【ZOOM F2-BT】2台導入でインタビューやトーク撮影をスムーズに行う。

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インタビューやトーク撮影用に、ZOOM F2-BTを2台購入しました。トーク収録やインタビュー収録で活用します。

ZOOM F2-BTとは

F2 Field Recorder | ZOOM

日本の音響メーカーZOOM社の32bit float録音対応機で、2022年5月現在で正解最小・最軽量のレコーダー、それがF2です。そのBluetooth対応バージョンがF2-BT、となります。

F2は本体とラベリアマイクのセットで使います。本体を録音状態にして演者さんにマイクを取り付け収録開始、収録が終わったら回収して動画編集ソフトに取り込む、というのが主なワークフローです。

上の画像を見て分かるとおり、F2本体には液晶モニタなどはなく、電源状態・入力状態、バッテリー状態を示す小さなLEDがあるのみ。本体ごと演者さんに渡してしまうので、正常に録音できているか手元で確認する術がありません。もちろん、録音状態にして本体をホールドしておけば万事OKなのですけど、それでもなんか不安・・・というときに助けてくれるのがBluetooth接続機能。ペアリングしたスマホで動作状態、入力レベルなどをモニタできるので、失敗が許されない現場では重宝します。

Bluetooth機能のない(無印)F2の方が若干安価なので、自分の音声が録れれば良い方は無印で良いですが、業務で使ったり、他人に仕込んで使う場合にはBT一択じゃないでしょうかねぇ・・・小生も無印とBTでかなり迷ったんですが、結局BTを買って良かった!と思っています。

各部チェック

F2-BTの各部を見ていきます・・・といっても2020年11月に発売された製品なので、情報はある程度出切っています。ですので、小生的推しポイントや備忘録的に書いていきます。

本体正面には、右側に録音ボタンと、その周囲に電源OFF/ON/HOLD用の回転スイッチがあります。

中央には、再生時の音量調整ボタンと再生/停止ボタン。左隅に入力状態を示すLEDとバッテリー状態を示すLEDがあり、回転スイッチの上には動作状態を示すLEDがあります。

その下のF2-BTとか書いてある部分は電池カバーになっていて、下方向にずらすことでカバーが開きます。

見て分かる通り、F2-BT本体は指で摘めるくらい小さいです。

上部にはマイク入力(INPUT)とモニタ用出力(OUTPUT)、そしてUSB Type-Cポートがあります。

裏面にはベルトクリップとmicroSDカードスロットがあります。中央のシリアルナンバーは念のためぼかしてますのでご了承ください。その隣あたりに小さく技適マークがあります。

ラベリアマイクとクリップ、ミニTRSプラグはこんな感じで、プラグにはスクリューロック付き。ケーブルは160cmあります。

電池はこんな感じで入ります。単4電池2本を使用します。

microSDカードはKIOXIAをチョイス

F2-BT用にmicroSDカードも新品を購入しました。今回選んだのはKIOXIA(キオクシア)製です。

しかしmicroSDって、本当に小さいですね!

紛失の危険があるので、microSDカードは基本的に本体から取り外さず、USB接続でデータを取り出す、という運用をします。

使用感

32bit float録音対応なうえ、入力ゲイン調整もないF2は、ただ録音ボタンを押すだけで失敗のほぼ起こり得ない録音が可能です。この簡単で手順の少なさが、手軽かつ確実な録音を実現してくれるので、本当にストレスのない作業が可能になります。

何度かテスト運用してみましたが、特段の不満もなく、フツーに良い音で録れます。クルマを運転して役場に行き、いろいろ手続きをして戻って来る間ずっと回しっぱなしにしてみたのですけど、自分の声はしっかり収録されるもののクルマのエンジン音、走行音はあまり入ってきません。一方で役場で職員の方と会話していたときは、職員さんの声も多少入っていました。これはラベリアマイクの特性もあるのでしょうが、人の声の収録にはとても良いのでは、という手応えを感じました

1時間録音してできたデータがこちら。データサイズは662MBになっています。64GBのmicroSDなら90時間くらい録れそう。いやそんなに録り溜めたら管理が大変だからやめましょう。

Bluetooth接続が便利!F2 Control

繰り返しになりますが、F2を演者さんに渡したら収録が終わるまで手元で状態を確認できません。もちろんホールドスイッチがあったりと失敗を防ぐ機能はあるものの、シビアな現場では心配は尽きないもので、いつでも状態を確認したいじゃないですか。そこで役立つのがF2-BT専用スマホアプリF2 Controlです。

iOSおよびAndroidに対応しています。

このようにスマホとF2-BTとを接続することで、スマホをF2-BTのリモートアプリとして使えます。録音が回っているか、入力レベルはどんな様子か見れるだけで大変便利ですし、心強いですよね。

スマホと接続時の操作ですが、基本的にF2-BT本体の操作はできなくなります。例えば本体のRECボタンを押して録音開始した後にスマホとペアリングすると、以降は本体の操作はできなくなります。ただF2 Control画面では録音していることが表示されますし、カウンターもちゃんと録音開始からの時間を示してくれます。ちょっと不思議な動作ですけど、そういうものだと慣れてしまえばとても便利ですよ!

ちなみにF2-BTの時刻設定、録音ファイル命名規則の設定など、後述するF2 Editorで行う操作のほとんどがF2 Controlでできます。特にF2-BTファームウェアV1.20からは、F2 ControlでmicroSDカードのフォーマットもできるようになりました

ただ1点だけ、F2 Controlに録音ファイルは転送されず、音声自体のチェックはできませんのでご注意ください。F2 Controlで音声のモニタができたら本当に神ですけど、、、圧縮音声でも良いのでモニタできるようにならないでしょうか・・・無理でしょうかね・・・

ちなみに1台のスマホとはF2-BT1台しか接続できず、複数のF2-BTをモニタしたい場合はその台数分のスマホを用意する必要があります。Bluetooth接続はとても早いですが、F2-BTが複数台ある場合はこのような選択画面がでます。F2-BTに固有の名前を付けることはできないので、この画面で任意のF2-BTを選択することはできません。1つ前の写真のとおりファイル名にAとかBとか付けて区別することはできます。

動作が微妙・・・F2 Editor

USB接続したF2およびF2-BTの設定を行うPC用アプリケーションがF2 Editorです。WindowsおよびMacに対応しています。

無印F2だとF2 Controlアプリが使えないので、F2の設定はF2 Editアプリ頼みになりますが、小生の環境ではちょっと動作が微妙です。

それがこちら。An invalid parameter was passed to asystem function. というエラーメッセージが出て、F2 EditorとF2-BTとが接続できなくなります。Windowsからは認識されてファイル操作なんかもできますので、F2-BTとPCとは正しく接続できているはず。ということは、F2 Editorのなんらかのバグではないかと思います。

このエラーメッセージは、F2-BTを接続している限りはOKを押してもすかさず出てしまうので、いったんF2-BTを接続解除する羽目になります。これがなんともストレスなのです。

タスクマネージャーを見てみると、F2 Editorが大量に動いていますね。F2 Editorを何度も起動して動作チェックしたので、うまく終了できていないのか・・・

ただこれらを手動で一つ一つ終了させても、エラーメッセージは出てしまいます。

実をいうと、F2 Editorが正常に動作したのは最初の数回(たぶん)だけで、それ以降は上記のエラーメッセージがでて全く動作してくれません。別のPC(ThinkPad X260)で試したところF2 Editorに認識されたのですが・・・なんだか謎です。

F2 Editorでしか行えない操作は、BluetoothをF2 Controlで使うか、タイムコード受信に使うかの選択です。今のところタイムコードを使う予定はありませんけど、タイムコードを使う際には要注意ですね。おま環かもしれませんけど。

ケースはやっぱり100均のが良い

F2-BT2台を持ち出したり収納したりするケースをいろいろ探してみました。Amazonや100円ショップをいろいろ物色しましたけど、やっぱりごく普通のビニールケースがいちばん、という結果に。

これはセリアで買ったA5サイズのビニールケースです。F2-BTを1セットずつジッパー袋に入れ、このビニールケースにまとめて入れました。中身がなんとなく見えるのも好いですね。

その他チェック項目

その他気になる点をオンラインマニュアルやウェブサイトを見ながらチェックしておきます。

バッテリー残量表示LEDの動作はこのようになっています。

入力信号を示すLEDは、入力レベルに応じて点灯し、入力レベルが大きすぎる場合は赤に点滅します。

プラグインパワー電圧は2.5Vとのこと。プラグインパワー対応マイクの適性電圧は製品によってまちまちらしいので、純正以外のマイクを使いたいときは事前テストが必須です。

仕様など。主に使用するであろうニッケル水素電池だと約10時間の録音が可能とのこと。付属のラベリアマイクはLMF-2という型番で、無指向性のマイクです。

まとめ。クオリティアップの肝はマイクワークだ!

ZOOMの32bit float対応レコーダーが増えてきました。XLR2ch録音可能なF3、マイク付きで手軽にステレオ録音可能なH1essencial、そして今回導入したF2-BT。どれも用途が違うので、撮影現場に合わせてチョイスできます。いちばん右は最近購入したZOOM MS-70CDR+です。録音機ではありませんが同じZOOM社ということで一緒に入ってもらいました。

ラベリアマイクはゼンハイザーのポータブルラベリアセットを所有していますが、こちらは音声をワイヤレスで送ってくれるもので録音するには別途レコーダーが必要です。

複数人でのトーク撮影ではゴツいマイクを使ってます。音は確かによく録れるのですが、演者はトークのプロではないのでマイクに向かって話すとか、声を張って話すスキルは人によって様々です。

収録後の編集での整音作業には結構時間が掛かるので、F2-BT複数運用には期待したいところ。F2-BTを使えばゴツいマイクも画面に映らず、録れる画も好い感じになるでしょう。