クラファン出資していたCIO NovaPort TRIO2 3Cが届いたので速攻レビュー!

2025-07-21PC, ガジェット, スマホ・AndroidCIO

CIOの最新USB充電器NovaPort TRIO2が届いたので、さっそく使い倒してみました。

スマホもPCもコレ1台!67W対応世界最小級充電器 NovaPort TRIO2|マクアケ – アタラシイものや体験の応援購入サービス

CIOは大阪に拠点を置くメーカーで、USB充電器、モバイルバッテリー、充電ケーブルなどを製造販売しています。量産化された製品はAmazonなどでも流通していますが、新製品はMakuakeでクラウドファンディングすることが多いようですね。製品化までの資金をクラファンで調達し、製品化の暁には出資者に還元、量産して利益を出し次の製品を企画する・・・言葉にするのはたやすいですが実際は茨の道でしょう。メーカーの不断の努力に頭が下がり、その気持ちが出資するモチベーションにもなります。

小生のもとにNovaPort TRIO2が届いたのは6月16日(土)でした。その2日くらい前に出荷連絡がありました。当初は5月中に発送完了の予定だったようですが、製品表面のシボ加工の調整に時間がかかったようで到着が遅れたそうです。

そもそもクラファンはECサイトで既製品を購入するのとは異なり、製品の完成が遅れたり、最悪製品化ができないことだってあります。CIOだって例外ではありません。出資者は少々のトラブルも鷹揚に見守る懐の深さを持ちましょうねー。

開封

パッケージを出してみます。小生が応援購入したのはホワイトの3C(Type-Cポート×3)タイプ。ブラック/ホワイトのカラバリと、3C/2C1A(Type-C×2、Type-A×1)のバリエーションがあります。

内容物はこんな感じ。

各部をチェック

NovaPort TRIO2 ホワイト3Cモデルです。

Type-Cが3つ。端子はCIOコーポレートカラーの紫色です。

両サイドと電源プラグがある奥側はきっちり仕上げられた平面で、前面および上下はややラウンドしています。キリリとした印象の平面と柔らかな曲線とで構成された秀逸なデザインです。

電源プラグは収納式。プラグ根元は絶縁されていますが、こちらは2になってアップデートされたポイントの一つのようです。

仕様

充電性能が細かくプリントされています。小さくて見えないので(笑)以下に転載します。

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充電仕様は3C/2C1Aとで微妙に違います。以下の画像のほうがわかりやすいかもしれません。

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USB-Aポートの最大出力が18Wなことに加え、複数ポート充電時のC1ポートの挙動が異なります。2ポート使用時、3Cタイプは最大65Wで自動振り分けとなっていますが、2C1AタイプのC1ポートは、C2併用時は自動振り分けのもののA1ポート併用時は45W固定です。同様に3ポート使用時のC1ポートも45W固定。3Cタイプは3ポート使用時は最大30Wしか出力されません。

つまり複数ポート使用時に安定的に45W出力がほしい場合は、2C1Aタイプを使用するほうが良いということになります。

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公式サイトにも、2C1Aは3台同時充電時でも45W出力が可能と書かれています。

サイズ感&重量

とにかく小さい充電器です。このように指先でつまめます。

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従来品よりもさらに小型にしたとのこと。これ以上小さくなると紛失するレベルです。

玉子と比較する公式画像をよく見たので、小生も撮影してみました。公式はNovaPort Trio2を横置きにしてますけど、小生は縦置きに。玉子に近いサイズ感です。

実測重量は103gでした。公式スペックでは113gとのことです。

6.67インチスマホRedmi Note 10proと比較して。

これまで使っていた充電器と比較して。これまでのも充分小さかったけど、更にコンパクトになったNovaPort TRIO2!

調整に時間がかかったというシボ加工はこんな感じ。従来よりシボが細かくなったというレビューも見かけました。

シボ加工って、単に表面仕上げが適当でザラザラしちゃってるというわけではないんですよね。このシボ感を金型で安定的に作るにはかなりのノウハウが必要なはず。

充電してみた(1ポート)

ThinkPad X260に給電してみます。ケーブルはモチット変換アダプタを挟んでいます。

表示のとおり約55Wで給電できています。X260純正のACアダプタは65Wですから、ほぼスペックどおりの給電ができていますね。

ちなみにX260がスリープしているとき、つまり充電だけを行っているときは、約31W給電になっていました。

Redmi Note 10proを接続してみました。ケーブルは先ほどとは色違いのモチットです。

表示のとおり19W充電できています。純正充電器を使っても9.3V2.3A=21.39W程度での給電なので、こちらもこのスマホには充分な給電能力です。

モチットは安価なのに60W対応でしかも流行りのシリコンケーブルです。しかもパステルカラーで可愛いのでオススメです。パステルカラーが苦手な方のために、ブラックやホワイトのカラバリもありますよ。

充電してみた(2ポート)

PC(X260)とスマホ(Redmi Note 10pro)の同時充電をしてみます。接続直後はこんな感じで、PCは34Wくらい、スマホもW数は不明ですが高速充電と表示されるくらいの給電になりました。

ただPCへの給電電圧は、19V程度で維持するも電流が1Aを切ってしまう状態に・・・

そしてPCには、飛行機モード移行のアラートが表示されました。

飛行機モードは簡単に言うと給電能力が低い状態のことです。どうやら同時に接続しているスマホが高電力を要求しているので、その影響でPCへの電力供給が弱まっているようです。

飛行機モードへの移行は、実は従来の充電器でも起こっていました。もしかしたら、X260がどんな状況でも電力を要求するワガママな仕様ではなく、ほかに高電力を要求するデバイスがあればそちらに譲るジェントルなPCだからなのかもしれません。

なお飛行機モードでは充電が遅々として進みませんが、PCの動作自体にはあまり影響がない程度の給電はできているようです。さらに、スマホの充電を止めると自動的に通常モードに復帰することは確認できました。

充電してみた(3ポート)

PCとスマホ、そしてタブレット(Xiaomi Pad 5)の3台を充電してみました。

先ほどのようにPCは飛行機モードに移行し、スマホはただの充電中表示に。高速充電はタブレットに持っていかれたようです。

この3台ではタブレットが最も充電性能が低い(要求する電力が低い)のですけど、均等に電力を割り振った結果、タブレットへは要求通りの電力が行っているのかも。3台を接続しているときは最大で30W+20W+10Wの給電になるはずですが、今どんな状況なのか検証のすべがありません。電力チェッカーをあと2つ用意すれば、このあたりの検証ができそうですが、どうしましょうかね。

なお、デジカメやワイヤレスイヤホンなど5V1A程度の低電力しか要求しない機器と同時充電するときは、PCが飛行機モードに移行してしまうことはありませんでした。

まとめ

1日でいろいろと検証したり撮影したりであっという間に夕方に。もう疲れました💦

そんなときはNovaPort TRIO2のシボ加工を触ると癒やされます。心の平安にもNovaPort TRIO2はオススメです。

まあそれはともかく、小型なのにこれまで所有していた充電器をほぼ置き換えても良いくらいの魅力と性能を持ったNovaPort TRIO2。X260に給電能力を全振りして欲しいときだけ、同時接続する機器を気にしたほうが良いくらいで、ほかにネガティブな要素が見つかりません。

Type-Aポートとはまだ完全に決別できないので、C2A1も応援購入しておけばよかったかも・・・今後の量産、流通に期待したいです。