【KBEAR S1】手持ちのイヤホンをリケーブル感覚でワイヤレスオーディオ化できる!TWSじゃないが故の安心感もまた好いものです。

2021-12-13ガジェット, 音楽KBEAR

中国のオーディオメーカーKBEARのワイヤレスオーディオ、S1を買ってみました。最近買ったokcsc Sabbat X12 UltraKZ S1のようなTWSではないものの、手持ちのイヤホンをワイヤレスオーディオ化できるすぐれものです。

前述のTWSたちは再生装置まで一体化しているので、サウンドはそのTWS固有のものになります。一方でKBEAR S1は再生装置とワイヤレス部分とが別なので、好みのイヤホンでワイヤレスのメリットを享受できる魅力があります。

今回はAliexpressではなくAmazonで購入しました。AliexpressだとAmazonの半額くらいで買えるのですが、今回はすごく早く欲しかったのでw

さすがAmazon、注文の翌々日には届きました。置き配にしているので、不在時は配達員さんが適切なところに置いていってくれます。このスピード感、やはりAliexpressでまったり待つのとは違う爽快なものがありますね。

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Aliexpressのリンクも張っておきます。

ネックの部分を小さく折り曲げないように梱包しているので、割と大きな包装になっています。

MMCX、TFZ2pinタイプがありますが、小生は汎用性の高い普通の2pinタイプを購入。

硬質スポンジ?のような緩衝材に、このように収められていました。

内容物は本体と充電ケーブル(microUSB)、マニュアル。

本体の構造は、イヤホン接続部分と左右モジュール、そしてそれらを繋ぐネックバンド部分に分かれています。耳に当たる部分のケーブルには丸くクセが付けられています。

マニュアルは英語と中国語のみ。この部分だけ読んでおけば問題なし!

これは右側のモジュール。上(写真左)からプラスボタン、マルチファンクションボタン、LED、マイナスボタンが配置されています。プラスとマイナスのボタンは、短めに押すとそれぞれ音量調節、長押しするとそれぞれ次の曲/前の曲となります。

長押し判定にはちょっと癖があり、曲が切り替わるまで長押ししなければならないのですが、押している時間は割と長めですw

普通の感覚で長押ししボタンを離すと、長押しと識別されず音量調節になってしまったりするので、慣れが必要だと感じました。

裏側にはmicroUSB差込口があり・・・

蓋を開けることで充電可能。

左側のモジュールにはメーカーロゴがあるのみでボタンなどはなし。中身はバッテリーでしょうか?

コネクタは汎用性の高い2pinタイプですけど、ピンがちょっと長い??まあ普通に接続できましたけど・・・

ひとまず巷で白日イヤホンとか呼ばれているらしいKZ AS06を装着してみました。全体が黒とシルバーでまとまってかっこいい!

マルチファンクションボタンの長押しで電源が入り、初めての接続のときはすぐにペアリングモードに入ります。プレーヤー側ではKBEAR S1と認識されます。

いつもの小生的ベンチマーク、XのSilent Jealousyを視聴。

いろいろな曲を聴いた感じ、イヤホンの特性を素直に出してくれる印象。イヤホンを変えれば音も変わります。

そしてTWSのように、左右モジュールのペアリングというワンクッションがリスニング前に無いのは良いですね。TWSだと、左右モジュール間のワイヤーがないという便利度極大な特徴はありますけど、何らかの拍子にうまく左右がペアリングできないと、復帰まで時間がかかり非常にストレスを感じることがあります。

その点、左右が物理的に接続されているタイプだと、端末と本体とがBluetooth接続してしまえばOKですので、トラブルの原因が少なくて済みます。もちろんBluetoothである以上、人混みなど電波状態の悪化する環境では音飛びが発生してしまいますが・・・その点ではワイヤードの信頼性には敵いませんね。それを言ってはお終いですがw

それから、S1左右がつながっているが故の装着のしやすさを感じました。S1を首に掛けてからイヤホンをゆっくり耳に入れれば良いので、余裕を持って装着できます。

TWSの場合ですと、原則として左右のモジュールを(ほぼ)同時に充電ケースから出さなければなりませんので、左手でケースを持って右手で右モジュールを取り出し右耳に装着、ケースを右手に持ち替えて左モジュールを左手で取り出し左耳に装着、という作業を素早くこなさなければなりません。あわててモジュールを地面に落としたり、この時期らしく雪の中に落としてしまったりすると一巻の終わりです。一日が超ブルーになりそうです。

KBEAR S1の不便な点として、左右のモジュールがケーブルに対して大きく、そして多少重いので、細いケーブルに負荷をかけて断線してしまわないか、ということ。モジュールの位置は、例えばTRN BT20s Proのように耳の真後ろにし、イヤホン接続部分も多少太くして堅牢な作りにしてはどうかと思うのですが、今後のバージョンアップに期待したいところです。

KBEAR S1をいろいろなイヤホンに取り替えながら通勤などで使ってみたところ、TWSほどの自由さはないものの安心して使える設計、そしてイヤホンを取り替えられるという別の自由を提供してくれるものでした。手元にイヤホンが余っているという奇特な諸兄は、ぜひ手にとってこの利便性を享受されてはいかがでしょうか。

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Posted by Hermitcrab