オシアナスの針位置調整を行う。ずっと針ズレが気になってたけどバッチリ直っちゃった!

2008年に新品購入し、今でも愛用し続けているカシオのオシアナス(OCW-M800TBJ-1AJF)。18年も使っていると、少しずつガタが出てきます。その一つが、針ズレです。
オシアナスの針ズレにモヤモヤ

上の写真を拡大したものがこちら。左がオシアナス(OCW-M800TBJ-1AJF)、右が新入りのG-SHOCK(GST-B1000D-3AJF)。オシアナスは標準電波で、G-SHOCKはスマホと連携して、時間はバッチリ合っている状態です。
G-SHOCKをみると、時刻は午後2時ジャスト。G-SHOCKの方は、すべての針がドンピシャで揃っています。
一方のオシアナスをよく見ると、6時の位置にあるスモールセコンド(つまり秒針)は2秒くらい遅れていますし、分針も見えづらいですがわずかに遅れているように見えます。
両方の時計とも、針があるのでアナログ時計みたいな見た目ですけど、内部的にはコンピュータで針を制御しモーターで運針するデジタル時計です。オシアナスは、内部的には午後2時ジャストなのですが、内部の時計と針とが対応していない状態、なのです。
針をコンピュータではなくゼンマイやクオーツで制御するアナログ時計だと、針ズレを直すには、分解して針を外して正しい位置で取り付け直す・・・という結構な大工事が必要です。一方でG-SHOCK GST-B1000D-3AJFは、こちらの記事で紹介したとおり針ズレを修正する機能があります。
話は戻りますが、オシアナスにはわずかに針ズレがあります。チタン製で軽量、小キズは多数あるもののサファイアクリスタル風防にはキズ一つなく、タフソーラー&標準電波受信でいつでも正確な時刻を刻んでくれるオシアナス。ただ針ズレがあるだけで、ほんのちょっとモヤモヤしてしまうんですよね。定時なのに針がジャストに揃ってないとか、なんかモヤモヤするんです・・・
これまで何度もブログで針ズレのことは書いた気がします。そのうち二次電池もヘタってくるだろうし、そのタイミングで針ズレ修理を依頼しようかな~とか。
実は針ズレ調整機能があった!
そんなこんなで今日もモヤモヤしつつ、たまたまオシアナスの取説をネットで探してパラパラと眺めていました。最終ページを見ていくと・・・

ん・・・?

なんと!針の基準位置合わせ機能があった~~~!!
しつこいようですが18年以上前の腕時計です。まさか針ズレ調整機能があるとは思ってもみませんでした。取説も10年以上前にどこかにやってしまいましたし、改めて見ることもなかったので大変驚きつつ、目がキラーンと光りました✨️
前置きが長くなりましたが、オシアナスの針ズレを取説に従って直していきます。ワクワク!
インジケーター針と秒針を修正する

まずはインジケーター針と秒針のズレを調整します。10時方向にあるAボタンを押しながら7時方向にあるCボタンを約3秒押すことで、基準位置確認状態になります。
この状態で、インジケーター針(一般的な時計の秒針みたいな針)と6時方向のスモセコ針(つまり秒針)が0位置になっているのが正しい状態で、位置がズレている場合は修正します。


上が修正前、下が修正後。上の修正前状態だとインジケーター針は正しい位置になっていますが、スモセコ針が数秒ズレている、まさに最初の写真で見たのと同じ状態です。
スモセコ針が数秒遅れていることで、10秒ごとに動くはずの分針の動きも、毎10秒ではなく毎8秒とかに動くように見え、これもすごいモヤモヤだったんです。
インジケーター針の修正は2時方向のBボタンで、スモセコ針の修正は4時方向のDボタンで修正します。Dボタンを2回押すことで、スモセコ針は正しい位置になりました。とっても簡単!そしてこの時点で、テンション爆上がりですよ!だって、長年モヤモヤしてた針ズレが、あっという間に直っちゃいそうなんですもの!
時針、分針、曜日針を修正する

次に時針・分針と曜日針を修正します。時針と分針、それに24時間針は連動していますので、一括して修正できるそう。逆にこれらの連動がうまくいっていない機体は、分解修理が必要になってくるレベルなんでしょうね。


上が時針・分針修正前、下が修正後です。上の修正前状態では、すべての針が0に合っていなければならないのに、分針がわずかに遅れている状態で、これもやはり最初の写真で見えた不具合です。
BボタンとDボタンを押すことで分針が少しずつ動きます。分針は10秒で動き、60秒で1分進みます。つまりボタンを1回押すごとに分針は1/6分動くことになります。
実際の作業では、Dボタンを2回くらい押すと、秒針がジャストな位置になりました。最初からジャスト位置を目指すのではなく、ボタンを何度か押してみて、進み過ぎたら少し戻す、というやり方を繰り返すことで、ジャスト位置に持ってくることができました。

分針の調整が終わったら、曜日針の調整を行います。曜日針は3時の方向にある小さな針で、時刻モードのときは曜日を示すほか、今が何モードかを示したり、ストップウォッチモードでは分針になるなど、多機能な針なのです。
チェックしたところ曜日針は正しく60位置を示していて、ズレはありませんでした。次の作業に移ります。
日付を修正する

最後に調整するのは日付です。このオシアナスは、内部に日にちがプリントされたデイトディスクがあり、午前0時前後に1つ動くことで、日付を更新していきます。
ディスクには1から31までの数字がプリントしてあります。つまり日にちを送るということは、ディスクを約11.6°進めるということにほかなりません。11.6°は360°を31で割った商ですが、こんな微妙な角度を機械的に送るのは難しいので、機械式時計ではディスクに31個の爪が付いていて、歯車で爪を一つずつ押し出すというメカニズムで、日付を送っています。午前0時前後に日付を調整してはいけない理由はまさにそれで、デイトディスクをゆっくり押し出しているタイミングで日付をいじると、歯車や爪の故障の原因になってしまうのです。

日付調整モードになると、6時方向にあるデイト(日付)内のデイトディスクがゆっくり回り、1を表示します。この1が正しい位置に来るよう、ボタンで調整するのです。
幸いなことに1は正しい位置に来ていたので調整の必要はない状態でした。試しにボタンを押してみると、1がわずかずつ左右に動きます。つまりディスクが少しずつ回転しているような状態です。オシアナスのデイトディスクは伝統的な爪方式ではなく、モーターで送る仕組みになっているのではないかと思います。
標準電波受信状態を確認

すべての調整が終わったらAボタンを押して調整モードを終了します。
そして標準電波を受診し、時刻を正確に合わせます。インジケーター針はYES表示ですので、電波受信できています。
最終確認

最後に実機と比較して、きちんと調整ができたか確認。最初と同じくG-SHOCKを横に並べてみると・・・
時刻は午後2時19分00秒。両者の針はバッチリ合っていますし、オシアナスの針ズレは見事に無くなりました!日付と曜日も見づらいですが正確な位置を表示しています。

針をいろいろごちゃごちゃ動かしたので、太陽に当てて充電しておきます。G-SHOCKとオシアナスのレディースモデルも一緒に。
というわけで、長年のモヤモヤだった針ズレをいとも簡単に克服してしまったオシアナス。信頼性のある腕時計として、まだまだ愛せそうです。ワクワク!
おそらく標準電波受信だとかBluetooth連携などのコンピュータ的に時刻を調整できる腕時計なら、針ズレ調整機能は付いているのではないでしょうか。針ズレが気になる方は、小生のように何年もモヤモヤせず、マニュアルをチェックしてみることをおすすめします。




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