【Moonman T1】ちょっと高級感のある激安中華万年筆をお迎えしました。

Aliexpressを見てると、見た目がそれなりに良さそうで、かつ値段の安い製品を時々見かけます。この万年筆もそうで、インクはTWSBIの万年筆と同様の吸入式、キャップほか各部に採用された金属パーツ、そしてこの美しいターコイズ色・・・見た感じ、なんか高級感があるんですけど、これがAliexpressで送料込み2,076円でしたので、気づいたときには発注していました。
Amazonでも流通していることがあとで分かりました。アイタタタ・・・
納期を見ると中国からの発送かもしれません。結局はAliexpressで個人輸入するのと納期は変わらないかもしれませんけど、日本Amazonのマーケットプレイスだから万が一の際は保証が・・・あるのかも。

中国・広東省からいつもの包装で届きました。今回は少し時間がかかり、到着まで3週間ちょっとかかりました。さて中身は大丈夫でしょうか?続いて開封して中身をチェックしていきます。

黄色い外装は内側にプチプチが貼られている、中華通販ではよくある包装なのですけど、中身は更にプチプチに包まれていました。

黒いペンケース(?)から取り出すと・・・

Moonman T1が現れました。おお!写真以上に漂う高級感!というか見たことのあるブランド感w

キャップはねじ式。

ペン先はこんな感じ。Fニブです。ハート穴は三日月形で、その横には左右非対称なギザギザ模様があります。

ペン芯はこんな感じ。

キャップ先端の天冠には、漢字を思わせる意匠が配置されていました。メーカーロゴの類だと思いますが、何と書いてあるのでしょうか。

インクは吸入式で、尻軸を回すとピストンが下がってきます。この状態でペン先をインクに浸け、尻軸を回すとピストンが上がり、インクが吸入できるというわけです。

吸入式だと、インクを変える際に万年筆全体の分解掃除が必要ですが、この万年筆には取説が付いておらず、分解方法が分かりません。
なんとなくTWSBIの吸入機構に似てるな・・・と思い、尻軸を観察してみると・・・ありました!ピストンを一番下にした状態で、尻軸と胴軸の間に隙間が!

内部に、工具が掛かりそうな面も!これは、、、まんまTWSBIと同じ工具で行けるか!?

TWSBIにはこういう工具が付いています。ブルーのシートをまだ剥がしていませんが、ステンレスの薄型レンチで、これが尻軸内部の面に合うようになっているのです。

この工具が入るかな・・・と試したのですが、結果はNG。ノギスで計測してみると、この部分は7.5mm幅でした。

一方でTWSBIの工具はそれより狭く、およそ7mmでした。残念ながらこの工具は使えません。

なんか無いかな・・・と思って工具箱を漁ってみると・・・目に止まったのは、BIKE HANDのミッシングリンク取り付け工具。先端部は1mm強の厚さで、手持ちの工具の中では最も薄いものです。もしかしたらこれが使えるかも。

こいつで面の部分を掴んで挟み、胴軸側を回すと・・・やった!外れました。

ピストン部分をすべて分解できました。ピストンや回転軸はプラスチック製で、耐久性は期待できません。分解の際は慎重に・・・!

面の部分にも少し傷が付いてしまいました。使った工具は先端が面ではないので、どうしても一点に力がかかってしまいます。まあ使用中は隠れる部分ですし、気にするような傷では無いのですけど、おいおい工具を自作しようかな。

内部まで分解できることが分かりましたので、気にせずインクを入れることができるようになりました。美しいターコイズボディのT1には、ペリカンのロイヤルブルーを入れてみることにしました。

首軸の肩の部分までインクにつけて、吸引していきます。1回の吸引では、ペン芯や首軸内部にまずインクが貯まるので、タンク内にあまりインクが入っていきません。タンクいっぱいにインクを入れるには、少しコツがあります。
こちらを参考に、1回目は半分程度の吸入にとどめてタンク内部の空気をいったん抜き、2回目の吸入でほぼいっぱいになりました。

インクの流れは良好で、カクノのFよりも太いですがLAMYサファリ等よりは細めの、ちょうどいい感じです。インク吸入時に、インク瓶からペンを取り出すだけでペン先からインクが離れていく様子は他には無いもので、ペン先が汚れにくいのは良いですね。
書き味は独特・・・というか、特に特徴を感じませんでした。ただの金属のペン先?・・・と言っては失礼ですが、カリカリでもなくヌルヌルでもなく、ただ金属の針を紙になぞっているだけのような、インクが紙に載っていく感触が希薄で、残念ながらペン先に匠の技を感じません。万年筆はユーザーの癖に合わせてペン先が摩耗し変形していくと言いますが、使い込むことで変わっていくのでしょうか?
キャップは、万年筆全体に比べ重量があるので、尻軸にポストするとかなり後ろヘビーになって書きにくい感覚。胴軸に充分な長さがありますし、キャップは万年筆から外して筆記するのが良さそうです。
特徴は色々ありますが、安価で大容量タンク、安心のネジ式キャップということで、比較的ラフな使い方にも耐えられそうです。
Moonman T1は日本国内のレビューがまったくないのですが、海外のレビューに面白いことが書いてありました。
If you have ever wondered what would happen if you leave your Kaweco AL Sport and TWSBI Diamond in a drawer together for the night, well I have an answer for you, you’d get a T1.
Kaweco ALSportとTWSBI Diamondを一緒に引き出しに入れて夜にするとどうなるか疑問に思ったことがある場合は、答えがあります。T1を入手できます。(google翻訳)
つまり、Kaweco(カヴェコ)アルスポーツと、TWSBI Diamondに似てるんじゃね?ということです。
確かに、多角形なキャップ(カヴェコは八角形、Moonmanは十角形)や首軸のデザインはカヴェコに似てるかも。吸引機構はTWSBI Diamondと同じ設計っぽい。うん、両者の良いところを取り入れたMoonman、すごーい!





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