【HIDIZS S3 USB DAC】スマホやパソコンに接続できるDACを試す!限界解除にはアップデートが必須なので手順も紹介します。

2021-12-13PC, ガジェット, 音楽

中華ポータブルオーディオネタが続きますが、小生的に大変ホットなジャンルのネタなのでご勘弁ください。自宅から出ずとも楽しめる趣味ですしね。というわけで、スマホやパソコンで使えるハイレゾ対応なDACを購入しました。

これまでの記事のとおり、イヤホンやケーブルをいくつか買ってパワフルなサウンドを楽しんでいますが、これらはすべてスマホやオーディオプレーヤー、パソコンなどの3.5mmステレオ出力から音声信号が出力されたあとの部分です。音楽データはデジタルデータなので、プレーヤー内のDAC(Digital to Analog Converter)でアナログ信号に変換(DA変換)され出力されるわけですが、音楽用途ではない機器ではDA変換パーツが貧弱だったり機器内の内部構造のせいでノイズが乗りやすかったりと、せっかくの高音質音楽データも宝の持ち腐れとなってしまいます。DA変換を機器のデフォルトに任せず、音楽専用の機器で行うことで高音質データを活かそうというのが、外付けのDACを導入する目的です。

以前購入したFX-AUDIOのDAC-X6は24bit96kHzまで対応のUSBDACです。光入力も可能などなかなか高性能な中華DACですが、外部電源が必要だったりUSB Type-B入力であることなどから、当然ながらポータブル用途ではありません。スマホにUSB-C接続でき、あわよくばパソコンにも接続できる小型USBDAC、それがHIDIZS のUSB DACです。

HIDIZSは深圳(シンセン)近くの東莞(トウカン)に拠点を置くメーカーです。ポータブルオーディオの分野で存在感を高めているメーカーのようで、このDACも写真を見る限りビルドクオリティは高そうです。Amazonで購入しました。

パッケージとロゴからは、何やら異様な雰囲気が・・・

パッケージ裏面にいろいろ書かれています。主要なものをピックアップしときましょう。

ModelS3 DAC Type-C Adapter
ChipCS42L42
Sampling ratePCM 32Bit/384kHz
JackType-C 3.5 headhpone Jack
Voice call functionSupport
Wire Specifications6N oxygen-free copper Silver plated 4-core braid, TPU Housing
Support systemAndroid, New iPad, iPad pro, MacOS, Windows

とのことで、DSDには対応していませんがPCMは最大32bit384kHzまで対応可能ということになっています。USB-Cジャックと3.5mmステレオジャックをつなぐケーブルは、6N(純度99.9999%)無酸素銅をシルバーコーティングした4芯とのこと。AndroidやWindowsのほか、Apple系デバイスにもひろく対応しているようです。

箱の中身はこんな感じ。すべてが黒く、そして独特な雰囲気のあるロゴが付いていますw

DAC本体はとてもコンパクトです。USB-CオスをUSB-Aオス(いわゆる普通サイズのUSB)に変換するアダプタも付いていて、USB-Cの付いていない一般的なパソコンでもこのDACを使うことができます・・・が!

Type-CオスをType-Aオスに変換するアダプタはUSB規格として禁止されているとのこと。単にプラグの形を変換するだけ、と思ったらさにあらず、これを許可するとユーザーの不利益になる事態が起こりかねないのです。

両端がType-AオスのUSBケーブルって、考えてみると存在しないですよね。そんなケーブルが存在すると、例えばUSB充電器とパソコンのUSB-Aを接続できてしまったりします。パソコンのUSB-AはUSBデバイスを接続したり、接続した機器を充電するためのもので、電力を受ける仕様にはなっていません。両端がType-AのUSBケーブルが存在すると、USB充電器をパソコンのUSBに接続してトラブルになることが容易に想像できますが、ケーブルが存在しないことで、ユーザーが誤って上記のような接続をしないようになっているのです。

一方で、両端がType-CオスのUSBケーブルはありますよね。Type-C端子は電力を送ることも受けることもできる規格で、ノートパソコンなどで充電端子がType-Cだったりします。でも、両端がType-Cオスのケーブルの両端にC→A変換アダプタを付けると、なんと両端がType-AのUSBケーブルができてしまいます!

こうなることを防ぐためにC→A変換プラグは禁止されているのですが、今回購入したDACにはあらかじめ付属していますし、大手メーカーからも販売されています。小生はいちユーザーなので禁止の是非を論じる気はありません。ただこのDACに付属しているように、 C接続専用のDACをパソコンでも使いたい、というニーズに答えるありがたいアダプタだと思って気をつけて使いたいと思います。

閑話休題。DACの裏側(ロゴとは反対側)にはハイレゾロゴが。

このロゴはこちらの登録商標だそうです。

3.5mmプラグにはHidizs S3 Dacと書かれています。S3とはSonata IIIのことだと思われます。Aliexpressの商品ページにはSonataの文字がありますから。

スマホ(Umidigi F1)に接続するとこんな感じ。

ノートパソコン(ThinkPad X260)に接続。とてもコンパクトです。

さてこのHidizs S3 USBDAC、箱から出した状態ではなんと24bit48kHzまでしか対応していません。看板に偽りありは中華メーカーでは時々あることですが、これはなんともすごいですね!

日本やアメリカのAmazonのレビューによると、ファームウェアのアップデートで24Bit192kHzまで出力できるようになるので、やってみましょう。

※以下ファームウェアアップデート手順は、失敗すると本体故障の恐れがありますので自己責任でお願いします。

上記サイトからSONATA _HD-D_Pure music.zipをダウンロードし解凍しておきます。

Hidizs S3 USBDACの素性を調べます。パソコンに接続し、コントロールパネル→サウンド→SONATA HD Audioを右クリック→プロパティ→全般タブ→プロパティ→詳細→ハードウェアIDにある、VID_22E1PID_E202を記録しておきます。調べ方はOSのバージョンで異なるかもしれませn。

ダウンロードして解凍したSONATA _HD-D_Pure music.exeをダブルクリックで開きます。このようなAlertが出ますが気にせずはいをクリック。

先ほど調べた数値を入力します。VenderIDにVID_の数値、ProductIDにPID_の数値を入力し、Write EEPROMをクリック。

Hidizs S3 USBDACを一度抜いてから再度接続し、認識されるまで少し待ってからWrite EEPROMをクリックしてね、と出たときは、そのようにしましょう。

再度Write EEPROMをクリックするとファームウェアの書き込みが始まります。

書き込みが完了しました!

プロパティを見てみると、24bit192kHzまで対応しました!パッケージには24bit384kHzと書いてありましたがこれはやはり嘘のようですねwまあAmazonなどネットの販売ページは24bit192kHzとなっていますから良しとしましょう。これで一応看板に偽りなしの状態になったと思われます。アップデート後もケーブルのマイクは使えました。

この超小型USBDACをスマホはもちろんのこと、パソコンでも活用していきたいと思います。

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Posted by Hermitcrab