腕時計スタンドを自作する。その1~構想編

出先から帰ってきて、腕時計を外して机の上にポイッ。こんなにもゴチャッと腕時計を置きっぱなしにするの、イヤだ・・・!
機械式腕時計の定位置が欲しい、ということで、腕時計スタンドを自作する、というネタです。数回に分かれると思いますが今回の記事は構想編。どういうものを作るかを検討します。
突然増えてきて、行き場もなく無造作に置かれたままの腕時計たち。

こんな場面を思い出しました。S.キューブリック監督の映画「時計じかけのオレンジ」で、夜遊びから帰ってきた主人公アレックスが戦利品をベッド下の引き出しに無造作に投げ込むシーン。
↑プライムビデオにありました。戦利品は紙幣と腕時計が多いですね。しかもレザーバンド仕様が目立ちます。男性用のサイズが多いように見えますので、彼らの略奪の対象は男性が多いのでしょうか。時計じかけのオレンジは1971年公開、近未来のロンドンを舞台にしていますけど、高級な嗜好品といえばやはり腕時計なのでしょう。
ともかく、コレに近い置き方をしていては腕時計たちが無駄に傷だらけになってしまうばかり。とはいえ、キラキラしてきれいな機械式腕時計たちですから、引き出しにしまい込んでしまうのではなく、いつでも見ていたい。
そう、腕時計をディスプレイするスタンドを導入したいのです。
まずはAmazonにどんなものがあるか探してみました。
よくヒットするのはこちらですね。静岡にある豊岡クラフトの木製腕時計スタンドです。1つ掛けと2つ掛けがあり、落ち着いた色合いが魅力です。時計の文字盤の角度は比較的きつく70°と、ほとんど縦置きくらいの角度で保持する仕様。
こちらは広島県府中市で製造しているWatchLifeのスタンド。豊岡クラフトに比べ、角度がなめらかで腕時計の文字盤が45°くらいになります。
こちらはかなりシンプル・コンパクトな造形。この色のほか、落ち着いたウォルナット、木材の素材の色を生かしたナチュラルのカラーバリエーションがあります。
こちらは、今回紹介したものの中では格安ながら、木の塊のような安定感があり、気になる製品です。
旭川市の工房が制作するスタンドもありました。2本掛けのほか、1本掛けタイプもあります。
メーカー名から想像するに中国製だと思われますが、他にはないデザインが面白いですね。違う角度から見ると家の屋根に時計が掛かっているように見えるようで、木に抱かれた時計という趣きが安心感をもたらしてくれそう。
こんなにシンプルなものも見つけました。
ネックレス、ブレスレットなどアクセサリーと一緒に掛けられるタイプもあります。翌日に身につけるアクセサリーを準備しておくのにも役立ちそうです。
木材以外だと、こういうタイプもあります。知的な感じのするインテリアに合いそう。
クリアタイプも、ディスプレイ用でよく見かけますね。Aliexpressにもあります。
こんなものも。ゲテモノに近いですが、刺さる人には刺さりそうw老執事などバリエーションもあります。
SEIKOがノベルティとして購入者にプレゼントしている腕時計スタンドもあるそうです。
ヒノキ材を削り出して作られているようで、シンプルながら腕時計をスマートに保持し見せるという基本性能をバッチリ押さえた製品。市販したら売れそうですが、あくまでノベルティの扱いのようです。中古市場にわずかに出ていますが、かなりいいお値段がします。
ここまで色々と市販品を見てきましたが、今のところどれも購入には至っていません。
小生的に気になるポイントはというと、どの製品も腕時計を保持する部分のサイズ感が好みではない、ということ。

例えば一番最初に紹介したこちらの製品、ブレスが下についてしまっていますね。どうでもいいといえばどうでもいいのですけど・・・小生的には、ブレスが下につかない方が好みです。
腕時計を保持する部分がもう少し大きければ、ブレスが下につくことはないのですけど、どうしてこんなにもルーズなサイズ感なのでしょうか。
察するに、製品化するためには、長いブレスや短いブレス、レザーやウレタンバンドなど、幅広いサイズや素材の腕時計にマッチする設計にしなければなりません。そのためにこのような汎用サイズの設計にならざるを得ないのでしょう。
逆に、小生が所有する腕時計は、メタルブレスのものはほぼ同じ長さに調整しています(当然ですねw)。ですから、汎用サイズの腕時計スタンドではなく、小生の腕時計に合ったジャストサイズな腕時計スタンドが自作できれば、フィット感も満足度も無限大・・・!
というわけで、市販品の購入はあきらめ、スタンドを自作することに決めました。
つづく。
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