的!このサイズでフルサイズ対応、そしてAF搭載です。ピントリングは非搭載なのでMF不可ですが。
この2つのレンズに比べると、右のSONY E 16mm F2.8は伝統的なサイズ感のパンケーキレンズです。

Canon EF40mm F2.8 STMを彷彿とさせる、クラシックなサイズ感です。
作例
α5100に取り付けて撮影したデータをご紹介します。全て加工無しの撮って出しです。
35mm換算で24mmなので、通常の視野+αの範囲を撮影できるイメージ。
風景を切り取るのに適したレンズですね。
こういう写真も好きで、無駄に撮影してしまいます。
絞り値を変えるとどうなるかテスト。こちらはF5.6。
こちらはF2.8(開放)。開放のほうが背景はボケますがAPS-Cなうえ広角レンズなのでボケ量は少なめ。それにボケがあまりきれいじゃないかも・・・ピント面はF5.6に絞った方がシャープですね。
好みによりますが、暗すぎて絞れないシチュエーション以外ではF4.0~5.6くらいに絞った方がきれいに撮影できる気がします。
24mmの広さは圧倒的で、気持ちいいですね。
空を広くきれいに撮ることに感動!F5.6まで絞っているせいか、周辺減光は感じません。
お花のアップ。最短撮影距離は24cmで、ワーキングディスタンス(レンズ先端から被写体までの距離)はだいたい20cmくらいになります。広角レンズなので寄ってもこんな感じ。F5.6のボケ具合もよく分かります。
ちょっと暗いシチュエーションでも、SS1/400、F5.6でこれくらいの明るさで撮れます。
最後にテーブルフォトをひとつ。前述のとおりワーキングディスタンス約20cmなので、ブツ撮りもいけそう。
まとめ。安定の純正広角レンズ。

35mm換算24mm、軽量コンパクトということ以外、特筆すべき事は見つかりませんが、あることが嬉しいレンズを純正で出してくれていることに感謝したくなる、そんなレンズです。古い設計のレンズですがAFは意外と速く、確実に仕事をこなしたいときには選びたくなる、そんな安心感があります。
このレンズが発売された頃のデジカメは今と比較するとセンサーの性能が低く、高性能なレンズじゃないと高画質な写真が撮れなかったそうです。お世辞にも高性能とは言えないこのE 16mm F2.8への評価は非常に厳しかったそうで、今でもレビューを検索するとこのレンズへの評価は賛否両論。ただし最近のミラーレス一眼を使ってのレビューは概ね高評価で、それはなんといってもカメラ側の性能が上がったことによるものでしょう。このレンズが日の目を見る時代がようやく来たともいえますね。
なにより、こういうサイズ感のレンズって、残念ながらなかなか無いんですよね・・・画質の面では重厚長大なレンズに負けますけど、小型ミラーレス機にこそ合わせたい、そんなレンズです。
中古だと1万円以下で買えるレンズなので、APS-Cな方は1つ持っていても良いと思いますよ!
このレンズのレビュー記事では必ずといってよいほど登場する専用ワイドコンバーター(ワイコン)。E 16mm F2.8に取り付けると12mm(35mm換算で18mm)相当の画角になり、手軽に超広角撮影が楽しめるという逸品です。E 16mm F2.8はワイコンで化ける!というレビューもあり、どんなワイコンかとても気になっている今日この頃・・・





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