旧天北線を訪ねるその2。寿公園と中頓別バスターミナル

2025-10-19たび旅, 鉄道

旧天北線をたどる旅。今回は中頓別町内を巡ります。

寿公園

中頓別町寿にある寿公園に来ました。パークゴルフやゴルフの練習場とのことですが、ここにはSLが保存されています。

ちなみに天北線旧寿駅はここから約2.5km北上した地点にあったようです。

ここに静態保存されているのは、蒸気機関車49648号です。以下写真をどうぞ。

経歴表。川崎造船所製造、大正9年(1920年)に使用開始し、昭和51年(1976年)に廃車となりました。走行距離は2,440,905.6kmと!札幌-鹿児島が約2,450kmですから、この区間を50往復した計算になります。すごい!

締めの文章にグッときますね!

SLこそ我々が真の人間であり 勤勉であった時代の代物である

廃車時に、当時の中頓別町長朝日春吉氏により詠まれた追悼文。

名文なので文字起こしをしてみます。

SLを愢び

果てしなく続くレール……
多くの宝を運び 人々のよろこびと哀愁を乗せ
風雪の荒野を衝いてひた走る……また
かげろうの漂う新緑の町や村を……
あのたくましい姿の幾星霜
あまりに人間的すぎた この黒光りする顔
激しい 車輪の回転
幻想の境地にひきずりこむ あの汽笛
石炭と蒸気の競演 舞いあがるすす煙
車窓に飛び散る風景……
すべてが魅力的であった
SLは明治十三年より本道を走り続けた、
そして いま……
時の流れは この勇者をも偶像とした。
町は北海道の歴史を築いたSLの活躍を愢び
永くその勇姿を後世に残さんとする。
昭和五十一年十月一日
中頓別町長 朝日春吉

SLの近くにはミニSLもありました。

レールに電気が通ってるのかな?

寿公園には戦闘機も展示されていました。

中頓別バスターミナル

旧中頓別駅は、現在中頓別バスターミナルとして運用されています。

三角形の屋根と尖塔が牧歌的な雰囲気を醸していますね。

ここに保存されているのが、キハ22 208です。

すぐ近くには腕木式信号機も展示されています。

車体に塗られているブルーは現役時代のカラーとは異なるそうです。見てのとおり塗装も車体も劣化が激しいですね。

こちらの記事、およびwikipediaが引用している北海道新聞の記事(古いため閲覧不可)によると、塗装が剥げ車体も劣化しているため、もともとの国鉄カラーに塗り替えることを含めた修復計画があるそうです。2023年9月現在では修復のための基金や仲間を募る看板があったそうですが、2025年8月現在ではその看板は見当たりませんでした。修復はどのように進むのでしょうか?

たび旅, 鉄道

Posted by Hermitcrab