【UMIDIGI AirBuds】スマホメーカーのTWS。デザインは進化したが性能は?

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中国・深センに拠点を置くUMIDIGIAirBudsというTWS(完全ワイヤレス型イヤホン)をレビューします。 併売されている旧モデルAirBuds Uのバージョンアップモデルと思われます。

名前がそっくりですが、2021年6月頃から販売されているのがAirBuds U、2021年11月から販売されているのが今回レビューするAirBudsです。分かりにくいですねw

↑こちらが新モデル、AirBuds。カラバリはホワイトのみ。

↑こちらが旧モデル、Airbuds U。カラバリはホワイト、ブラックのほか、レッドもAmazonで流通するようになりました。

開封

旧モデルはイエローの化粧箱でしたが、AirBudsはホワイトのシンプルな化粧箱になりました。

技適取得済みであることが、箱の記載で分かります。日本市場をしっかりと意識した製品です。

白い箱の中に白い本体が入っていました・・・!

イヤホン本体と充電ケースほか、充電用ケーブル(USB-A to USB Type-C)と取説が付属していました。

取説の中で重要そうなページ。取説全ページはこちらにデータがありました→https://fcc.report/FCC-ID/2AYLJ-AIR5X/5224098.pdf

操作方法は次のとおり。

再生/一時停止ダブルタップ
曲戻し左をトリプルタップ
曲送り右をトリプルタップ
ボリュームアップ右をシングルタップ
ボリュームダウン左をシングルタップ
通話応答/終了ダブルタップ
着信拒否2秒間長押し
音声アシスタント2秒間長押し
電源ON2秒間長押し
電源OFF5秒間長押し
ペアリングリセット蓋を開けた状態で両方のイヤホンをケースに入れ、
ボタンを10秒長押し
新しいデバイスとペアリングいったんBluetooth接続を解除し、
ペアリングし直す

公式サイト記載の公式スペックを適当に訳しました。

オーディオ性能ドライバ:⌀10mmダイナミック
周波数特性:20 Hz – 20 kHz
オーディオコーデック:SBC / AAC
通話ENC (Environmental Noise Cancellation Technology)
※通話時のみ働くノイズキャンセルです
バッテリー性能AirBuds単体
音楽再生:5時間
通話:4時間
充電ケース併用
音楽再生:合計20時間
通話:合計16時間
Bluetooth到達距離10m
充電 1.5時間 接続:USB Type-C DC5V1A
サイズイヤホン:45.2*17.3*18.8mm
充電ケース:61*45.2*27mm
重量イヤホン:4g(片方)
充電ケース:32g
防水性能 IPX5(イヤホンのみ)

充電ケースは、まるでゆで玉子みたい!

手のひらにすっぽり収まる、やや小振りな、Mサイズの玉子って感じ。

AirBuds最大の特徴、蓋開閉ギミック!蓋によってホコリ侵入が防げるうえ、蓋を開けると自動でペアリングしていく仕組みです。

蓋の内部に何やら書いてあります。

技適表示、バッテリーの情報、CEマークなど、重要な記載ばかりでした。

イヤホンは耳孔を塞がないインイヤータイプ。通話用のマイクと充電端子はイヤホン下部にあります。

充電ケース裏面にリセットボタン、ケース下部にUSB Type-C端子があります。

モバイルバッテリーでも充電できます。

充電ケースには左右があり、反対だと入らない設計になっています。フールプルーフというか、良い設計ですね。

スマホは同じUMIDIGI社のF1ですし、あっさりとペアリング完了。スマホからはAir Buds(スペースが空いている)として認識されています。

リスニングチェック

サウンドチェックはもちろん、XのセカンドアルバムJealousyよりSilent Jealousy!!!

冒頭のピアノソロに続き、イントロからほとばしるYOSHIKIのドラム、切れ味の良いHIDE&PATAのギターリフ、TAIJIの歌心あふれるベース、そして喉を潰したことから発声に一から向き合ったTOSHIの激しくも丁寧な歌声・・・バンドサウンドとストリングスとのバランスも絶妙で、7分もの長尺な楽曲にもかかわらずあっという間にエンディングがやってきます。Silent Jealousyのほか、HIDEやPATA作曲の曲があったり、TAIJIのアコースティックギターの多重録音演奏も堪能できるアルバムJealousyは、HIDE、TAIJIがいた頃のXの魅力が100%味わえるアルバムです。

閑話休題。AirBudsはオープンイヤー型イヤホンでドライバも10mmと凡庸なので、サウンドはそれなり。スペック的には20Hz-20kHzの再生に対応しているのですけど、やはりオープンイヤーの限界か、低音はスカっと抜け、高音の伸びもいまいち。ただボリュームをしっかり上げれば、結構迫力のある音が出てきます。

AirBuds Uとの比較

右がちょっと使い込んだ感のあるAirBuds Uです。両者の大きな違いは、小生的に次の4つ。

①充電ケースの蓋の有無

②ダイナミックドライバのサイズ(AirBuds=13mm、AirBuds U=10mm)

③タッチ操作の違い

④公式アプリの有無(AirBudsはまだ提供されていない)

⑤AirBudsはAppleのAirPodsにそっくりなデザイン。遠目にはわからない。

IPX5相当の防水性能は、両者とも持っています。

まとめ。どちらが好みか、両方使ってみよう!

AirBuds UとAirBudsはどちらも実売3,000円程度。兄弟機という趣もありますが、使い勝手は結構違います。小生はAirBuds Uが好みですね。蓋の開閉ギミックは、せっかちな小生にはひと手間に感じるし、タッチ操作が基本的に嫌いなので、シングルタップでは何も動作しないAirBuds Uはストレスレスです。

いずれにしても、オープンイヤー型TWSはイヤホンをより安全に使うために一役買ってくれます。音楽を愛する方は何でも良いのでひとつお手元においてはいかがでしょうか。