初期費用は安いけど燃費の悪いクルマと初期費用は高いけど燃費の良いクルマ、どっちを選ぶ?エクセルを使ってコストを検証してみた。

2025-10-29クルマ

筆者の自家用車は10年以上前に生産されたスバル・フォレスター。AWD(いわゆるフルタイム4輪駆動)で雪道にめっぽう強いんですけど、その分燃費も悪く、夏タイヤでは8~10km/L程度、冬タイヤのこの時期はだいたい7km/Lです。ガソリンタンクも大きいので、ガソリン代が高騰している昨今は1回の給油で5,000円以上が飛んでいきます。いつもは大好きなフォレスターが、給油時だけはちょっと恨めしくなったりしています。

そんなフォレスターですが、中古購入したため初期費用は90万円程度で収まりました。ということは、このフォレスター、ガソリン代はかかるけど燃費が良くて高い車よりトータルではコストが掛かってないんじゃね?と思ったりもするわけです。

ただそれはフォレスター可愛さからくる思い込み(認知的バイアス)の可能性もあります。

というわけで、エクセルを使って検証してみました。

条件設定

ブログタイトルのとおり、初期費用は安いけど燃費の悪いクルマと初期費用は高いけど燃費の良いクルマで、トータルコストを比較します。

初期費用は安いけど燃費の悪いクルマの設定値は、もちろん筆者のフォレスター!初期費用は高いけど燃費の良いクルマは仮想の良燃費中古車として、初期費用と燃費だけを設定します。

  • 車両A=初期費用は安いけど燃費の悪いクルマ=初期費用90万円、燃費7km/L
  • 車両B=初期費用は高いけど燃費の良いクルマ=初期費用200万円、燃費15km/L

車検代や駐車場代などの維持費を入れたほうがリアルな数字になりますが、変数が多くなりすぎると収拾がつかなくなるので、設定する条件は上記のとおり初期費用と燃費のみ!リセールバリューについても省略します。さらに、

  • ガソリン代=170円/L

とします。

なお、クルマには乗らない!という素晴らしい選択肢もありますが、これも今回は考えません。

結果と検証

こんな感じでエクセルに放り込み、表を作ってみました。

車両Aを燃費が悪いクルマ車両Bを燃費の良いクルマとして条件を設定し、それぞれ走行距離によって初期費用+ガソリン代の総額がどれだけ変動するかを示したのが下のグラフです。

走行距離が増えれば総額が増えるのは自明ですが、ガソリンをあまり使わない車両Bに比べ、ガソリンをガンガン使う車両Aの増加率は大きいですね。

ですがAの初期費用はBの1/2以下なので、Bの総額を上回るのは80,000km以上走行したあとだという事もわかりました。つまり、今回の車両A、Bを比較すると、80,000km以上の運用を考えるなら初期費用が高くてもBを、そこまで走らないなら初期費用の安いAを選んだほうがコスト的にメリットがある、といえます。

もちろん、コストを度外視してでも燃費の良いBを選ぶという選択肢は、SDGsの観点には合致するものです。

ただ残念ながら、燃費の良いクルマに乗ればそれですべてが解決するわけではありませんよね。

クルマを買い替えるということは、新しいクルマを生産したり古いクルマを廃棄したりするためのエネルギーを、間接的とはいえ浪費することでもあります。A、Bどちらを選ぶにせよ、同じものを大事に長く使い続けることの重要さにも、しっかりと目を向けていくべきではないでしょうか。

この手の燃費向上グッズって昔からあるけど、どれほど燃費が改善するのかというデータは見たことがありませんね・・・施工することでクルマの特性が変化するのは間違いないのでしょうけど、それが燃費改善に効くのかはまた別の話。夢を見るのは個人の自由ですので否定をするつもりは全くありませんが、なんとなくスピーカーのエージングにも似た香ばしさを感じてしまいます。

クルマ

Posted by Hermitcrab