Elektron Model:Cyclesをモバイル運用するためのUSB給電ケーブル2種を試す。

2024-04-28ガジェット, 音楽

FM音源ベースのグルーヴボックスElektron Model:Cyclesの給電には、付属のACアダプタのほかUSB給電も可能で、モバイルバッテリー等を使えばモバイル運用も可能になります。

そこで必要になるのがUSB電源をModel:Cycles(以下m:c)に入力するためのケーブルです。ネット検索すると定番製品があるようでしたが、他のケーブルも見つけたので、両方購入して使い勝手を比べてみました。

比較すると2本のケーブルの特徴が見えてきましたので情報を記録しておきます。

m:cには2つの電源入力がある

m:cの電源入力を見てみます。まずはこちら。本体後部に専用ACアダプタを接続するジャックがあります。入力は5V1A、センタープラス。

こちらが専用ACアダプタ。型番はPSU-4b。出力は5V1.2Aで、プラグ形状はもちろんセンタープラスです。

m:cにはもう一つの電源入力があります。左側側面にあるフタを取り除くと・・・

ジャックが現れました。実はこのジャック、一時期発売されすぐにリコールで販売中止されたm:c用モバイルバッテリーを接続するものなのです。

Elektron Model:Cycles取扱説明書より

取扱説明書にも電源部についての記載がありました。電源入力というのが専用ACアダプタを接続する部分のことで、バッテリー電源が本体側面の入力部分のことです。コネクタのサイズも明記されています。センターポジティブ=センタープラスです。

バッテリー電源はもともと専用のリチウムイオンバッテリーを想定されていますので、規格にあうUSBケーブルがあれば汎用モバイルバッテリーで給電できるはず。という想定で、ネット情報をもとに見つけ購入したケーブルを紹介します。

バッテリー電源用USBケーブル

カモン(comon)電源供給ケーブルDC-5521Aです。

製品画像のとおり、一方がUSB-A、もう一方がプラグになっています。プラグサイズは外径5.5mm内径2.1mm、センタープラスで、m:cのバッテリー電源入力に接続できるサイズです。

電源入力用USBケーブル

もう一つはこちら。パッケージに何も記載がありませんが、KAUMO(カウモ)USB電源ケーブルです。外径3.5mm内径1.35mm、センタープラスです。

小生が購入したのはこちら。安価なストレートタイプ。

L字タイプもあります。

要するに、プラグサイズ(外径と内径)とセンタープラスかマイナスかが合致するケーブルを探せばOK。大電力を流すのであればケーブルの品質も気になりますけど、m:c専用ACアダプタの出力は前述のとおり5V1.2A程度なので、USBケーブル規格から外れた大電力を流すわけでもありませんし。

電子部品ショップが近くにある方は、そちらで探してみるのも良いかもしれませんね。

使用テスト

バッテリー電源用ケーブルからテストしてみます。モバイルバッテリーはAmazonから抹殺されて久しいRavPower製で、5V2A出力が可能なタイプです。

写真のとおり、m:cは問題なく動きました。ただパネル輝度やボタンのLED照明が、ACアダプタ運用のときより暗いです。電力をチェックしてみると、5.05V0.27Aの約1.4W程度で動いていました。

こちらは電源入力に接続した場合。ACアダプタの代わりにモバイルバッテリーを接続した形になります。サウンドはバッテリー電源のときと変化はないっぽいですが、LEDなどの照明が如実に明るくなりました消費電力は5.05V0.30Aで約1.5Wでした。消費電力が若干増えたことで、LEDなどの照明が明るくなったって感じですかね。

まとめ

楽器として最も重要なのはサウンド面ですけど、両者のケーブルでサウンドの違いは感じませんでした。ですが若干消費電力が高いということで、照明が明るくなることもありますし電源入力用ケーブルの方がサウンド面でも良いかもしれません。

一方で、電源入力用のUSBケーブルの使用はm:cとしては想定していない可能性があり、不具合が起きる可能性がゼロではありません。より安心なm:cライフのためには、バッテリー電源用ケーブルを使っていくのもアリかも。

小生は、よりLEDはが明るくなる電源入力用ケーブルでの運用で行こうと思います。

いずれのケーブルでも、5V0.3A程度の低電力でm:cは動いていたことは驚きですね。こんなにパワフルでクールなグルーヴボックスなのに!

おまけ。m:c用のケース

m:c用ケースはケースメーカーから販売されていますけど、8,000円くらいするのでとても買う気になれません。

ひとまずノートパソコン用のネオプレンケースに入れていましたが、持ち運び用にはハードケースも欲しいところ。

m:c愛好家さんからの情報をもとに、小生もセリアでケースを買ってきました!m:cとケーブルをいれると、底面も厚さもサイズぴったりです。

このケースはB5サイズタイプで、和泉化成株式会社製。100円+税でなんとMADE IN JAPAN

ケースにいれるとホコリよけになるのはもちろんのこと、このように本棚などに縦置きできるのも良き!

このケースはAira Compactシリーズを入れるのにもよいです。

ケーブルやケースばかり紹介していますが、先人たちに習ってm:c演奏の練習もしています。そのうち動画をアップしたいな~

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Posted by Hermitcrab