OSMO ACTIONを初代から買い替えるために各世代のスペックを比較する

ガジェット, 写真・カメラdji

DJI OSMO ACTION 1(初代)を中古購入し、自転車用のドライブレコーダーやイベント撮影用定点カメラとして使っていますが、若干使いにくさを感じ始めて、買い替えを検討している今日この頃です。

OSMO ACTIONの最新モデルは2024年9月に発売された5Proですが、最新モデルなので価格は高止まりしたままです。一方で併売が続いている3や4はセールされることも多く、5に比べて手頃感が出てきています。価格はもちろん重要ですけど、必要な機能が無いのは困る・・・ということで、初代、3、4、5Proの機能を比較してみました。

なおカメラとモニタが分離する変化球モデルの2は除外します。

比較表

DJI公式サイトの情報を拾って比較表を作ってみました。黄色で塗られた部分は他に比べてアドバンスのあるポイントです。

かなり多岐にわたる比較表で見づらいので、興味のあるところだけご覧ください💦

Osmo Action 5 ProOsmo Action 4Osmo Action 3Osmo Action
一般
サイズ(長さ×幅×高さ)70.5×44.2×32.8 mm70.5×44.2×32.8 mm70.5×44.2×32.8 mm65×42×35 mm
防水性20 m(防水ケースなし)、60 m(防水ケース使用時)18 m(防水ケースなし)、60 m(防水ケース使用時)16 m(防水ケースなし)、60 m(防水ケース使用時)11 m(防水ケースなし)、60 m(防水ケース使用時)
マイクの数3
ステレオ録音
3
ステレオ録音
3
ステレオ録音
2
モノラル録音
重量146 g145 g145 g124 g
接続タイプクイックリリース設計クイックリリース設計クイックリリース設計なし
画面
フロント画面OLEDフルカラータッチ画面
1.46インチ 331 ppi 342×342
最大輝度800 nit(標準)
LCDフルカラータッチ画面
1.4インチ 323 ppi 320×320
750±50 cd/m²
LCDフルカラータッチ画面
1.4インチ 326 ppi 320×320
750±50 cd/m²
LCD フルカラー画面(タッチ操作非対応)
1.4インチ
リア画面OLEDフルカラータッチ画面
2.5インチ 326 ppi 400×712
最大輝度800 nit(標準)、ピーク輝度1000 nit
LCDフルカラータッチ画面
2.25インチ 326 ppi 360×640
750±50 cd/m²
LCDフルカラータッチ画面
2.25インチ 326 ppi 360×640
750±50 cd/m²
LCD フルカラータッチ画面
2.25インチ
カメラ
センサー1/1.3インチCMOS1/1.3インチCMOS1/1.7インチCMOS
有効画素数:12 MP
1/2.3インチ CMOS
有効画素数:12 MP
レンズFOV:155°
絞り:f/2.8
FOV:155°
絞り:f/2.8
FOV:155°
絞り:f/2.8
FOV:145°
絞り:f/2.8
ISO感度写真:100~25600
動画:100~51200
写真:100~12800
動画:100~12800
写真:100~12800
動画:100~12800
写真:100〜3200
動画:100~3200
電子シャッター速度写真:1/8000~30秒
動画:1/8000秒~1/X秒(X:フレームレート設定値)
写真:1/8000~30秒
動画:1/8000秒~1/X秒(X:フレームレート設定値)
写真:1/8000~30秒
動画:1/8000秒~1/X秒(X:フレームレート設定値)
1/8000~120秒
最大解像度7296×54724000×2256 (16:9)
3648×2736 (4:3)
4000×2250 (16:9)
4000×3000 (4:3)
4000×2250 (16:9)
4000×3000 (4:3)
静止画モードカウントダウン:オフ/0.5/1/2/3/5/10秒
バースト:最大30枚/3秒
カウントダウン:オフ/0.5/1/2/3/5/10秒
バースト:なし
カウントダウン:オフ/0.5/1/2/3/5/10秒
バースト:なし
カウントダウン:オフ/1/2/3/5/10秒
タイマー撮影:0.5/1/2/3/4/5/8/10/15/20/35/45/65/125秒
バースト:3/5/7枚
AEB:1/3EV×3、2/3EV×3、1EV×3、1/3EV×5、2/3EV×5、1EV×5
動画4K (4:3):3840×2880(100/120fps時)
4K (4:3):3840×2880(24/25/30/48/50/60fps時)
4K (16:9):3840×2160(100/120fps時)
4K (16:9):3840×2160(24/25/30/48/50/60fps時)
2.7K (4:3):2688×2016(100/120fps時)
2.7K (4:3):2688×2016(24/25/30/48/50/60fps時)
2.7K (16:9):2688×1512(100/120fps時)
2.7K (16:9):2688×1512(24/25/30/48/50/60fps時)
1080p (16:9):1920×1080@100/120/200/240fps
1080p (16:9):1920×1080(24/25/30/48/50/60fps時)
4K (4:3):3840×2880(24/25/30/48/50/60fps時)
4K (16:9):3840×2160(100/120fps時)
4K (16:9):3840×2160(24/25/30/48/50/60fps時)
2.7K (4:3):2688×2016(24/25/30/48/50/60fps時)
2.7K (16:9):2688×1512(100/120fps時)
2.7K (16:9):2688×1512(24/25/30/48/50/60fps時)
1080p (16:9):1920×1080@100/120/200/240fps
1080p (16:9):1920×1080(24/25/30/48/50/60fps時)
4K (4:3):
4096×3072(24/25/30/48/50/60fps時)
4K (16:9):
3840×2160(100/120fps時)
4K (16:9):
3840×2160(24/25/30/48/50/60fps時)
2.7K (4:3):
2688×2016(24/25/30/48/50/60fps時)
2.7K (16:9):
2688×1512(100/120fps時)
2.7K (16:9):
2688×1512(24/25/30/48/50/60fps時)
1080p (16:9):
1920×1080@100/120/200/240fps
1080p (16:9):
1920×1080(24/25/30/48/50/60fps時)
4K (4:3):
24/25/30fps
4K (16:9):
24/25/30/48/50/60fps
2.7K (4:3):
24/25/30fps
2.7K (16:9):
24/25/30/48/50/60fps
1080p:
24/25/30/48/50/60/100/120/200/240fps
720p:
200/240fps
スーパーナイト4K (16:9):3840×2160@24/25/30/48/50/60fps
2.7K (16:9):2688×1512@24/25/30/48/50/60fps
1080p (16:9): 1920×1080@24/25/30/48/50/60fps
なしなしなし
被写体トラッキング2.7K (16:9):2688×1512(24/25/30/48/50/60fps時)
2.7K (9:16): 2688×1512(24/25/30/48/50/60fps時)
1080p (16:9):1920×1080(24/25/30/48/50/60fps時)
1080p (9:16): 1920×1080(24/25/30/48/50/60fps時)
なしなしなし
スローモーション4K:4倍 (120fps)
2.7K:4倍 (120fps)
1080p:8倍 (240fps)、4倍 (120fps)
4K:4倍 (120fps)
2.7K:4倍 (120fps)
1080p:8倍 (240fps)、4倍 (120fps)
4K:4倍 (120fps)
2.7K:4倍 (120fps)
1080p:8倍 (240fps)、4倍 (120fps)
720p:8倍 (240fps)、4倍 (120fps)
1080p:8倍 (240fps)、4倍 (120fps)
タイムラプスハイパーラプス:
4K/2.7K/1080p@25/30fps: 自動/2倍/5倍/10倍/15倍/30倍
タイムラプス:
4K/2.7K/1080p(25/30fps時)
インターバル:
0.5/1/2/3/4/5/6/8/10/15/20/25/30/40秒、1/2/5/30/60分
撮影時間:
5/10/20/30分、1/2/3/5時間、∞
ハイパーラプス:
4K/2.7K/1080p:自動/2倍/5倍/10倍/15倍/30倍
タイムラプス:
4K/2.7K/1080p(30fps時)
インターバル:
0.5/1/2/3/4/5/6/8/10/15/20/25/30/40秒
撮影時間:
5/10/20/30分、1/2/3/5時間、∞
ハイパーラプス:
4K/2.7K/1080p:自動/2倍/5倍/10倍/15倍/30倍
タイムラプス:
4K/2.7K/1080p(30fps時)
インターバル:
0.5/1/2/3/4/5/6/7/8/10/13/15/20/25/30/40秒
撮影時間:
5/10/20/30分、1/2/3/5時間、∞
ハイパーラプス:
4K/2.7K/1080p:10/15/30倍
タイムラプス:
4K/2.7K/1080p@30fps
インターバル:
0.5/1/2/3/4/5/6/7/8/10/13/15/20/25/30秒
撮影時間:
5/10/20/30分、1/2/3/5時間、∞
ブレ補正EIS:
RockSteady 3.0
RockSteady 3.0+
HorizonBalancing
HorizonSteady
EISはタイムラプスとスロー モーション モードに対応していません。動画解像度が1080p (16:9) または2.7K (16:9)で、フレームレートが60fps以下の時のみ、HorizonSteadyを利用できます。動画解像度が1080p (16:9)、2.7K (16:9)、4K (16:9)で、フレームレートが60fps以下の場合にのみ、HorizonBalancingを使用できます。
EIS:
RockSteady 3.0
RockSteady 3.0+
HorizonBalancing
HorizonSteady
スローモーションとタイムラプスモードではEISは対応していません。動画解像度が1080p (16:9) または2.7K (16:9)で、フレームレートが60fps以下の時のみ、HorizonSteadyを利用できます。動画解像度が1080p (16:9)、2.7K (16:9) または4K (16:9) で、フレームレートが60fps以下の時のみ、HorizonBalancingを利用できます。
EIS:
RockSteady 3.0
RockSteady+
HorizonBalancing
HorizonSteady
タイムラプスとスローモーションではEISは対応していません。動画解像度が1080p (16:9) または2.7K (16:9)で、フレームレートが60fps以下の時のみ、HorizonSteadyを利用できます。動画解像度が1080p (16:9)、2.7K (16:9)、4K (16:9)で、フレームレートが60fps以下の時のみ、HorizonBalancingを利用できます。
EIS(電子式映像ブレ補正):
RockSteady
以下の解像度での動画撮影では、EISは対応していません。:4K (4:3):24/25/30fps、1080p:100/120/200/240fps、720p:200/240fps。
最大ビデオビットレート120 Mbps130 Mbps130 Mbps100 Mbps
対応ファイルシステムexFATexFATexFATFAT32 (≤ 32 GB)
exFAT (≥ 64 GB)
写真フォーマットJPEG/RAWJPEG/RAWJPEG/RAWJPEG/JPEG+DNG
動画フォーマットMP4 (HEVC)MP4 (H.264/HEVC)MP4 (H.264/HEVC)MOV/MP4 (H.264)
対応SDカードmicroSD(最大1 TB)microSD(最大512 GB)microSD(最大256 GB)microSD(最大256GB)
音声録音48 kHz 16-bit、AAC48 kHz 16-bit、AAC48 kHz、AAC48 kHz、AAC
バッテリー
名称Osmo ActionエクストリームバッテリーPlus(1950 mAh)Osmo Action エクストリーム バッテリーOsmo Action エクストリーム バッテリーOsmo Action バッテリー
タイプLi-ion 1SLiPo 1SLiPo 1SLiPo
容量1950 mAh1770 mAh1770 mAh1300 mAh
電力量7.5 Wh6.8 Wh6.8 Wh5.005 Wh
電圧3.87 V3.85 V3.85 V3.85 V
動作環境温度-20℃~45℃-20~45℃-20~45℃-10℃~40℃
駆動時間240分
25℃の室温環境で、RockSteadyオン、Wi-Fiオフ、画面オフの状態で、1080p/24fps (16:9)動画撮影時に測定。データは、管理された環境で収集されたものであり、参考値です。
160分
25℃のラボ環境で、以下の条件で測定:RockSteadyオン、Wi-Fiオフ、画面オフの状態で、1080p/24fps (16:9)で撮影。このデータはあくまで参考用です。
160 分
25℃のラボ環境で、以下の条件で測定:画質最適化が無効の状態の通常の動画モードで1080p/30fps動画撮影、EIS無効、前面/背面の画面をオフ。この値は、あくまで参考用です。
約135分
以下の条件で測定:1080p/30fps動画撮影、EIS無効、スリープモードが1分に設定。この値は、あくまで参考用です。
約63分
以下の条件で測定:4K/60fps (16:9)動画撮影、EIS有効、スリープモードが1分に設定。この値は、あくまで参考用です。
急速充電あり
15分で2時間稼働可能
あり
18分で最大80%充電
あり
18分で最大80%充電
なし
充電時間‌約53分
25℃のラボ環境で、DJI 30W USB-C充電器を使用し、写真・動画撮影機能オフ、画面オフで測定した時間です。データは、管理された環境で収集されたものであり、参考値です。
49分
25℃のラボ環境で、以下の条件で測定:DJI 30W USB-C充電器を使用、写真・動画撮影機能が無効で、前面・背面の画面をオフ。この値はあくまで参考用です。
49分
25℃のラボ環境で、以下の条件で測定:DJI 30W USB-C充電器を使用、写真・動画撮影機能が無効で、前面・背面の画面をオフ。この値はあくまで参考用です。
90分
バッテリーの互換性5Pro,4,3,OSMO360で使用可能5Pro,4,3,OSMO360で使用可能5Pro,4,3,OSMO360で使用可能なし
接続
Wi-Fi 動作周波数2.400~2.4835 GHz
5.150~5.250 GHz
5.725~5.850 GHz(日本国内では、2.4 GHz帯のみ使用可能)
2.400~2.4835 GHz
5.150~5.250 GHz
5.725~5.850 GHz(日本国内では、2.4 GHz帯のみ使用可能)
2.400~2.4835 GHz
5.150~5.250 GHz
5.725~5.850 GHz(日本国内では、2.4 GHz帯のみ使用可能)
2.400〜2.4835 GHz (FCC/CE/SRRC)
5.725-5.850 GHz (FCC/CE/SRRC)
2.400~2.4835 GHz (MIC(日本))
Wi-Fiプロトコル802.11 a/b/g/n/ac/ax802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth動作周波数2.400~2.4835 GHz2.400~2.4835 GHz2.400~2.4835 GHz2.400~2.4835 GHz
BluetoothプロトコルBLE 5.1BLE 5.0BLE 5.0BLE 4.2
その他48GB内蔵ストレージ
DP転送可能
タイマー撮影機能
2個のDJIマイクに
直接接続

別売の3.5mm オーディオアダプター対応
レシーバーなしでDJI Mic 2/Mic Miniトランスミッターに直接接続可能
別売の3.5mm オーディオアダプター対応
発売日2024年9月2023年8月2022年9月2019年5月
ユーザーマニュアルこちらこちらこちらこちら
Amazon製品ページこちらこちらこちらこちら

初代は最も小さく軽いというアドバンスがあり、3~5は初代より大きく重くなりました。4でセンサーサイズが大きくなり、5ではそれに加え主にソフト面でブラッシュアップされた、というのがざっくりとした特徴かと。

初代の不満点

  • 電池の持ちが悪い
  • バッテリーが切れると日付がリセットされる(中古で買った初代のため、内蔵電池の消耗か?)
  • USB Type-C充電ができず、C to Aケーブルで充電する必要がある

この機能が欲しい!

  • 電池の持ちが良いモデルにしたい
  • USB Type-C充電したい
  • 急速充電できるとなお良い
  • センサーサイズが大きいとなお良い

OSMO ACTION4に決定!

最新のOSMO ACTION5が性能面で最高なのは間違いないのですけど、最新モデルなので値引きがほとんど無く最小限のセット(スタンダードコンボ)でもほぼ定価55,000円で販売されています。5の特徴であるOLED(発色の素晴らしい有機液晶パネル)、被写体トラッキング機能、容量の大きくなったバッテリー、初代以降では機能を殺されていたバーストモード(静止画の連続撮影機能)の復活、内蔵ストレージもあってDP(DisplayPort)出力可能など、5が魅力的な機種なのは間違いありませんが。名称も5だけにProが付いているので日本語では思わずゴープロと読んでしまいそうですね。これは、ライバルメーカーへのオマージュでしょうか、それとも・・・?

翻って1つ前のOSMO ACTION4は、センサーサイズは5と同じなので、5と基本的に撮れる絵は変わらないはず。Type-C充電や急速充電など、欲しいポイントはすべて押さえてますので、自分には4で充分な気がします。多くのアクセサリが3~5に対応しているので、アクセサリの互換性に今後悩むことも少ないはず。

またこれまでの運用実績を見ると、複数バッテリーよりもUSB給電の方が重要です。数時間の長尺動画を撮ることもあるのですが、録画を1回も止められないのはもちろんのこと、天井など一度仕込んだらイベント終了まで手出しできないことも。そうなると、バッテリー交換しながらの運用は不可能で、モバイルバッテリーによるUSB給電を考えることになります。

これらを総合的に考えて、購入モデルはOSMO ACTION4に決めました。

折しもDJIオンラインストアで、OSMO ACTION4アドベンチャーコンボの整備済品を発見。新学期セール期間と合わさって、なんと37,750円の破格値で購入できてしまいました。

この時期は9月に新学期を迎える地域向けの新学期セール時期でもありますが、OSMO ACTION各世代の発売日を見ると、9月に新製品が発売される傾向があるようです。つまり、今年9月の新モデル発売に合わせての在庫セールだったりして!?まあただの想像ですが。

アドベンチャーコンボには予備バッテリー2個と充電ケース、延長ロッド(伸縮する一脚)が付属します。これらは使用しなさそうなら早めに売却すればよし!

届きました。RB UNITのシールが眩しい!RBはReBuildでしょうか、RefurBishでしょうか、整備済品のことでしょうね。