【Pelikanツイスト】独特な造形に期待が膨らむ。ペリカン社のエントリークラス万年筆を試すよ!

2024-11-19万年筆Pelikan

スイスに本社を置く筆記具メーカーPelikan(ペリカン)社のツイストという万年筆を購入しました。

エントリークラス万年筆が好き。

PILOTカクノ、PLATINUMプレピーなど、各社のエントリークラス万年筆を使っています。コストと書き味の絶妙なマッチングと、高級万年筆にはない遊び心が見え隠れして好きです。

Pelikan社製品は、ロイヤルブルーというインクを所有していますが、万年筆はまだ使ったことがありません。Pelikan社のエントリークラス万年筆といえば、ペリカーノジュニアが有名ですね。

学童向けに開発された万年筆だそうです。グリップ部分に持ちかた鉛筆的な工夫があり、ドイツの子どもたちはこのペリカーノジュニアで字を学ぶのだとか・・・カラバリもあり、ポップで楽しそうですが、もともと子供向けということもありペン先は太字相当のAしかありません。もう少し細めのペン先のものがあればと探していたところ、見つけたのがツイストです。

軸とグリップの色が異なる独特な配色で、赤や緑など原色系のカラバリもある中、購入したのは落ち着いたなシルバー&ブラックタイプ。

以下で詳細に見ていきます。

外観チェック

その名のとおり、ねじれた三角の角材のような造形。

最初にばらしてしまうと、キャップや胴軸の素材はプラスチックで、外側にシルバーの塗装がされていました。アルミ素材で高級感あふれる万年筆の夢を見ていましたが、幻と終わりました。

キャップ先端の王冠部分には、ペリカン社のロゴマークでもある親子のペリカン。ドイツでは親子のペリカン像は母性愛の象徴だそうです。

尻軸にはPELIKANロゴと、GERMANYの文字が。そしてこの膨らんだ三角形の形状。他にはないですね。

キャップを外すとペン軸はこんな感じ。グリップ部分はちょっとしっとり系の樹脂でできています。ゴムなどのラバー系ではないようです。

ペリカーノジュニアを敬遠した理由の一つが、あちらはラバー素材であることでした。確かに手触りはよいと思うのですが、インク充填時に汚れやすく、汚れるとたぶん色が落ちないのと、ラバー素材は加水分解でベタベタしてきたら嫌だな・・・と思って。

ペン先の根本に少し隠れていますが、Fの刻印があります。

こんな感じで分解できます。

コンバーターを装着しインクを入れてみる

純正カートリッジ(ブルーブラック)が1本付属していたのですが、別のインクを入れたいため、コンバーターも一緒に購入しました。

純正カートリッジとコンバーターの比較。ペリカンのインクカートリッジは欧州共通規格なので、共通規格のものであれば他社カートリッジなども使用できる可能性があります。ただ、小生が所有しているパイロット、プラチナ、LAMYはいずれも独自規格です。

インクはこれ!ペリカン社のハイコスパインク4001シリーズ!お色はターコイズ。

ペリカンの4001シリーズインクはロイヤルブルーに続き2つ目ですが、4001シリーズは62.5mlで国内の定価は税込1,100円と、最強のコスパで知られるパイロットのインク(インキ)に迫るコストパフォーマンスの高いインクです。

というか、パイロットの高コスパインクはブラック、ブルーブラック、ブルー、レッドのいわばド定番カラーのみですが、ペリカンの4001は定番カラーも含め9色のカラーバリエーションがありますからね。舶来物というステータス感もあって、全色揃えたい誘惑にかられます。

コンバーターをセットし、インクを入れました。

前後しますがペン先の裏側とペン軸はこんな感じ。

書き味や使用感など

ツイストのグリップ形状は特殊なため、自然と万年筆らしい持ち方ができるようになっています。インクフローは良好で、Fサイズニブとはいえそれなりの太さがあるのは欧米の万年筆らしいところ。

ただ個体差かもしれませんが、ペン先の角度は他の万年筆よりもシビアというか、インクの出る角度が狭いような気がしました。

ターコイズのインクは、この画像よりも濃い目で、PILOT色彩雫シリーズの天色に似てるかも。鮮やかさとと落ち着きとが絶妙のバランスでブレンドされた、とてもいい色です。

この角度なら問題なく書けます。ただ少しでもひねる(twist!)と、インクの出が渋くなりました。

キャップを尻軸にさすこともできます・・・が、小生はあまりやりたくないですw

というのは、前も書きましたがシルバーカラーは塗装なので、硬いものでこすると色が取れてしまいます。キャップを差し込むと色が取れてしまいそうなのです。

ツイストはレッドやブルーのカラバリがあるのですが、塗装ではなく樹脂の色なら、色が剥げることもありません。普段使いにはその方がよいかも。

もう一つ思ったことは・・・

キャップが固い!

パチンと締める嵌合式キャップなのですけど、滑りやすい表面処理ということもあり、キャップが外しにくいです。力任せに勢いよく外すとペン先をぶつけそうなのでそれも無理だし、かなり慎重にキャップを開けることになります。もう少しキャップを開けやすければよいのですが。

まとめ。

万年筆らしからぬ形状で、机に転がっていても、なんとなく絵になるペリカンツイスト。多少扱いづらい点もあるものの、書き味やインクフローは良好ですし、持ち出さず自宅で使用するにはちょうどよいかもです。

シルバー塗装のものより、こういった樹脂カラーのもののほうが、塗装の痛みなど気にせず使えそう。

万年筆Pelikan

Posted by Hermitcrab