電波時計の悩みが全部解消!JJYEmulatorでサクッと受信する。電波が受信できない場合の対処法にもおすすめ!

2023-12-10ガジェット, スマホ・Android, 腕時計CASIO

※2023年12月に加筆修正しました。

スマホとG-SHOCKとPRO TREK、謎のスリーショット。こはいかに・・・??

スマホの画面に出ているのは、JJYEmulatorというアプリです。

電波時計にJJY標準電波が届かない場所で使用します。

ヘッドホンを取り付けコードを電波時計に巻きつけるか、端末本体のスピーカーを直接電波時計に近づけて本アプリを起動し、音量を最大にするとJJY標準電波を擬似的に発信します。この状態で電波時計を受信モードにすると2~3分で同期します。

機種(スピーカーの種類)によっては上手く同期しない場合もありますのでご了承ください。

本アプリはお使いのスマートフォンの時刻で同期します。正確に時刻を同期するには時刻同期アプリ等を使用してお使いのスマートフォンの時刻を正確にする事をお勧めします。

※スピーカーから発信すると13kHzの音が出ます。音に敏感な方や具合が悪くなる方は使用をお控えください。またクォーツや機械式時計はスマートフォンを近づけると、磁気を帯び故障する可能性があるので使用しないでください。当アプリによる被害については一切責任を持ちません。

JJYEmulator – Google Play のアプリ

なんと、電波時計の時刻調整に欠かせない標準電波を、スマホのスピーカーから発生させる音で代用しようというアプリなんだとか。なんと夢のようなアプリなのでしょう!!こういうアプリ、大好き♥

アプリを起動すると、スマホから13kHzの音声信号が出ます。この信号はまるでモールス信号のように、一定の規則性を持って出力されます。スマホの音量を最大にして受信待機状態の腕時計に向けると、音声信号を標準電波のように受信し、数分後には受信が完了します。

13kHzの音声信号は、平たく言えばモスキート音と呼ばれる不快な高音です。標準電波は耳に聞こえないのに、どうしてモスキート音が電波時計の電波の代わりになるのか・・・その原理は、これらJJYシミュレーターアプリの元ネタであるスタアストーンソフトに詳しいです。

フリーソフト 電波時計用JJYシミュレータ のページ

標準電波(電波時計)の運用状況

人間の可聴域は20Hz~20kHzとされています。 福島・おおたかどや山標準電波送信所から発信されている40kHzの信号は、可聴域外なので人間には聴こえません。

40kHzの信号は一般的なスピーカーでは正常に再生できないので、いろいろな理由から13kHz(正確には39.999…kHzの1/3である13.333…kHz)の信号で代用し、これまたいろいろな理由から、高音質スピーカーよりスマホのスピーカーや安物ヘッドホンなど、一般的に音質が悪いとされている機器で最大音量で再生する、というのが、JJYシミュレーターの原理だそう。すごいアイデアです。

JJYEmulatorはスマホの内部時計をもとに信号を発します。つまり、スマホの内部時計が狂っていたら発生させる信号もズレたものになってしまうことになります。

とはいえ、最近のスマホの内部時計はほぼ完全に自動調整になっていて、Time.isで調べてみても、ほとんどの場合は1秒以内の精度になっています。スマホの内部時計は実用上充分な精度を持っていると考えても問題はないでしょう。

実は小生の自宅は、標準電波の受信状況がよくありません。家中のどこに電波時計を置いても、具合よく電波を受信してくれないことが多々あります。窓を開けたり、家の前の屋外に持ち出しても状況はあまり変わらず、標準電波難民ともいうべき状況です。

電波受信といえば、いつも思い出すのが東日本大震災の直後。福島にあるおおたかどや山標準電波送信所が1ヶ月以上停波し、電波時計の受信が出来なくなった時期がありました。

その後標準電波は復活しましたけど、個人的な印象ではこの2年くらい自宅での電波受信が困難になっています。外部の環境の変化か、あるいは自宅内の電波環境の変化か・・・はっきりとは分かりませんが、腕時計はもちろん、愛用のSEIKO卓上時計の電波受信も芳しくありません。

そこで出会ったのがJJYEmulatorです。電波受信状態にした腕時計やセイコークロックにJJYEmulatorを起動させたスマホを近づけると、すぐに電波受信状態に!数分後には受信完了しました。電波環境が厳しいとお感じの方は、いちどこのアプリを試してみることをオススメします。

ちなみに、ここまで紹介してきたJJYEmulatorはAndroid用のアプリケーションで、iOS用にはJJY Simulatorというアプリがあるそうです。

さらに余談ですが、過去にはJJYエミュというAndroid用アプリも存在していました。広告無しで、出ているパルスの長短が視覚的に見えるという素晴らしいアプリです。

「JJYエミュ」 – Androidアプリ | APPLION

残念ながらすでに公開終了になっているので、apkを探してインストールしてみました。

こちらがJJYエミュの起動画面です。このアプリでも出ている信号はJJYEmulatorと同じで、G-SHOCKとプロトレックも問題なく電波受信できました。

画面中央に3列のブロック群が見えますが、それぞれのブロックは赤(短い)黄(ふつう)緑(長い)の3種類の異なる幅になっていて、合計60個あることが分かります。この60個のブロックがすなわちパルスの長さを表していて、1秒に一つずつパルスが送信されます。60個のパルス信号を60秒掛けて受信することで、年月日と時刻を受信するというのが、電波時計の仕組みなのです。上段中央の赤いブロックの下に横向きの白いラインが見えますが、これが1秒ずつ右に進むことで、現在発信しているパルスの情報がわかります。

標準電波の出し方

JJY – Wikipedia

JJYエミュは、性能は充分で、そして視覚的にも楽しませてくれるナイスなアプリなのですが、スマホがスリープ状態になるとアプリが落とされてしまうのが玉に瑕。小生のスマホは2分でスリープになるよう設定しているのですけど、2分では電波受信が完了しないこともままあります。スマホをスリープさせないために、意味もなく画面をタッチするという作業が2分に1回発生するのが残念なところ。

JJYEmulatorはスマホのスリープを無効にする権限を与えられているようで、画面に表示させている限りはスマホがスリープしません。この点ではJJYEmulatorに軍配が上がります。

ともあれ、神頼みにも近かった標準電波の受信を、充分な精度でエミュレートできる環境を手に入れました。数年来の悩みを解消できたので、コレは素晴らしいライフハックといえます。