パンタグラフ式キーボードDIY修理事例。使用頻度が少ないキーと取り替える。

PCDIY

キーボードのIキーがグラつくようになってしまいました。母音のIは頻出するキーなので、このキーがグラつくとタイピング時のストレスが爆上がりです。なんとか修理できないものかと考えました。

修理したいキーボードはパンタグラフ式キーボードです。グラつくIキーを外してよく見ると、1mmくらいの小さなパーツが欠けており、交換しか手段はなさそう。

修理をするとすると、メーカーに修理を依頼するか、正常なキーを入手して自分で直す、などが考えられますけど、現行モデルではないうえ、特に名機とされるキーボードでもないため、どちらの手段も面倒そう。

どうしようか、と考えていたところ、ふとひらめきました。

そうだ!普段あまり使わないキーと交換してしまおう!

交換の顛末は以下のとおり。

修理対象はこちらのエレコム製無線キーボード。Iキーだけがわずかに浮いているのが分かるでしょうか。Iをタイプすると、キートップがずれたり回転してしまったりして、もうストレスの塊なわけです。

Iは頻出するキーなのですが、キーボードの中には普段めったに使わないキーも合ったりするわけです。Iのキートップはそのままに、めったに使わないキーの内部機構をいただいてしまおうというのが今回の修理の趣旨です。

さてどのキーをスケープゴートにするか考えます。大原則として、キートップが同じサイズのものを選ぶ必要があります。キートップの形状が異なると、パンタグラフや土台部分など内部構造が異なる可能性があるからです。

選んだのは、テンキー部分に有るNumLockキー

このキーを慎重に外していきます。コツはもう、慎重に、ゆっくり外していくことのみ。

本当はキートップとパンタグラフとをまず外すのが、内部構造を壊さないもっとも確実な方法だと思われるのですが、専用工具でもない限り狙って作業するのはほぼ不可能です。従って次善の策は、とにかくゆっくり、焦らず、キーの周囲を少しずつ持ち上げて、外れる部分から外していくことになります。壊れたら諦める覚悟も必要かも。

なんとか壊さずに外すことができました。キートップのサイズ、内部構造とも、IとNumLockとは同一でした。

パンタグラフですが、左がNumLockのもの、右がIのもの。Iの方は、右下の突起が欠けていることが分かります。直径1mm以下、長さも1mm程度の、本当に小さな突起ですけど、これが無いせいでキー全体が土台に固定できない状態になってしまったと思われます。

ちなみに、左のNumLockのパンタグラフも、実は正常な状態ではありません。パーツが壊れているわけではなく、真ん中のパーツが表裏逆に取り付けられてます。キー取り外しの際に真ん中のパーツと外側のパーツが分離したのですが、小生が表裏逆に取り付けてしまっていたのでした。詳しくは後述します。

キートップとパンタグラフは、このように上部外側2箇所、下部内側の2箇所で固定されます。

土台の方も見ておきましょう。上部中央に大きな爪1つ、下部外側2箇所に小さな爪があって、これらでパンタグラフを保持します。

上部の爪はかなり大きく、押し付けるのではなく引っ掛けるようにして固定するような感じ。ということは、取り付けは①上部を引っ掛ける②下部を引っ掛ける、という順番が良さそう。

この取り付け順はパンタグラフのみで行うべきと判断し、まずはパンタグラフを土台に取り付けました。

最初は上部の大きな爪がなかなか入ってくれずに焦りました。もともとのパンタグラフ(壊れたもの)だとスッと入ってくれるのにどうして?

これもやりながら気づいたのですけど、パンタグラフ内部のパーツには表裏があり、間違った方向で付けていると上部の爪に入らないのです。パンタグラフの6時の方向にある内部パーツのブリッジ部分が、中心ではなく左側(=キーボードの土台側)に寄っているのが何よりの証拠。

内部パーツの表裏を取り替えると、パンタグラフはきちんと土台に収まりました。

パンタグラフが収まれば、あとはキートップを静かにパンタグラフへ押し付け、爪で固定できればOK。

動作確認すると、Iキーは他のキーと変わらない打鍵感を取り戻しました。反対にNumLockキーは残念なことになりましたけど、まあ押す機会もあまりないし、キーボード延命の犠牲になってくれたということで良しとしましょう。

小生が現在メインで使用しているLogicool MX Keysもパンタグラフ式キーボードなので、壊さないように注意せねば。

PCDIY

Posted by Hermitcrab