パソコンを廃棄するためにハードディスクのデータを完全消去しよう!
15年ほど前に自作したデスクトップパソコンを廃棄することにしました。パソコン本体はマテックに持ち込めば無料で回収してくれますけど、ハードディスクのデータは削除しておきたいです。データの消去は、Windows上で「削除」をするだけでは不十分です。なぜなら、「削除」というコマンドはデータの在りかを見えなくしているだけなので、専用のソフトを使用すると丸見えになってしまったり、LINUXなど異なるOSでは丸見えになってしまうことがあります。また、Windowsが使用している領域はWindowsでは削除できません。ということで、その名もDESTROYというソフトを使ってデータ消去に取り掛かりました。
こちらのサイトを参考に、DESTROYの入ったUSBメモリを作成します。
USBメモリからPCをブートさせるためにはBIOSの設定が必要です。さて小生のパソコンは・・・というと、
なんとBIOSが古すぎるせいか、ブートドライブの選択肢にUSBが表示されず、USBメモリを指定できません!BIOSをアップデートすれば対応できるのかもしれませんが、そもそもこんな古いBIOSにアップデータがあるかどうかわかりませんし探す時間ももったいない・・・仕方なく路線変更し、CD-Rでブートさせることにしました。DESTROYにはISOイメージファイルも入っていますので、このイメージファイルをCD-Rに焼けばブートメディアの出来上がり。
DESTORYが起動しました。消去するドライブや消去方法を選択すると・・・
ビープ音とともに、最後の確認メッセージが出ます。ためらいなく“Y”を押下します。
ハードディスクのデータ消去が始まりました。消去というか、画面の上にあるとおり、ハードディスク記録域の全域に渡って3回データを書き込みます。1回目は乱数を、2回目は別の乱数を、3回目は“ゼロ”を書き込みます。これは米国国家安全保障局の勧告による消去方法だそうですので、まあ一般ユーザーレベルでは充分すぎる対応といって良いのではないでしょうか。
データの書き込みにはハードディスクの容量や転送速度によって時間がかかります。最初に行ったSATA500GBには約2時間×3回の時間がかかりましたが、次に行ったATA120GBには7時間×3回の時間がかかりました。この次は、先代のデスクトップから取り外してこのパソコンに接続していたATA80GBのハードディスクの消去ですが・・・それこそ20年くらい前のハードディスクですから、どれだけ時間がかかることやら・・・まあ消去が開始したら放置しておけばよいのですけどね。
マテックは北海道の会社ですが、皆さんのお住まいの地域の回収業者を探してみて下さい。無料で回収してくれるところがあるはずです。
こちらに同じBIOSでUSBブートを可能にする設定が紹介されていました。もしかしたらUSBメモリ有効化関係の設定に不備があったのかもしれません。
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