工具をただただ愛でる。その5。ベッセル/ビット差替グリップ220W&剛彩ビット

2025-11-16工具PB, vessel

ベッセル(VESSEL)のアイコンともいえるボールグリップ形状のビット差替グリップ220Wのご紹介です。合わせて+1/+2の両頭コンビ剛彩ビットも購入しました。

差し替えグリップとビットをセットで購入。これを組み合わせて、いわゆる差し替え工具を作る、という目論見です。

ボールグリップビット差替グリップ220W

こちらがビット差替グリップNo.220W。ビットを差し替えて使うグリップ部分です。MADE IN JAPANです!

対辺6.35mmの電動ドライバー用ビットが使用可能。全長40mm以下のビットは使用不可、とのこと。

対辺6.35mmというのは、電動工具や差替式工具なんかでよくある六角のサイズです。6.35mm=1/4インチサイズとも呼ぶそう。1/4インチはシブイチとも呼ばれ、ソケットレンチ用のソケットのサイズでも知られていますね(そちらは四角ですが)。

ベッセルのアイコンともいえるボール型グリップの形状を踏襲しています。ラバー製の滑り止めもありグリップ力は抜群です。

内部はよく見えませんけど、ボール状の突起がある模様。

AMAZON商品ページより

Amazon商品ページの画像にもボール状の突起があることがうかがえます。この突起でビットが簡単に抜けないように保持するのでしょう。

グリップエンドになんか書いてあります。ここでドヤる必要もないし、黒マステで消そうかな(笑)

消しました。

両頭コンビ 剛彩ビット +1/+2×110

ボールグリップと同じくベッセルの剛彩ビットです。ビット両端とも刃になっている両頭ビットで、両端の刃のサイズが異なるコンビネーションタイプ。+1+と+2の組み合わせを購入してみました。こちらもMADE IN JAPANです!

パッケージ裏面。こういうビットってだいたい2本セットで売られていますね。小生のようなアマチュアユーザーには1本で充分なのですけど、セット販売が多いのは購入者の多くがプロフェッショナルだからでしょうか。

ビットの長さは100mmです。というかベッセルでは+1/+2コンビは100mmしかラインナップがありません。

両頭コンビのビットは+2と-6、いずれも中くらいサイズのプラスマイナスの組み合わせが多いのですけど、マイナスドライバって最近は使う機会がないので、最もよく使う+2とちょっと小さい+1の組み合わせをチョイスしてみました。+1は小さめのガジェットなんかで割とよくあるサイズなのです。

こちらは+2。エッジの切れ目もシャープで工作精度は充分(素人目線ですが)。

こちらは+1。+2より先端がやや細く尖っているのがわかるでしょうか。

こんな素晴らしいメイドインジャパンの工業製品が実売400円程度で買えちゃうんです。凄いというか、安すぎません?安価に供給されることに感謝しつつ、小生は買って応援します!ベッセルさん!!

組み合わせる

差替グリップと剛彩ビットを組み合わせ、全長約175mmの+1/+2差替式ドライバの完成!

差替ドライバにはありがちなガタツキは小生の感覚では皆無で、ほぼ普通のドライバと同じ感覚で使えます。

Amazonではガタツキがあるとかビットが外れるとか割とネガティブなレビューも散見され心配していましたけど、グリップ内部のボールが効いているのか、ビットがすっぽ抜けるような感じは一切ありません。

話はそれますが、工具好きには厄介なピッキング防止法(特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律)という法律があります。この法律によると刃先幅0.5cm以上でかつ全長15cm以上のマイナスドライバは指定侵入工具とみなされ隠して所持することが禁じられています。

一般的なサイズの差替工具はプラスとマイナスなので指定侵入工具とみなされる可能性がありますが、こちらはビット(この場合はシャンクと呼んでも良いかも)両端ともプラスなので、どう頑張っても指定侵入工具となりえません。安心して所持できます。

ビットを何度か抜き差ししていると、このようなキズがビットに付いてきました。グリップ内のボール?がビットをしっかり保持している証です。

もちろん別のビットも装着可能。

こちらはベッセルの片頭+2/100mmサイズです。だいたい30mmくらいがグリップ内部に収まっている感じ。

普段使っているPB SWISS TOOLSのプラスドライバと比較。安定性、作業性はさすがのPBですけど、ベッセルのこの組み合わせも全然負けていません。なんでしたら、PBの工具はまあまあ高価なので、コスパを考えてベッセルのこの組み合わせを導入するのも全然ありだと思います。

でも、PBのドライバは本当に素晴らしいです。100均工具をお使いの方はぜひ1本だけでも買ってみてほしい。マジで世界が変わりますから。

ちなみに写真上の差替ドライバをずっと持っていました。実家にあった何十年も前の物と思われるドライバで、+2とマイナス(サイズ不明)を差し替えて使えるタイプです。

グリップに日産の名前が入っているので日産車の車載工具だったのかもしれません。ですがシャフトにサビが出てるほかメッキが剥げて刃先の精度が保てておらず、PBやwera、そしてベッセルの完成度を知ってしまった今ではもう使いたくない工具でした。

今回ベッセルの差替ドライバを導入できたことで、ようやくこの差替ドライバを引退させることができます。こんな工具ですが昔は結構使っていたんですよね。お世話になりました。

まとめ。工具は肉体の限界を突破させてくれるアイテムだ!

例えば弦楽器を演奏する方だと、右手に持っている弓の先端まで自分の身体と一体化して、どのようにもコントロールできてる!弓先の微細な振動、弓の毛のザラザラが弦に食いつく感覚までも手に取るようにわかる!という感覚ってあると思います。道具が自分の身体や感覚器を拡張させてくれるイメージ、いうか。

たぶん工具も同じで、例えばドライバを使ってネジを回すとき。ドライバの刃先とネジのくぼみとが嵌合している感覚、回したときの僅かなブレ、ブレを抑えるための適切なトルク管理(つまり力加減)、これ以上無理に回すとナメてしまうかも・・・という、ちょっとした違和感など、そんな微妙な感覚が工具の刃先から伝わってきて、確かなものとして感じることができます。良い精度の工具を使い、神経を集中させてネジを回すという行為は、ある意味マインドフルネスともいえるかもしれません。

そうでなくても、素手ではできない作業、身一つでは作り上げられないモノの製作が、良質な工具があれば可能となります。

つまり工具は、肉体の限界を突破させてくれる夢のアイテムなのです。たとえそれが今すぐ必要な工具でなくても、所有しているだけで自分の可能性を広げてくれるのです。

自分でも何を言っているかよくわかりませんが、結論。工具はいくらあっても良い!

さあ、良質な工具を買いましょう!

2012年の記事ですが、プロのレビューがありました。

2022年の記事でも、引き続きベッセル差替グリップの姿がありました。プロの使用にも耐える工具と分かり、個人的には信頼感がさらに高まっています。

工具PB, vessel

Posted by Hermitcrab