iPod touchをドライブレコーダーとして使う!

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ドライブレコーダーってのは、ドライバーの視点から車外の風景を録画するもの。レジャー的な用途でドライブの記録動画を撮ることができるのだけど、それよりも重要な用途としては、万が一の事故やトラブルの際に証拠として残ること。事故をおこしてしまった時は往々にして気が動転して確認しておくべき多くの事柄を見落としがち。また事故の瞬間のことは、たとえしっかり見ていたとしても時間がたつにつれ記憶があやふやになってくるもの。また相手との言い分が食い違ったりしがちで、トラブルもおこりがち。そんな時に、客観的な記録が残っていることで未然に防げるトラブルは数しれない。それが例え自分にとって不利な証拠になったとしても、あやふやな記憶で自分を弁護するよりはいいんじゃないかと。
というわけで、冬になると年に1回はトラブルに巻き込まれる小生としては、ドライブレコーダーが欲しくなったのです。だけど、普通に売ってるものはそこそこ高い。ネット通販では数千円からあるけど、とりあえず今あるもので何か代用できるものは無いかな・・・と考えると、あるじゃないですか!動画撮影機能付きのポータブルデバイスが!


もうお題に「iPod touchで」って書いちゃってるので読者の皆さんは小生が結局どうしたのか分かってしまっているわけですが、あえて書きますと、iPod touchをドライブレコーダーとして使用できないかと考えたわけです。

まず、そういうアプリがないかと思って探してみると、意外といろいろあるものなんですね。その中で、無料で、比較的評判が良さそうだなと思って入れてみたのがこのアプリ。

WizMap

機能はたくさんあるようですがとりあえず小生が使いたいのはドライブレコーダー機能なので、ほかの機能はとりあえず無視・・・

そして、iPod touch(書くのが面倒なので以後アイポッチと略して表記します)をドライブレコーダーとして使うには、ずっと手に持って運転するわけにもいきませんから、適切な位置に固定しなければなりません。どうしようかなーと考えつつ、以前製作した自作スマホホルダーに何気なく置いてみたところ・・・

スマホホルダーにアイポッチを置いたところ1

完璧・・・ではないにせよ、必要充分な感じではないでしょうか。画像では見づらいですが、録画画面の上半分はダッシュボードから飛び出してフロントガラスからの風景をとらえています。アイポッチのカメラは本体の最上部にあるため、このような撮影が可能になったわけですね。ホルダーの位置をもう少し上に上げれば、画面いっぱいに撮影できるようになるでしょう。

ん、待てよ・・・

アイポッチには標準で動画撮影機能があるぞ・・・それで撮影すれば余計なアプリ要らずか・・・?

ざわ・・・ざわ・・・

というわけで試してみました。

スマホホルダーにアイポッチを置いたところ2

これでいいじゃん。という気もしますが・・・

確かに、ドライブレコーダーアプリで撮影する動画よりも鮮明で、ナンバーもはっきりうつってるんだけど・・・アイポッチで撮る動画はいかんせん重い!FullHD画質なので1分で100MBとか食ってしまうような、オーバースペックもいいところのすばらしい高画質で撮れてしまいます。ドライブレコーダーには必要ないですね・・・というか、画質を落として撮影する機能が欲しいです・・・
その点、WizMapはほどほどの画質で録画してくれるし、位置情報も逐一記録してくれるので、あとで確認が楽だったりします。まあアイポッチにはGPSが付いてないので、位置は完璧ではないですが・・・あと車速も記録してくれる機能もあるのですが、これはGPSから車速を割り出す仕組みの様で、wifiの位置情報では正しく機能してくれませんでした。

また、ドライブレコーダーに記録して欲しい情報の一つに、信号の色があると思うのですが、最近増え始めたLED信号はドライブレコーダーで録画できない場合があります。詳しくはドライブレコーダーでLED信号機はこう写るをご参照ください。要するに、LEDってのは、白熱電灯いわゆる電球と違い、ずっと点灯しているようで実は点滅してるんです。で、その点滅している周期と、録画機器(ドライブレコーダーに限らず)のフレームレートとが一致してしまい、消灯周期のみに合わせて録画してしまうということが起こりえます。出来上がった映像を確認すると、まるで停電時のように信号が消灯して映ってしまう事になります。
とりあえず、WizMapもアイポッチの録画機能も大丈夫なようです。ドライブレコーダーによってはわざわざ「LED信号対応!」って書いてあるものもあるようです。