久しぶりのパンク修理。そろそろ消耗品を交換せねば。
日常の足として活用している若草号の後輪タイヤがパンクしました。パンク修理しようとして一度チューブを取り出してもパンク箇所を見つけられず、バルブコアの緩みだけ確認して若草号に再装着。
翌日も若草号に乗って出かけたのですが、帰宅時に後輪に違和感を覚え、帰宅後にチェックすると空気圧が大きく減っていました。やはりどこかパンクしているようです。
もう一度同じ作業をするのも面倒ですが仕方ありません。重い腰を上げ、タイヤからチューブを取り出しました。以下、今回の作業の記録です。
チューブに空気を入れ、水につけてパンク箇所を探します。チューブに穴が開いていれば、水中で空気が漏れ出すはず。
ですが何度調べてもパンク箇所が見つかりません。もしかして幽霊のしわざ・・・?そんなことが頭をよぎりましたが、幽霊のしわざなら小生の手には負えません。逆に幽霊のしわざでないのなら、絶対にどこかから空気が漏れているはず。一旦作業を中断しコービーブレイクのあと、作業を再開しました。
さっきまでより空気圧を多めにして、まずはチューブ全周を耳に近づけてみます。全集中で耳をすませていると、プチプチという音が聞こえる箇所があることが分かりました。
再度水に入れてチェックしてみると・・・ありました!バルブ付近に空気漏れ口!
水から上げてみると、水の膜が泡状に膨らんでいます。最初の作業のときは空気圧が足りず、空気が漏れ出していなかったのかも。
患部を見てみると、過去にパンク修理した場所のようです。パッチは完璧に張り付いてほぼチューブと一体化していますが、その上から更にタイヤとのスレなどで亀裂が発生し、空気漏れの原因になったみたい。
空気漏れ箇所が特定できれば、あとは型どおりのパンク修理でOK。パッチとゴムノリ、そして紙やすりを用意します。
小生はゴムノリと薄型パッチでじっくりと修理する派です。
ゴムノリ不要のグルーレスパッチは手軽だけど、あくまで出先での応急処置用と考えています。
ちなみにグルーレスパッチの商品ページでは、チューブに貼り付けてタイヤに戻す前に空気を入れて検証したら空気が抜けた、使えねぇ!というレビューが散見されますが、使い方を間違っているんじゃないでしょうか?出典は忘れたのですが、グルーレスパッチだけでは空気漏れ箇所を完全に塞ぐことはできず、パッチを貼ってタイヤに戻した状態で空気を入れると、空気圧で膨張したチューブがタイヤ内面に密着し、穴開き箇所をしなやかなパッチがピッチリと覆うことで空気の漏れを防ぐ、という情報を見たことがあります。つまりチューブ単体での検証は意味がなく、すぐにタイヤに戻して空気を入れることが肝要、ということです。
その意味でも、ゴムノリとパッチを使った修理の方が、確実に成果を出せるから好きなんですよね。
閑話休題。ゴムノリの缶を開けます。ゴムノリは揮発しやすいので、缶の場合は逆さにして保管するのが鉄則です。
軽くヤスリがけした患部にゴムノリを塗布します。薄く塗り拡げる感じでOK。ベタつかなくなるくらいまで乾かします。
パッチを貼り、強く圧着させます。以前のパッチの上に貼り付けたので盛り上がってしまっていますが、パッチ全面をしっかりと密着させることができました。
ゴムノリは接着剤ではなく、添加された硫化剤がチューブとパッチとを同化させてくっつけます。異物で覆ってなんとかするのがグルーレスパッチなら、ゴムノリ&パッチは皮膚そのものを移植し同化させる治療法、といえるでしょうか。
軽く空気を入れ、空気の漏れがないか確認。
チューブをタイヤに戻す前に、タイヤ内部や側面に傷や異物がないか確認。もし何かが刺さっていてそれがパンクの原因なら、それを排除しておかないとまたパンクしてしまいますから。
タイヤもリムテープも痛みが出てきました。このあたりは消耗品です。
タイヤ側面にも傷を発見。規定圧まで空気圧を上げると、この部分に若干の盛り上がりが見られました。内部のチューブをこの部分では支えきれていないようにも感じます。やはりタイヤはもう交換したほうが良いですね。
25Cのエリートプラスをずっと使ってるので、またこれを買おうかなぁ。
今回のパンク修理作業では、チューブ内の空気圧が低かったせいで、空気漏れ箇所を見つけるのに手間取りました。作業に支障がない程度に空気圧を上げて臨んだほうが、すぐに空気漏れを見つけられたのではないかと思います。また勉強になってしまいました。日々精進です。
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